トイレを快適に使ってもらおう!備品や小物はなにを用意すればいい?

飲食店

清潔な洗面台

客席や厨房、お店の外観以上に、トイレのキレイさにこだわっていますか?トイレは一番汚い場所というイメージがあるため、汚れていればお客様はがっかりしてしまうもの。しかし、いつも清潔で汚れがないトイレだったら、お客様はいい意味で驚くのではないでしょうか。

トイレから客席に戻った後にトイレが汚いことを話題に出す人はそうそういないでしょう。しかし、もしトイレがキレイだったら、一緒に来店した人に感動を伝えたくなるかもしれません。つまり、トイレが清潔であることは、お客様の信頼を得ることでもあるのです。

そこで今回は、飲食店におけるトイレの衛生管理や、おもてなしについてご紹介します。トイレはお店の印象やお客様のリピートにも大きく関係する、お店の衛生面に対する配慮が最も現れる場所です。トイレを清潔に保って、お客様に気持ちよく過ごしていただきましょう。

飲食店のトイレを清潔にする理由

美しいトイレ

お客様が飲食店で一番気になる部分のひとつが「トイレ」です。トイレは生活空間の中でも最も汚れやすい場所ということもあり、人が感覚的に汚い場所だと思い混んでいる場所でもあります。他人が汚したトイレを好んで使いたいという人はいませんよね。

トイレが汚れていると、飲食店の衛生管理やお客様への配慮が少ない店だと判断されてしまいます。だからこそ、飲食店のトイレは、客席や厨房よりも清潔に保たなければならないのです。

トイレには見た目や感覚的な清潔さも大切となりますが、飲食店においてなにより気をつけなければならないのは食中毒です。トイレは人間が要らないものを排出する場所なので、人間に害を与える細菌やウイルスが発生しやすい場所でもあります。

食中毒の菌を持っている人が排泄したり嘔吐したりすれば、トイレ中に食中毒の菌が付着します。その後にトイレを利用するお客様はなにも知らずに利用するので、気づかない内に食中毒の菌を体内にとり入れたり、広げたりしてしまうのです。

調理の段階で食中毒の菌を発生させないことはもちろんですが、トイレを清潔に保って菌を増やさないこと、お店の中に広げないことが最も重要です。食中毒について、詳しくは下記をご参照下さい。

飲食店で食中毒が起こったときの原因分析と対応方法について理解しておこう

トイレセッティングの基本と掃除のポイント

トイレの掃除

便器の中は人間にとって一番目につきやすいため、清潔にしている飲食店も多いでしょう。しかし、見落としがちなのが便器の外側や床、カベなどです。トイレに入った瞬間に嫌な臭いがすると、お客様は不快に感じます。飛び散った尿は見えにくいですが、床や便器の外側に残ったままだと異臭を放つので、注意しましょう。

見た目の清潔を保つためのポイントは、鏡・手洗いボウル・蛇口の水垢をしっかり落としてピカピカにすることです。少し撫でたくらいでは落ちない汚れがついているので、キレイに保たれているとお客様にいい印象を与えます。

飲食店に限らず、トイレットペーパーの角を折るのが掃除終了の合図だという意見もあります。人によっては「誰かが触った紙を使いたくない」と嫌うこともあるようですが、一般的なお客様の立場から見て気持ちのよい方を選びましょう。具体的なトイレ掃除の方法は下記でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

トイレ掃除が重要な理由とは?キレイなトイレはおもてなしの一環!

トイレの備品にこだわって清潔を保つ

トイレの紙

トイレの備品にこだわることで、衛生面を向上させられます。たとえば、手を乾かすエアドライは、お客様にとっては自分のハンカチを汚さなくて済むので、喜ばれるかもしれません。

しかし、エアドライは不特定多数の人が繰り返し使いますし、なにより湿気や適度な温度があるので、菌やウイルスが繁殖しやすいのです。その点、ハンドペーパーであれば使い捨てなので、食中毒対策にもなります。

また、トイレの中に消毒液を用意して、トイレの外に菌やウイルスを持ち出さないようにするのも効果的です。アルコールは風邪やインフルエンザのウイルスには効きますが、ノロウイルスやロタウイルスなどの強力な食中毒には効果がありません。食中毒予防には、薬局で買える「ノロパンチ」や「手ピカジェルプラス」がおすすめです。

飲食店のトイレにあるとお客様が喜ぶもの

綿棒と爪楊枝

お店の業態ごとによって、トイレにあると嬉しい備品は変わります。焼肉や韓国料理店など、ニンニクなどの香りが強いものを提供するお店にはマウスウォッシュを置くとよいでしょう。

匂いの強い料理に限らず、食後のニオイを気にする人や身だしなみを整える人は多いので、オフィス街の飲食店にもマウスウォッシュ・爪楊枝・メガネ拭きなどがあると喜ばれます。

女性が多い飲食店の場合には、有名ブランドや保湿効果が高く、いい香りのハンドソープを置くと喜ばれます。また、化粧直しのために綿棒やコットンなどが置いてある店舗もあります。消臭スプレーやトイレクリーナーなどを置くのも、自分が使った後の汚れや臭いを気にする人には嬉しい備品です。

どのような備品を置くにしても、ポイントは「清潔感」をもって置くようにすることです。たくさん備品を置いていても、不衛生に見えてしまえば喜ばれません。そのため、水道の水がかかりやすい場所に配置するのを避けるなど、工夫が必要です。

まとめ

ミニチュアのトイレ

いかがでしょうか?

飲食店では、トイレが清潔かどうかでお客様がリピートしてくれるかが決まるといっても過言ではありません。料理や接客がよくても、トイレの臭いがよくなかったり水垢で汚れていたり、ペーパーがゴミ箱から溢れていたりすると、また来たい・誰かを連れて来たいとはどうしても思わないでしょう。

トイレはお店の衛生観念や気配りが現れる場所です。そのため、キレイを保つと同時に、菌やウイルスを除菌するという意識を持ち、お客様の安全を確保する必要があります。食中毒が出たお店は一気にお客様の信頼を失いますし、いくら料理がおいしくても行ってみようという気は起きないでしょう。トイレを清潔にすることは、お客様をおもてなしすると同時に、お客様からの信頼を守ることでもあるのです。

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