プロに聞く、ネット時代に対応した飲食店の採用戦略とは(後編) 求人・採用特化型検索サイト「Indeed」の活用でインバウンド需要をつかむ

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プロに聞く、ネット時代に対応した飲食店の採用戦略とは(前編)」では「求人・採用ための検索サイト・Indeed」を運営する、竹嶋正洋氏に、ネットを活用した求人・採用のためのコツを教えていただきました。後編では、アメリカ生まれの同サービスならではの活用方法と「採用してもすぐに辞めてしまう」という悩みを解決するためのヒントを伺います。

66カ国の言語に対応したIndeedで外国人を採用しインバウンドに活用

ーー前編では、Indeed及び、ネット上に求人ページや求人広告を作る際の、キーワード選びの重要性について伺いました。それ以外に、Indeedならではの特長はありますか?

竹嶋氏

はい。実はIndeedはアメリカで創業してまして、日本でのサービス開始は5年くらい前になりますが、本格的に露出し始めたのはここ2〜3年です。しかし海外では求人情報サイトとして不動の地位を築いており、外国人への認知は非常に高い点が強みです。実際に、外国語を話せる、バイリンガルを必要とする求人案件はすぐに応募が埋まります。なぜなら海外からいらして今は日本にお住まいの外国人が仕事を探すときのスタンダードツールとしての地位を築いていますので。たとえば中国語や英語で、店舗スタッフを探す時は日本人よりも2倍3倍応募が来たりする場合もあります。

こちらのページは、英語、中国語、韓国語など66の国の言語に対応しています。

Indeedワールドワイド

ーーそれは良いですね。飲食業界でも昨今のインバウンドブームに乗っかりたい、というニーズはますます高くなっています。日本食だけでなく、ラーメンやお菓子など「食」目当てに日本に来られる外国人の方も多いですから。

参照:「飲食店のインバウンド対策。おもてなしで外国人観光客を取り囲む

竹嶋氏

店舗スタッフを募集する際に、日本国籍の方にこだわらないのであれば、日本語の求人と外国語の求人、2つページを作っていただければ。

ーーただ、日本語がまったく出来ない方が応募してこられても店長さんとのコミュニケーションが心配ですね。

竹嶋氏

そういった場合は日本語能力必須、と書いていただければ応募時に絞れるのではないかなと思います。

ーー外国語を話せる方を募集したいというときには、むしろIndeedに集中して求人情報を露出する、というのもひとつの手ですよね。

竹嶋氏

ありですね。飲食業界やコンビニ業界とか日本人だけで人手をまかなって行くのってもう厳しいのかな、と思います。外国人の手を借りて行きたいという企業様には積極的にIndeedを活用していただきたいです。

ーーこれは日本語の原稿を用意すると自動的にその国の言語に翻訳されるのでしょうか?

竹嶋氏

残念ながら、外国語の原稿をご用意していただく必要があります。

「採用してもすぐに辞めてしまう」……定着率を高めるための採用活動とは?

話は変わりますが、採用に関して「採用してもすぐに辞めてしまう」という 悩みが多く聞かれます。そういった点についてはどうお考えでしょうか?また、定着率の高い人を採用するためのコツのようなものってあるのでしょうか?

竹嶋氏

採用してもすぐに辞めてしまう理由もいろいろあるかと思いますが、いちばん多いのが「思っていたイメージと違う」という入社前後のギャップなのではないかと思います。そういったギャップがないように、自分たちの会社、自分たちのお店はこういうことをやっています、ということを嘘偽りなく伝えていくことは求人広告でも可能だと思います。その上で、志望動機が高い求職者様をいかに引きつけるか、というのが結果的に定着率を高めることにつながるのではないでしょうか。自主的に仕事を探している人というのは必然的に意識や動機の高い候補者になりますので。

ーーただ「嘘偽りなく」だけだと、小さい規模の会社や店舗はますます人が集まらなくなる可能性も……。

竹嶋氏

そうですね、やはり「人を集めるために作られる広告」というものも存在しているのは事実だと思います。しかしそういうところでギャップやミスマッチって生まれやすいとも言えるのではないでしょうか。特に、求人票を作る際には業務内容を正確に書いていただきたいですね。たとえば会社のカルチャーだったり雰囲気を前面に出ている求人票ってよく目にするのですが、実際の業務内容はあまり書かれていない。職種や業務内容に対する表現よりも会社に対する表現が勝ってしまっているものが多い。職種や業務内容をしっかり書いていただき、それに対して検索してくれる方が増えてくれば採用後のミスマッチって減ってくると思いますね。

ーー確かに会社の雰囲気や福利厚生部分を前面に押し出した求人広告はよく見かけますね。

竹嶋氏

たとえば新卒の場合ですと、業種は違ってもほとんどの場合が就職=職に就く、のではなく、就社=会社に就く、わけじゃないですか。営業とかエンジニア職に応募するのではなく、会社に応募する。これだとどうしても会社へのイメージだけで就職を決めてしまいます。そして入社3年くらいすると「イメージと違う」と言って辞めてしまう。そういうことが就職でもアルバイトでも起こっているのかなと。

飲食業界などのサービス業で特に多いのは、「この店舗、このブランドが好きだから」、というお客さんとして利用しているイメージで応募してしまうケースですね。実際の仕事や業務内容に関してあまり考えずに応募してしまう。求人情報媒体様の広告ですとどうしても華やかに作られがちですが、やっぱり仕事や業務に対する本質がどれだけ書かれているのか、それを見てちゃんと応募してくれるのか、という点も考えないといけない。仕事や業務の本質を理解したうえで応募してくる、そういう人を集められれば結果的に定着してくれると思うんです。

Indeedに登録して作っていただく求人票はテキストのみですので、画像などで装飾を加えることができない分、業務の本質だけで求職者様にアプローチができるのではないかと思います。

ーーなるほど。募集する側も華やかなイメージだけでなく、仕事や業務の内容をしっかり伝えることが定着率を高めるためには重要ということですね。 それでは最後にまとめをお願いします。

竹嶋氏

Indeed上には200万件以上の日本中の求人・採用情報が掲載されています。企業様にはお伝えしていますが、検索サービスですので他社の情報、それこそ競合企業の情報もまとめて見ることができます。ですので、競合企業がどういう採用をしているのか、この職種の場合どういう表現、どういうキーワードを使っているのか、そういうのはぜひ見て、分析していただきたいですね。とにかく情報量が圧倒的ですので、うまく利用して、ご自身の会社や店舗の採用活動に活かしていただければと思います。

世界No.1求人サイトを活用して採用活動をしよう!

外国人をスタッフに採用してインバウンド需要をつかみたい、そう考えていた飲食店の経営者にとってIndeedはぴったりのサービスではないでしょうか。

また、スタッフの定着率を高めるには、業務の内容を正直に伝えることが重要、というむしろ基礎的ともいえるアドバイスをいただきました。このアドバイスを胸に、採用活動を行っていきましょう。

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