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タブレットPOSレジは飲食店舗のためのマーケティングツール?経営分析ツール?

いまでは普通ですが、売れ筋商品の把握、売上分析といった業務はPOSレジで行い、営業利益の把握や決算書の作成は会計ソフトで行う、こんな飲食店舗がほとんどです。ITの技術が進化し、飲食店舗での集計・分析が簡単にできるようになりました。一世代前のレジから乗りかえた方なら、その進化に驚いたのではないでしょうか。

今回は、レジの誕生からPOSレジの登場、そしていまも進化しているiPadのPOSレジまでの歴史を紐解いていきます。レジの歴史を知ることで、普段は道具の1つとしてしか捉えていなかったレジに新しい発見があるかもしれません。また、レジは店舗経営にこれだけ大きなインパクトがあるのか!と知っていただければ幸いです。

レジの誕生~POSレジ誕生前まで

世界初のレジスターが生まれたのは、1878年アメリカです。初期のレジスターは、少額取引内容の金額を表示させる機能しかありませんでした。売上合計表示やレシート発行機能といった、いまでは標準的な機能が備わったのは日本では大正時代にあたる1919年といわれます。小売店舗では、レジスターの導入で陳列販売方式が一般化するようになりました。

レジの設置を中心に店舗設計もされるようになり、小売店舗の設計に影響をもたらしたともいわれています。さらに、1933年(昭和8年)以降になると、部門別の合計機能の登場により、マーケティングの発想が生まれました。商品企画に関しても1960年代になると、レジスターが会計ツールとしてだけではなくコンピュータと連携しデータのインプットが可能となり、小売業界から金融業界への導入も加速的に進み始めます。数字の管理から、データとして総合的に経営へのかかわりを深めていきます。

現場に革命を呼び込んだPOSレジ

1970年代後半~1980年代に登場して普及したのがPOSレジです。機能については「POSレジとは?飲食店が導入すべき5つのメリット」で紹介していますが、当時画期的なものでした。データを集計し、コンピュータがマーケティングに有効な情報として加工してくれることにより人的な工数が大幅に削減されるようになりました。

また、デジタル技術の急速な進歩とともに、インターネットが商業界に一般化されるようになりました。日本では、東京ディズニーランド(1983年)がオープンしたころです。インターネットの普及とともに、多店舗経営している場合はすべてのお店にPOSレジを設置し、ネットをつないでお店ごとの売上推移などを見ることが可能になったのです。

1990年代になると、Windowsが世界的な広がりを見せてきたため、Windows OSを搭載したレジが普及してきます。日本では、バブル崩壊後の経済的には低迷した時代ですが、ディスカウントストアの増加などによって多店舗展開する小売業がPOSシステムの導入を積極化させていきます。

2000年代になるとインターネットの浸透とともにPCやレジを安価で入手できるようになりました。小規模で始める店舗に関してもPOSレジの導入が始まっていきます。特に飲食店舗でも、多店舗展開を見越してPOSレジが検討・導入された時期になります。

タブレットレジの登場:小型化と必要な時に必要な機能追加ができる

スマートフォンとタブレットが爆発的にヒットしたのは2010年あたりのときです。スマートフォンの進化で、幅広い年齢層がデジタル慣れしていきます。同時期にスマホとタブレットにレジのアプリをインストールする新しいレジが誕生しました。レジというハードの機械のイメージから、アプリというソフトウェアへと変化していきました。

導入コストも、これまでのように高額ではなく、低価格のものから必要に応じて機能追加していくクラウドサービス型のスタイルになりました。追加機能も分析機能だけではなく、決済サービスやポイントサービス、予約台帳など様々なサービスが利用できるようになりました。

これにより、多店舗展開をしない小規模店舗でもPOSレジを気軽に導入できるようになってきました。また既に多店舗展開している企業や今後の多店舗展開を見越している店舗でもタブレットレジのメリットを見いだし、導入を進めています。

なお、タブレットレジの代表格であるiPadレジの機能や種類は「iPadがレジになる!? 高機能で使いやすいタブレットPOSレジの紹介」で説明しています。

今後のタブレットレジの動向

タブレットレジを導入している飲食店舗では更に進化を続けています。売上管理という経理上のツールだけでなく、予約台帳サービスとの連携による客層分析・商品分析、顧客管理といったマーケティングツールとしての活用や、材料費(Food)・人件費(Labor)・家賃(Rent)などのコストと売上を合わせ、飲食店舗経営にもっとも重要なFLRコスト比率を確認するといった経営分析ツールとしての活用ができます。

ただ会計するだけのレジから、どのようにレジの情報を活用して経営に活かすかが、今度必要な発想になっていくのではないでしょうか。今後も、レジの周りの進化に目が離せません。

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