寿司屋における居心地の良いカウンター席の作り方

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お寿司屋さんには、何ともいえない独特の雰囲気がありますよね。でも、どうしてお寿司屋さんの雰囲気は独特なのでしょうか。美味しいお寿司を食べられるといった気持ちの高揚もあるでしょうが、それだけではないハズ。

その秘密はカウンターにあるのをご存じでしょうか。

良い寿司屋には決まって良いカウンターがあります。

では、どのようなカウンターがお客様から人気があるのでしょうか。この記事ではカウンター作りの秘訣について紹介していきます。

居心地の良い寿司屋の特徴

初めて訪れたお店なのに「なんだか居心地が良い」と感じるお店ってありませんか。その感覚は人それぞれですが、とっても落ち着く雰囲気だったり、一人で訪れても気兼ねしなくて良かったり…そういうお店に出会えると「あぁ、また次も行きたいな」って思えますよね。

そんな「もう一度行きたい」と思わせる雰囲気のお寿司屋さんはどんなところか考えてみたところ、居心地の良いカウンター席のあるお店を作ることができれば初めてのお客さんがリピーターになるだけではなく、知り合いやお友達を連れて紹介してくれるかもしれません。

そこで、居心地の良いカウンター席を作るためのポイントについて一緒に考えていきたいと思います。

カウンター席を店に配置するメリットと注意点

カウンター席はお店の顔とも言われています。テーブル席よりも効率よくスペースを確保することができるし、お店の稼働率を上げることもできます。しかし、カウンター席のメリットはそれだけではありません。カウンター席に座ることによって見えてくるものがたくさんあります。

例えば、カンター席に座ると厨房の様子が見えますよね。お料理を作っている様子が見えると、料理のできる過程を見ることができるのでパフォーマンスとしてはもちろん、安心して料理をいただくことができます。

また、お店側としてもお客様のグラスや食べるスピードを見ながらちょうど良いタイミングで料理を提供し、食器を片付けることもできます。とっても効率が良いですよね。

ただし、注意点としては距離感がとっても近いので他の人との会話が気になってしまう…というデメリットもあります。また、女性は荷物が多かったりしますよね。荷物や上着を置くスペースがない場合、少し窮屈に感じるかもしれません。

さらに、お店側としては厨房の中の生ごみや食器洗いなど本当は見せたくないところまで見えてしまうことも多いです。こういった場合、なるべくごみなどが見えないように配置を工夫するなど考慮しなければなりません。

カウンターの高さによる違いとは

寿司屋では、カウンターの15センチくらい上に付け台を設置するのが一般的だと言われています。これ以上高くするとお客さんは食べにくくなってしまうからです。また、付け台の高さを高くしすぎるとスタッフ見下ろされているような気分になってしまい、なんだか落ち着かなくなってしまいます。

そこで、カウンターの高さを決める時はローカウンターにするのかハイカウンターにするのか、細かいところまでしっかり熟考しなければなりません。

ローカウンター

家庭にあるダイニングテーブルの高さはだいたい70センチぐらいと言われています。そのぐらいの高さのカウンターをローカウンターと言われますが、多くの店舗でもよく使われている高さです。座った状態でも足が床につくので、ゆっくりくつろげて、お食事やお酒を楽しんでもらえます。

ミドルカウンター

キッチンの流し台と同じぐらいの高さをミドルカウンターと言います。だいたい95センチ前後です。ローカウンターとハイカウンターのちょうど中間で、つま先が床にちょっとつくぐらいの高さになっています。

このタイプのカウンターを使っているお店は少ないので注意が必要です。なぜなら、合わせて選ぶ椅子の種類も限られてしまうからです。

ハイカウンター

ハイカウンターはバーでよく見かけますよね。高さはおよそ105センチ程度で、座った状態でもキッチンの中のスタッフと目線が一緒になるのでとても話しやすい高さとなっています。ただし、椅子の脚の長さが長いので座っていても床に足がつかず、不安定なため長時間座るのに適していません。

上記では居心地の良いカウンター席を作るための高さについて解説してきましたが、カウンターの奥行と横幅も大事になってきます。奥行があまりに狭いと料理をたくさん並べられないし、横幅が狭いと隣のお客さんと距離が近すぎて落ち着けません。

一般的なカウンターの奥行は、450~500mm知われており、横幅の間隔としては75~90cmはとりたいとこです。また、1人当たりの横幅はおよそ600㎜と言われています。上記でもお話しましたが、カウンター席はスペースが狭いのでカウンターの席の下に荷物置きを作っておくと良いですよ。

また、高さや形などカウンター席はたくさんの形があります。しかし、一番大事なのはお客様の目線に立つことです。それからどんなお店に自分がしたいのかも大事です。実際にカウンター席に座ってみて居心地の良さを確認してみましょう。

スペースを考えた客席配置

上記で人気のあるカウンターの特徴をご説明しましたが、これを満たしていれば、良いお店と言えるのでしょうか。残念ながらそうではありません。ここに、もう一つ気を付けて欲しいことがあります。

それは、お客様のスペースを考えるということです。

例えば、高さも抜群、デザインも抜群といったカウンターがあったとしましょう。

でも、ひとりあたりのスペースが狭く落ち着いてノビノビと食事をすることが出来なかったらどうでしょうか。とてもじゃありませんが、美味しくお寿司を食べるどころではないですよね。

狭い空間は人を不快にさせてしまいますので、しっかりとしたスペースを確保した客席配置を心がけて下さい。

また、これはカウンターに限った話ではありません。寿司屋の場合、テーブル席も用意する店舗が多いですが、テーブルとテーブルの距離、そして、そこに置く椅子と椅子の距離もゆったりとさせておくのが大切です。

椅子を引いた時、後ろのお客様と接触するのは論外です。美味しい料理を自分の空間で落ち着いて食べられることを何よりも重視するようにしましょう。そうすれば、自然とお客様からの評価も高くなることは間違いないでしょう。

まとめ

以上が、寿司屋における居心地の良いカウンター席の作り方となっています。お客様にとって、カウンターやテーブルは食事を食べる場所にしか過ぎないように思えますが、このようにして考えていくと、お店とお客様のコミュニケーションツールであると考えることもできます。

良いお店は、細かい部分までこだわっているものです。たかがカウンターと考えず、そのカウンターがお店の顔になると思って、貴店舗のこだわりを思う存分反映して欲しいと思います。

シンプルだから、使いやすい。ユビレジ 和食店導入事例