コンセプト勝負で焼肉業界を生き残るために

焼肉・ステーキ

コンセプト勝負になってきた焼肉業界の変化とは

一昔前までは焼肉というと低価格でたくさんのお肉を食べたいという人が多かったはずです。実際、焼肉食べ放題が当たり前だった時代もありますよね。しかし、今はどうでしょう。焼肉食べ放題のお店よりも品質を重視した安全・安心のお肉が食べられるお店の方が人気となっているのはご存じの通りです。

食材のクオリティにこだわり、量より質にこだわる人が圧倒的に増えてきています。もちろん、金額は食べ放題に比べて高くなるし、食べる量も減りますが、それでも食への安全性を求める人やヘルシー志向の人が増えており、少しお高いお肉を食べる人が増えてきているのが現状です。

日本の焼肉業界は一歩先に踏み込んだ状態に突入しましたが、いくら良いものを提供していても売れなければ意味がありません。そこで、重要なのがお店のコンセプトになってきます。

圧倒的に集客するためにコンセプトづくりが大事

飲食業界は常に入れ替わりが激しい業界です。「あれ?こここの間まで違うお店じゃなかったっけ?」という場所がたくさんあります。集客をするのがとっても大変で、結果的にお店がつぶれてしまうことも多いんです。

なぜこういうことが起こってしまうのかというと、お店の数が多すぎるという問題もあります。誰でもお気に入りのお店を見つけたらそこに頻繁に通いますよね。そうすると、お客様に選ばれることのないお店はどんどん潰れてしまいます。

そんな状況の中、少しでも多くのお客様を集客しなければなりません。しかし、そのやり方が分からず、間違った方法で集客に時間やお金をかけているお店も非常に多いんです。一生懸命フリー雑誌やネットにお金をかけて集客を頑張っているかもしれませんが、実はお金をかける場所はそこではありません。

お客様を集客するためにはお店のコンセプトに着目し、お店の良さを伝えていく必要があります。どうやったらお客様を集客できるかは後程解説していくとします。

何故お客様を集客できない焼肉店が存在するのか?

あまり流行っていない焼肉店でも実はとっても美味しいお肉を使っていたり、品質にはどこにも負けない自信のあるお店は非常に多いです。しかし、なぜか売上がアップしない…お客様がなかなか来てくれないので、美味しい焼肉を食べてもらえないと考えている人は、まず考え方を変える必要があります。

実は商品を作ることよりも商品を売る方がとっても大変なんです。モノづくりをしている人もそうですが、どれだけ良いモノを作っても結果的にはそれが売れないと意味がありません。ですので、良い商品を作ることも大切ですが、圧倒的に売る方が難しいということを覚えておかなければなりません。

では、繁盛している焼肉店とそうではない焼肉店ではどんな違いがあるのでしょうか。それはコンセプトの違いです。繁盛しているお店にはきちんとしたコンセプトがあります。ブレがありません。

そして、そのコンセプトをお客様に伝えようと常に努力しています。それは商品である場合もありますが、お店の雰囲気だったりもします。実は、商品よりもお店の雰囲気は結構重要でその空間にお金を落としてくお客様は多くいます。

逆に集客が上手くできていないお店はコンセプトにブレがあり、何を売りにているのか分からないお店が多いです。例えば焼肉店の場合、普通は○○牛がおすすめ!と書いてあるのが普通ですが、なぜだかパスタがおすすめになっていたり…お客さんからすると「ここは何のお店?」ってなってしまいますよね。

また、すぐに流行に乗っかってしまうお店も危険です。コンセプトが一貫していないので、一時的には良いかもしれませんが、流行が過ぎ去った後は閑古鳥が鳴いているかもしれません。もし、本当に集客をアップさせたいと思っているのであれば1から自分のお店のことを考える必要があるでしょう。

集客アップのカギとなるコンセプトとは?

「コンセプトが大事」というのはよく聞くフレーズですが、そもそもコンセプトって何なのでしょう。辞書で調べてみると概念とか観念、テーマという言葉がでてきますが、焼き肉店におけるコンセプトは、「お店としてこれだけは曲げられないこと」「お店の理念や目的」という意味になります。

「なぜ焼肉店を経営しているのか」「何をお客様に伝えたいのか」という質問にしっかり答えられるのであればお店のコンセプトはできているということです。当たり前ですが、お店をオープンする時はみんなそれぞれしっかりした理念を持っていると思います。

  • 知らない人同士でもワイワイ一緒に食べられるようなお店にしたい
  • お1人様でも気軽に入れるようなお店にしたい
  • 珍しい品種の焼肉が食べられるマニアックなお店にしたい
  • 本当に美味しいお肉をみんなに食べてもらいたい

などなど、どんなお店にしたいのかしっかりテーマを持ってお店を立ち上げたハズです。

これをしっかりお客様に伝えられているでしょうか。集客力をアップさせるためにはこの想いを確実にお客様へ届ける必要があるのです。

また、お店を続けていくうちにいつの間にかコンセプトがブレてしまってお店の魅力を十分に伝えきれていないお店も多いです。「このお店ではこんなに美味しい料理を食べることができるんだ!」ということを伝えられるお店にしていかないとお店繁盛しません。

コンセプトのブレをしっかり見直すことで自分のお店を客観的に見てみましょう。「何のためにお店があるのか」「誰のために何を作っているお店なのか」をしっかり考えて、数あるお店の中から自分のお店を選んでもらえるようにしっかりした理由を作りましょう。

集客アップに繋がる正しいコンセプトの作り方

それでは、集客アップにつながるお店の作り方について解説していきたいと思います。集客が上手くいくコンセプト作りには重要なポイントが2つあります。

・何をウリにしたいのか

・ターゲットは誰なのか

以上、2点です。お店のウリとは単におすすめの商品を指すのではなく、自分のお店でしかやっていないサービスも含まれます。例えば、美味しいA4ランクのお肉を提供しているだけでなく、焼き方にもこだわりを持っていて、食べ方にもこだわっているお店などはまさにそうです。

同じお肉でも焼き方や食べ方が違うだけでこんなにも美味しく食べられるというのが分かれば、お客様もリピートする確率が上がりますよね。様々なこだわりを持つことで、他店との違いをアピールし、数あるお店の中から自分のお店が選ばれるよう努力しましょう。

そして、お店のウリが決まったら次はそれを誰に伝えたいのかが重要になってきます。みんなが美味しいというお店は基本的にはありません。なぜなら、みんな好みや嗜好があるからです。そこで、どんなお客様に来てもらいたいのかを考えてみましょう。

例えばサラリーマンに来てもらいたいのか、ファミリー層重視なのか、若い女性がターゲットなのか、考えてみましょう。誰に何を食べさせたいのかが決まれば後は売り方を決めていくだけです。

例えば珍しいお肉を若い女性をターゲットにして呼び込みたい。というのであれば、若い女の子が好みそうな内装や外装にし、ホールスタッフにイケメンを雇うなど細かく自分の理想に近づけていくだけです。こだわればこだわるほど、お店のコンセプトがお客様に伝わり客足は伸びることでしょう。

まとめ

以上が、今の厳しい焼肉業界を値段ではなく「コンセプト」で生き抜くための方法となります。顧客満足度という言葉がありますが、コンセプトを固めて、お客様が満足するサービスを提供することが出来れば、例えライバル店が値下げ戦略に出ても今の金額で勝負することができるでしょう。