焼肉店の開業時にそろえるべき設備と内装費用のしくみ

焼肉・ステーキ

焼肉屋を開業したいという方は、大体お店のコンセプトは決まっていると思います。どういうお店にしたいのか、それは自分の頭の中で描くことが出来ると思いますが、実際、開業しようとした場合は、どのような設備を整えれば良いのでしょうか。

そして、内装はどうすればお客様に評判が良くなるのでしょうか。

この記事では、焼き肉店の開業時にそろえるべき設備と内装費用についてお話していきます。

焼肉店はコンセプトの都合上費用がかかる?!

通常の飲食店であれば、テーブルがあれば、お客さんを受け入れることができます。でも、焼肉屋はどうなのでしょうか。ご存じの通り、焼肉屋はテーブル一台につき、一つの調理器具が必要になる為、準備にお金がかかってしまいます。

調理器具もそうですが、例えば肉を焼くときに使用する網。これもお客さんから変えて欲しいという要望があれば対応しなければいけないので、テーブルの枚数以上に網が必要なるなど、かなりの費用がかかると考えられるでしょう。

また、調理器具さえあれば焼肉屋をオープンすることは可能なわけですが、どのようなお店にするかによって費用は大きく変わってきます。例えば、学生をターゲットにした「肉を食べるだけ」の焼肉屋であれば、費用を抑えることが出来ますが、サラリーマンや女性をターゲットにした場合は話が違ってきます。

肉の質にもこだわる必要がありますが、内装やお皿などの食器、店内の装飾にもこだわらなければ、他店舗との争いに勝つことができないので、ここは必須となってしまいます。このように、他店舗との競争を勝ち抜くお店作りにこだわれば、こだわる程に費用がかかるのも焼肉屋を開業する際の、ちょっとしんどいところかもしれませんね。

焼肉店で準備すべき設備と費用

具体的に焼肉屋を開業する時は、いくら位かかってしまうのでしょうか。その話をしたいと思いますがその前に、必要採点の設備についてお話していきます。

まず必要となるのが、店内での煙の充満を抑える無煙ロースターです。これがないと、店内は煙だらけとなってしまい、お客さんにとって居心地の悪い場所となってしまいます。

そして、この無煙ロースターですが、1台につき30万円ほどとかなり高額になっています。尚、ロースターに関しては無煙ではない通常のものもありますが、お客さんの満足度を考えれば、無煙一択になると思われます。

次に、煙を吸い取る吸煙設備も必要となります。無煙ロースターにすることである程度煙を抑えることは出来ますが、防ぐことは出来ないので、必須のアイテム。これに関しても1台あたり20万円と決して安くはありません。

あとは、店内全体のダクト工事が必要になってきますが、正直、値段がかなり高く安くても150万円程度なっています。ではここで、これらを合計するといくらになるのか考えていきましょう。

例えば、客席10で開業したとします。

  • 無煙ロースター10個×30万円=300万円
  • 吸煙設備10個×20万円~200万円

  • ダクト工事費用150万円

これだけでも650万円とビックリの数字になるのですが、その他、調理器具やシンク、食洗機や業務用冷蔵庫などが必要となり、安く揃えたとしても全体で1000万円はかかってくることでしょう。

焼肉店の内装づくり、インテリアのポイント

開業で膨大な資金がかかってしまう焼肉屋。中には、ケチってしまう方もいるようですが、それだけは絶対にお勧めしません。なぜなら、室内で肉を焼く焼肉屋では、煙と油とは切っても切り離せない関係にありどれだけ快適にお客様に食事をしてもらうかが商売のカギとなっているからです。

まず、内装のポイントについてですが、壁や床は耐水、耐油に優れている素材を使用するようにしましょう。他の素材にしてしまうと、店内が油でギトギトして、不潔な空間となってしまいます。

通常の素材の方が費用が安いので、ついついそちらに目が行ってしまいますが、これでは後に経営で苦労するのは目に見えています。

次にインテリアについてです。清潔な空間を提供する内装が基本となるのですが、そこだけにこだわってしまうと、店内はとても味気ないものとなってしまいます。インテリアに工夫をこらしてオシャレな空間を演出するようにしましょう。

しかし、ここにこだわりすぎて費用をかけるのはNGです。あくまで、予算の範囲でインテリアにこだわって欲しいのですが、簡単なのは店内の置物です。例えば、レジの部分にちょっとしたオブジェを置いてみたり、箸立てをオシャレなものにするなどで十分です。

インテリアというと、置物を連想しますが、お客様が使う食器も飲食店ではインテリアの一部となっています。このように、お客さんが使うアイテムをオシャレにすると、絶対にお客様に気付いてもらえて「オシャレなお店」と認識してもらえる為に、リピートに繋がりやすかったりもします。

内装がおしゃれな焼肉店

どのような焼肉店がオシャレとしてお客様に認識してもらえるのでしょうか。

これについてはデザインを学ばないとなかなか難しかったりもするので、一応、参考パターンを記載しておきます。

竹藪の中で焼肉?竹のオブジェを使った焼肉屋

高級焼き肉店などでは良く見られる傾向なのですが、店内に竹のオブジェを使うことで、とてもオシャレな空間を演出することが出来ます。飲食店では、隣のお客様との間に仕切りを用意していますが、この仕切りを竹で行うというものです。

笹の葉がついているオブジェを使えば、隣の視界も気になりませんし、まるで竹藪の中で焼肉を食べているような気分になることができます。緑があり、癒し効果もあるので、リラックスして、より美味しく焼肉を食べられるのがお客様のメリットとなることでしょう。

店内面積が広いと用意するオブジェの数も増えるので、若干初期費用はかかりますが、話題性はあるので、後の集客を考えれば選択の一つとして考えるのはありだと思います。

まるでBAR?大人の空間を演出する焼肉屋

焼肉屋と言えば、広い空間でガヤガヤとしているイメージが強いですが、このイメージを利用して静かな焼肉店を作るのも面白いでしょう。イメージ的にはBARとなります。カウンターで並んで焼肉を食べる。

店内は全体的に薄暗く、テーブル席も落ち着いたロダン風のデザインとなっていれば、そこは焼肉屋という名の大人の空間が広がることは間違いありません。この内装の良いところはインテリアにお金をかける必要がないことです。

アイテムで空間を演出するのではなく、雰囲気でオシャレを作っていくので、初期費用を抑えることが出来ます。こだわるべきポイントがあるとすれば、スタッフの服装でしょうか。

スタッフの服装をバーテンダーっぽいもので統一すれば、店の雰囲気とマッチして、他の焼肉店と差別化する焼肉店の完成です。

まとめ

以上、焼肉店の開業時に揃えるべき設備と内装費用、さらには、オシャレな焼肉店についてお話してきました。設備に関しては、絶対に必要になり、費用もかかってくるものですが、お客様ウケする内装に関しては工夫ひとつで費用を抑えることが可能となります。

あなたがどういうコンセプトで焼肉屋を開業したいのかをまずは整理して、そこから「お金をかけて作る」のではなく「アイデアで作る」という視点で考えてもらえればと思います。

そうすれば、ライバル店との競争に勝ち抜ける繁盛する焼肉店を作ることができることでしょう。