レストランの厨房設備の選び方と設備配置のポイント

開業・経営

レストランの厨房

夢にまでみた自分の飲食店。

どういう内装にして、どういうコンセプトで店を成長させていこうかと考えただけでもワクワクすると思います。でも、はやる気持ちを抑えてちょっと冷静になって下さい。レストランではある程度の設備が揃っていないと十分な料理をお客様に提供できません。

開業してから「あれ?あの設備がない」となっては後の祭り。オープン前にレストランで必要な厨房設備や理想的な設備配置のポイントを知っておきましょう。

レストランに必要な厨房設備とは?

厨房設備

では、レストランにはどういった設備が必要なのでしょうか。何か、特別なこだわりがなくスタンダートなレストランであれば、以下の設備があれば十分でしょう。

調理台・冷蔵庫・冷凍庫・コンロ・ガスオーブン・シンク・食器棚

また、これとは別に飲食店には備品も必要となってきます。

備品に関しては…

おしぼり・食器・清掃用具・調理用品

などが一般的となります。

厨房設備の種類と選び方

基本的には上記で記述した設備があればレストランの経営には問題はありませんが、ここで大事になってくるのが設備の種類や選び方です。家庭で料理を作るのはワケが違って、お客様に料理を提供するプロの厨房ですから、機能面などにはこだわる必要があります。

冷蔵庫

食材の管理に必要な冷蔵庫についてですが、温度計が設置されているタイプが良いです。食材の管理は温度が重要となっており温度管理の出来ない冷蔵庫だと食品が傷んでしまうリスクが非常に高くなってしまいます。

シンク

最低でも2槽タイプを選びましょう。家庭用であれば1槽で十分ですが、たくさんの食器を洗ったりすることが前提となるレストランではある程度のスペースが必要不可欠です。

給湯設備

夏場であれば、別に水で構いませんが、冬場になってくると水で洗い物をするのはかなり過酷です。過酷な状況での労働条件はスタッフの離職理由にもなるので、こういう細かい部分にも気を遣っていきましょう。

その他

床は掃除しやすい材質のものを選んだり、照明はこだわりがなければ、店内が明るくなるタイプの蛍光灯を選んだり、壁や天井の素材に関しては掃除しやすい材質を選択するのがお勧めです。

ワンポイントアドバイス

設備ではなく備品の話になりますが、お客様に提供するおしぼりに関しては紙タイプではなく布タイプの方が上品なお店であることを印象つけるためにも良いです。

厨房設備はどこで買うの?

厨房に関する質問

レストランの開業にあたって、どのような設備が必要になってくるかは大体つかめたことでしょう。こういった厨房設備はどこで買えるかご存知でしょうか。専門の厨房機器販売店で買う必要があります。

厨房機器を専門に扱っているお店では、シンクや調理台、食器棚だけでなく、冷蔵庫や冷凍庫と言ったレストランに必要なものが一式揃っています。しかも、その種類も豊富なので、自分のお店に適した設備を選ぶことができます。

厨房設備を格安で手に入れるコツとは?

厨房設備を格安で手に入れるコツは、最初に見つけたお店で買うのではなく、かならずそれぞれを比較して一番納得できる価格を掲示して頂いたお店で買うことです。いくつかのお店を回って、お店に必要な設備を全て購入した場合、総額いくらになるかで比較すると良いでしょう。中には「それだけまとめて買って下さるのであれば…」と割引をしてくれるお店も出てくるハズです。

厨房内の設備配置のポイント

さて、必要な設備も揃ってあとは設置するだけですね。でも、ここがレストランの運命の分かれ道となっていることをご存じでしょうか。ここでは大事な3つのポイントについてお伝えします。

1. スムーズな調理のための配置

既にお話した通り、レストランにはたくさんの設備を用意しなければなりません。でも、それを適当に配置してしまうと、業務の妨げになってしまう可能性もあります。

ちょっと大げさな例えにはなりますが、例えば、調理台と冷蔵庫が離れていたとしたらどうでしょうか。わざわざ、食材が必要になる度に、取りにいくのは時間のロスですよね。同様に、食器棚も離れていたらどうでしょう。これまた、手間も時間もかかってしまいます。

厨房内の設備配置に関しては「関連したアイテムは近くに配置する」ことを一つのルールとしてみて下さい。これを心がけるだけで厨房はとても快適なものとなります。

2. 厨房内の人の動きを考えた配置

頭にいれておきたいのが、厨房内での人の動きです。実際に作った料理をどこで盛り付けて、スタッフはどういったルートを辿ってホールに出ていくのか。このルートを考えれば、お客様に料理を提供するまでの時間を削減することが出来ます。

3. 掃除のしやすさを意識した配置

掃除のしやすいさについても考えておく必要があります。厨房はレストランの命。ここが不潔な状態になってしまっては、最悪の事態を招くおそれがあります。食品を扱う厨房では毎日の清掃が必要不可欠なわけですが、大掃除をしなければ清掃できないような箇所を作らないのがポイントです。

例えば、調理台と冷蔵庫を隙間なくくっつけてしまうと、その間を掃除するのは大変ですよね。でも、隣に十分なスペースが確保されていれば、掃除も簡単に行うことが出来ます。このように、毎日の掃除に支障がない配置も考えるべき内容です。

以上の点に気を付けて設備を配置すれば、厨房内は快適になることでしょう。ただ、実際に頭に思い浮かべていても、業務が始まるとスタッフから「もっとこうした方が良い」という意見も出てくるはずです。

その時は、実際に働いているスタッフの意見を参考に、より快適かつ効率的な設備の配置を試してみて、店舗にとってベストな配置を探っていきましょう。

まとめ

いかがでしょうか?

以上が、レストランの厨房設備の種類や選び方のコツ、さらには、設備配置のポイントとなります。レストランの厨房にどのような設備を置くのか、そして、その設備の機能性ひとつによって、料理の質も変われば、お客様への提供時間も大きく変わってきます。

設備ひとつひとつは決して安い物ではないため、理想通りの設備を揃えるのはなかなか難しいでしょう。最初から無理をする必要はありませんが、厨房が快適になれば比例して売上も伸びていくので、可能であれば先行投資だと思って厨房に関しては妥協なく設備を揃えて、工夫を施した配置をしていきましょう。

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