ワインの種類を理解しておこう!ワインの種類に合った料理を紹介

飲食店

ワインで乾杯

日本人にとってもすっかりおなじみになったワインですが、「ワインは好きだけどどんな種類があるかわからない。」といったお客様も多いのではないでしょうか?お店側としても、ワインは好きだけど、あまりよくわからないというお客様の要望に応えるために、ワインの種類に関する知識をしっかりと身に付けておくことがより質の高いサービスの提供に繋がります。

それでは、サービスを行う際に、どんなワインの種類を知っておけば良いのでしょうか?

ワインってどんなお酒なの?

ワインとぶどう

ワインとは、ぶどうを原料とした醸造酒の事で、お酒の中でも極めて歴史の古いお酒の一つと言われています。ぶどうは有史以前から自生し、人々に珍重されてきた果実の一つです。貴重な食料として保存されていたぶどうが自然につぶれ、その果汁がやがて発酵し、アルコールを含む液体となったのが、ワインの原型になります。古代エジプトの壁画や、旧約聖書にも登場しているくらいですから、いかに古い歴史を持つかわかると思います。ワインはわたしたち人類ととても長い付き合いのお酒なのです。

また、現在3つに分類されているお酒の中で、ワインはビールや清酒とともに、果物や穀物などの原料を発酵させて造った「醸造酒」に該当します。

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ワインの種類とそれぞれの特徴とは

ワインボトルたくさん

難しいと思われがちのワインですが、その種類は4つだけです。

製造法によって「スティルワイン(非発泡性ワイン)」、「スパークリングワイン(発泡性ワイン)」、「フォーテファイドドワイン」、「フレーバーワイン」など4つの種類に分けられています。詳しく、その特徴の違いを見ていきましょう。

スティルワイン(非発泡性ワイン)

炭酸ガスを含まない状態で製品化されたワイン。一般的に「ワイン」といえば、このスティルワインを指します。赤・白・ロゼがあり、アルコール度数は9~15度程度です。

スパークリング・ワイン(発泡性ワイン)

炭酸ガスを中に封じ込めた発泡性のあるワイン。フランスのシャンパーニュ地方で造られたシャンパンがその代表的なものとして知られていますし、他にもスペインのカヴァ、イタリアのスプマンテがあります。

フォーティファイド・ワイン(酒精強化ワイン)

ワインの醸造過程で、あるいはベースとなるワインにスピリッツ(ブランデーなどの蒸留酒)を添加して、全体のアルコール度数を15~22度程度まで上げて味わいのコクや保存性を高めたワインを指します。スペインのシェリー、ポルトガルのポートワインやマデイラ、イタリアのマルサラなどが代表的なものとして挙げられます。

フレーヴァード・ワイン(アロマタイズドワイン/香味付けワイン)

スティルワインに薬草や果汁、香辛料、甘味料などを加え、独特の風味をつけた香りを高くしたワインの事です。スペインのサングリアやイタリアのヴェルモットなどが有名で、食前酒や食後酒、またカクテルの原料などに用います。「マティーニ」の副材料であるヴェルモットが有名です。また、ぶどう以外の果物でつくった醸造酒は「フルーツワイン」といわれます。果実を圧搾し、果汁に酵母を加えて発酵させたものです。原料はリンゴ、もも、さくらんぼ、いちご、キウイなどさまざま。フランスではリンゴを原料とした醸造酒シードルが古くから愛され、世界的にも有名です。

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ワインの種類によって合う料理が違う!

ワインとチーズ

ワインの種類が違うと、そのワインにあう料理も当然、違ってきます。

かつては一般的に「肉料理には赤、魚料理には白」と言われていましたが、最近はそれだけにとらわれることはなくなってきました。ワインは、酸味、甘味、渋み、うま味、果実味などが混在し、香りの成分もさまざまです。ワインと料理のマリアージュ(組み合わせ、フランス語で結婚という意味。)で重要なのは、お互いを引き立て合うバランスを重視することです。酸味が特徴のワインには酸味のある料理、濃い重めのワインには、料理も濃厚な味のものを合わせるのが基本で、一般的には次のようなことが言われています。

ワインと料理の色が似たものを合わせる

赤っぽい料理であれば赤ワイン、白っぽい料理であれば白ワインのように、メインとなる食材の色とワインの色を合わせる方法です。例えば、牛や子羊の赤身肉には赤ワイン、白身魚や豚や鶏肉のような白身肉には白ワインを選ぶのが理想です。えびや生ハム、サーモンなどにはロゼワインや白ワインがおすすめです。

重さのバランスを合わせる

同じ食材でも、調理方法によって合うワインが異なります。肉料理でも、こってりしたコクのある味付けには重めの赤ワインが合いますが、クリームソースやハーブ、レモンなどを使った味付けには白ワインが合います。すなわち、重い料理なら重いワイン、軽い料理には軽いワインというように、ワインの重さを見て、お互いのバランスを取ることがポイントです。

ワインと料理の産地を合わせる

イタリア料理にはイタリアワイン、フランス料理にはフランスワインといったように、産地が同じもの同士の組み合わせは、その土地の風土に適したものが作られているため、安定感のある相性なのです。

何を合わせたらいいかわからない、と迷ってしまったときには、辛口のスパークリングワインを合わせてみてください。シュワシュワの炭酸が効いており、どんな料理にも合わせやすいのが、スパークリングワインの良いところです。

この原則に照らして、例えば「日本料理のようなさっぱりした料理に合う赤ワイン」を考えてみると、あまりタンニン(赤ワインの渋みや苦味の元となる成分)が多くなく、酸味が高めのさっぱりしたものとの相性が良いでしょう。ぶどう品種では例えばピノ・ノワールやガメイなどがおすすめです。ピノ・ノワールは世界中で栽培されていますが、中でもフランス・ブルゴーニュ産がおすすめです。このように、料理に合ったワインの種類をお客様に提案したり、逆にワインの種類に合った料理をおすすめできることで、よりお客様の満足度を高めることができるでしょう。

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まとめ

wine bottles

いかがでしたでしょうか。

ワインはおいしい料理を引き立て、料理はワインの味を際立たせます。それは、それぞれの好みや特徴によっても変わるものです。ワインの種類と特徴を知り、お店で提供する料理との親和性を高めることで、質の高いサービスの提供に繋げましょう。

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