産地直送のメリットを活かして、飲食店のブランディングアップを図ろう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

放射能汚染・農薬汚染・輸入食材でのトラブルなどから、食材に対する意識が日々高まっています。産地直送の新鮮な食材を仕入れている飲食店の注目度は高く、産地直送の食材を扱うことは、顧客へのアピールや飲食店のブランディングに欠かせなくなってきました。ここでは産地直送の食材を仕入れるメリット・デメリットを考え、どのように飲食店のブランディングに役立てていくかを考えます。

産地直送とは

トラクター

産地直送とは、消費者・小売店が生産者から直接商品を購入する流通形式のことをいいます。通常、商品は生産者から卸売業者を通じて市場に流通しますが、産地直送の場合は、卸売業者を通さずに商品の売買を行います。

産地直送のメリット・デメリットとは

農園でトマトを持つ男性

メリット

産地直送のメリットには 価格、安全性の高さ、新鮮さ、イメージの良さが挙げられます。

  • 価格

    卸売業者などの中間業者を通さずに、商品を仕入れることができるのでコストダウンにつながります。 飲食店経営の場合は産地直送の食材を仕入れることで、食材にかかる費用が下がりますが、ブランド価値の高い販売者の場合は、逆にコストが高くなることもあるので注意が必要です。

  • 安全性の高さ

    製造者、栽培方法、生産方法などがはっきりとわかるので、食品偽装や農薬汚染などの問題を回避でき、より安全性の高い食材を仕入れられるようになります。

  • 新鮮さ

    中間業者を通さずに直接売買をすることで、食材を手に入れるまでの期間が短縮されます。そのため、より新鮮な食材を調理し、お客様に提供することが可能になります。

  • イメージのよさ

    食材に関する意識の高さや知識の豊富さをアピールすることで、飲食店のイメージアップを狙えます。また、食にこだわりのある方を新規顧客として取り込む効果も期待できます。産地直送の食材を扱う飲食店では、この効果を期待しているところもいるのではないでしょうか。

デメリット

反対に産地直送のデメリットには、生産者を探す手間がかかる、品質に関する問題、価格・量の変更が困難、などが考えられます。具体的には下記のようなデメリットが挙げられます。

  • 生産者を探す手間がかかる

    直接契約をしてくれる農家・漁業者などを、自分で探す手間がかかるという点です。直接取引をしてくれる生産者はたくさんあるものの、その中から、自分のお店で扱うメニューにぴったり合う食材を提供してくれる生産者を探さなくてはなりません。生産者が見つかったら、費用などの契約内容についても自分で確認する必要があります。

  • 品質に関する問題

    特に野菜・米などは気候の影響を受けやすく、その年によって品質が下がる、また量が少なくなるなどの可能性があります。少量の仕入れではあまり問題ありませんが、大量に仕入れる場合には注意が必要です。

  • 価格・量の変更が困難

    宅配サービスなどではない限り、直接契約を行なう生産者は当初の契約価格・量を変更されるのを好まない傾向があります。また、生産規模が小さいので細かなオーダーの変更・キャンセルなどは受け入れてもらえないことがあります。

産地直送の食材を仕入れる方法とは

マーケット

産地直送の食材は農家と直接契約をして仕入れます。自分で生産者を探して交渉するというのがベーシックな方法ですが、一から仕入先を開拓するのは、時間や手間がかかります。

比較的簡単な方法は、すでに直接契約を行なっている生産者をインターネット上で探す方法です。例えば、日本国内の契約農家と個人のバイヤーをマッチングする『契約農家どっとこむ』では、サイト上から四国や九州の契約農家の方々とコンタクトが取れるようになっています。このサイトであれば、直接契約を希望している販売者の方を簡単に見つけられるかと思います。

少量であれば宅配サービスを利用するのも良いかと思います。宅配サービスは必要な時に必要な量だけオーダーし、届くのに時間もあまりかからないので便利です。宅配サービスを行なっている農家も比較的多く、『そらの菜園』、『和み農園』などではネット上で簡単にオーダーができます。また、全国農業協同組合連合会(JA全農)も『JAタウン』というサイト上で様々な食材の販売を行なっていますので、こういったサービスを上手に利用してみてはいかがでしょうか。

一部の食材を産地直送にして飲食店のブランディングをしよう

魚介の集合

先に述べたように飲食店運営においては、飲食店のブランド価値を高める効果を求めて食材への意識・知識の高さをアピールすることがよくあります。「もっと認知度を高めたい」など、飲食店のブランディングを考えているなら、いつも仕入れている食材の一部を産地直送にしてみてはいかがでしょうか。

産地直送の食材で喜ばれるものには、野菜・果物・卵・肉・魚・米などがありますが、中でもウケがよく直接契約をしやすいのが野菜です。野菜は農薬の汚染・輸入食材に関する不安などがよく話題に上るので、産地直送の野菜を喜ぶお客様は多くいらっしゃいます。産地直送の食材を仕入れたら、積極的に宣伝をしていきましょう。

飲食店のメニューやSNSで紹介をする際は『XX県産地直送!』、『XX県XX農家から直接取り寄せました!』などのように、産地直送であることを前面にアピールして集客につなげていってください。生産者の方がどのようなコンセプトでその食材を栽培しているのかなどのエピソードを紹介するのも良いです。

まとめ

箱に入った野菜Freepikによるデザイン

産地直送の食材を使用することは、コスト削減の可能性・顧客へのアピール・飲食店のブランド価値の向上などの面で効果が見込めます。飲食店で使う食材の一部から産地直送にして、新たに飲食店のブランディングを行なってみてはいかがでしょうか。