大事なのは季節感!夏メニューへの切り替えはいつ行うのがベスト?

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うちわと冷やし中華

「冷やし中華始めました」は、いつから表示すると良いのでしょうか?飲食店などへお客様を集客するためには、最近は以前にも増して季節感の演出が重要視されてきています。

お客様目線でお店を選ぶ場合にも、一年中いつ訪れても同じメニューしかないようなお店よりも、夏は夏しか食べられないものや、季節感を取り入れた楽しくおいしいメニューが豊富なお店の方が、つい何度も足を運びたくなってしまうものです。

しかし、折角の季節を取り入れたメニューでも、提供を始めるタイミングがずれてしまっては、売上にも影響しますし、お店としてのセンスも疑われてしまうかもしれません。

実際に、大手飲料メーカーなどでは、CMなどでの季節感の演出を適切な時期にしたときと、僅かに早すぎたり、異常気象などで目論見が外れてしまった時などでは、売上が大きく異なってしまうという事はよくあるようです。

そこまでリスクの大きい大手メーカーのCMほどは、情報提供やメニューリリースの時期にはシビアにならなくても、問題が出る事は少ないとは思いますが、最低限、夏メニューと冬メニュー程度は切替えて用意できると良いかもしれません。

季節によってお客様の需要はかわる!季節商品とは

かき氷ののれん

「冷やし中華始めました」というフレーズは、夏を連想させる代表格です。

最近では、コンビニエンスストアなどでも、季節を先取りした商品を提供して、春から夏はかき氷やアイスパフェなどののぼりが目立ち、秋から冬にかけては、おでんや焼き鳥などで暖かさを強調したりします。

実際、明らかに「季節商品」は、該当する季節以外にはほとんど売れなくなるという傾向も統計として存在します。 例えば、冬場にラムネやかき氷は敬遠されますし、真夏にあったか~いお鍋やおでんなども、あまり人気が無い商品の代表です。

日本人は特に、時代の先取りや限定商品などに弱いという傾向もありますので、季節感をメニューに取り入れて、「旬」や「季節限定」を演出すると、お客様にウケが良いという効果もあります。

季節感のあるメニューで売上アップ

冷やし中華

通常のメニューにプラスして、季節感を取り入れたメニューを提供するだけで、来客数も売り上げ単価も大きく向上した!という例が、毎年ワイドショーなどでも取り上げられています。 そのように、メディアで取り上げられると、さらに人気が出て行列店となり、良いスパイラルに乗って、そのまま超人気店になってしまうなどの例もあります。

では、実際に売り上げ向上が期待できるような、季節感を取り入れたメニューとは、どのようなものでしょうか?

売上アップが期待できる!季節感のあるメニュー開発のヒント

自然の天然水、天然の池に張った氷を利用した、「天然氷のかき氷」が、夏場では大人気で、真夏の炎天下でも大行列ができるという報道を見たことがあります。これは、夏ならではの光景、まさしく季節そのものをメニューにしたという表現も出来ると思います。

素材としては、タダの池に張った氷であり、衛生面などでも敬遠されてもおかしくありませんが、なぜか毎年夏には大人気です。販売する側としては、この氷を切出して採氷する作業も大変ですが、商品として売れる季節になるまで、溶かさずに鮮度を保ちながら保管をしておくことも大変です。

それでも、それだけの労力や費用を経費として差し引いても有り余るほどの利益が確保できればこそ、商売として成り立つという事が言えます。凍てつくような寒さの冬場に「天然氷のかき氷」は、まず余程のことが無い限り販売数が見込めないという事は明らかです。なぜなら、多くの日本の地域では、冬場は空から天然のかき氷が降ってきますし、あえて寒い中それを食べたいとは思わないからです。 熱い時には「涼しくなるメニュー」を、寒い時には「暖かくなれるメニュー」を採り入れるという事が、お客様へのサービスであり、お店としての人気にも繋がります。

各店舗ごとの業態や、お店や料理のジャンルならではの特性を活かしたうえで、季節感を取り入れたメニューを開発して、しかも、お客様に喜んでもらえるようなものが考えられると、大げさではなく時代をリードする事も可能となるのです。

夏メニューへの切り替え時期はいつ?

宇治金時

「冷やし中華始めました」は、一体いつから表示されるのか?という事が話題になった事もあります。 夏メニューにも、様々な物が有りますが、では、いつ夏メニューへの切替を行うと、最もお客様への訴求力、購買意欲へと繋がるのでしょうか?

前述の飲料メーカーのビール飲料のCMを流す時期も良い例ですが、あまりに世間の感覚とかけ離れてしまうと、むしろCM自体が逆効果になってしまうという事もあります。 異常気象などで夏場でも寒い日が続く事もありますが、そのような特別な場合は除いて、常識的な判断として、いつから夏メニューを展開するとベストなのでしょうか?

それは、多くのケースで、一般的には梅雨に入る前後程度が良いとされています。 この時期はまだ、さほど暑くも無く寒くも無く、過ごし易い陽気の五月を過ぎて、徐々に蒸し暑い夏に向けての準備段階なので、衣替えの季節でもあります。

早めの場合でも六月上旬程度から、遅くても六月中旬から下旬程度までには、夏メニューへの切り替えをすると、ユーザーの気持ちも夏への準備ができ始めるという意味でも、時期的に良いようです。

季節メニューの切り替えの目安は、自動販売機での飲料水が参考になるという話もあります。夏は「冷たい」が増えて、冬には「あったか~い」が増え、自販機自体の売上として、お客様のニーズに直結しているという事です。

夏メニューの定番あれこれ

夏メニュー定番のそうめん

最近では、様々な業態のお店で、実に多種多様な季節限定メニューや夏メニューを展開しています。

定番夏メニュー

  • 冷やし中華
  • かき氷
  • アイスクリーム
  • フローズンシェイク
  • アイスパフェ
  • 冷やしうどん、そば
  • などなど

変わり種夏メニュー

  • 冷製パスタ
  • 冷やしカレー
  • 冷やし唐揚げ
  • 冷汁
  • 氷茶漬け
  • などなど

個性的なオリジナル夏メニューを考えよう

夏パスタ

韓国料理などでも、夏向けメニューとして冷麺などが人気です。日本独自にアレンジされたじゃじゃ麺なども夏の人気メニューです。

冬場で最近人気の火鍋専門店なども、夏メニューができると女性は特にうれしいですね。

夏だから冷たいものという固定観念や、火鍋専門店などのように、夏メニューは作るのが難しいというような場合も、売り方ひとつで夏メニューに変身させることも可能です。

例えば、夏はクーラーや冷たい飲み物などで、かえって体は冷えてしまっている事が多く、身体の冷えは病気に繋がるという事実がありますので、「夏こそ健康的に体を温めるメニュー」や、「夏の冷え対策メニュー」などの開発や展開も、これから夏の人気メニューや定番メニューへの新しい流れになるかもしれません。

まとめ

ソフトクリーム

このように、お客様が飲食店を選ぶ際には、その日に食べたいものや気分など、または同行者がいる場合等にはシチュエーションなども選択理由としてありますが、複数の選択肢からお店を選ぶ際の判断基準のひとつとして、季節感があり、しかも限定感のあるものを提供している店舗が選ばれやすいという傾向にあります。

季節感の有るメニューを選ぶ基準としては、気温や気候などとも密接に関係しています。

季節限定メニューへの切り替え時期とは、客観的に外部から見た場合に、食べたいメニューが揃っているか?食欲をそそられるような、季節感を取り入れた演出やメニュー構成がされているか?お店に入りやすい雰囲気ができているか?などを見直す良い機会だととらえると良いかもしれません。

ちょっとした工夫と発想の転換で、あらゆる業態で夏を牽引する人気店になる事も、あながち夢ではないかもしれません。