外食大手も強化するテイクアウト・デリバリー業界の変化

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外食と言えば、店舗に入って食べるのが当たり前となっています。しかし、その為か家で食事をとる機会が減ってきており、現代人の中には「家で落ち着いて食事をしたい」「でも、自分では作りたくない」という気持ちが生まれてきています。

このような背景があり、昨今ではテイクアウトやデリバリーの需要が大きくなってきています。外食大手もテイクアウトなどに力を入れており、その分野での売上も伸びてきているようです。

では、大手企業はどのように、この分野に取り組んでいるのでしょうか。そして、その変化を受けて飲食業界にどのような変化が起きているのかを分析していきましょう。

テイクアウト・デリバリーの市場規模とは

一昔前までは何も家で作りたくない時は外食に行くのが普通だった時もありましたが、最近ではスーパーでお惣菜を買ってきたり、コンビニでお弁当を買ってきたり、いわゆる「中食」というのが増加しています。

実はこの中食の成長率はとても著しく、外食市場とは対照的となっています。確かに、どこのお店に行ってもお弁当やお惣菜が充実していて外に食べに行かなくても本格的な料理を家で楽しむこともできますよね。

しかし、外食産業も黙っていません。最近は、「宅配」や「持ち帰り」のサービスを強化しています。その理由の一つに今年10月に実施される消費税の引き上げが絡んでいるからです。なぜなら、「宅配」や「持ち帰り」は軽減税率制度のスタートによって消費税が8%に据え置きされるからです。

中食の市場規模は年々拡大しており、2017年には10億円を突破したと言われています。単身世帯や共働き世帯が増加し、家庭内で食事を作るよりも総菜やお弁当を買ったり、デリバリーを頼む人が増えたからです。

この状況は今後、ますます増えると言われています。さらに10月からの軽減税率制度によって飲食店が中食事業に入ってくるのはメリットが大きいです。

大手各社(レストラン・カフェなど)の動き

そんな中食市場の増加によって多くの外食店がテイクアウトやデリバリーを強化しています。例えば、ガストやバーミヤンなどすかいらーくグループがありますよね。ガストではデリバリーサービスがあったり、持ち帰りすることができます。

まだ、持ち帰りや宅配のサービスを実施している店舗は少ないですが、2020年中には今の1.5倍に当たる1500店に増えるそうです。また、ガストには宅配でしか食べられないメニューがあり、人気があるようですよ。

それから、スターバックスも「Uber Eats」を導入し、東京都内の3店舗でデリバリーを試験的に開始しています。最近、よく自転車に乗ったUber Eatsの人を見かけることが多いと思いますが、他にも吉野家やすき家、マクドナルドなんかも宅配サービスを強化しており、お寿司屋さんの元気寿司では持ち帰り専門店をオープンさせています。

テイクアウトとデリバリーサービスのメリット・デメリット

それでは、テイクアウトとデリバリーサービスのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

テイクアウトのメリットとは

テイクアウト営業を行うメリットとして一番にあげられるのは売上の向上が期待できることです。飲食店の場合、どうしても商品単価を上げたり、回転率を上げないと売上が伸びませんよね。しかし、席数の問題もあってどうしても限界があります。

しかし、テイクアウト営業をすれば席数も回転率も関係ないですよね。また、たまたま店舗の前を通りかかった人が「美味しそうだな」って思って購入してくれるケースもあります。しかも、テイクアウト営業は人件費がかかりません。

なぜなら、お弁当や商品を渡す人がテイクアウトのスペースに1人立ち、後は調理する人がいれば成り立つからです。また、テイクアウト専門店にしてしまえば客席のスペースを作る必要もないし、光熱費などを抑えることもできます。

さらに、テイクアウトを行うことでお店の認知度も上げることができますよ。持って帰ったテイクアウト商品を見て友達や家族が「私も買ってみたい!」って思うかもしれません。

テイクアウトのデメリットとは

テイクアウトのデメリットですが、備品代が予想以上にかかるところです。例えば、容器代はもちろん、割りばし、ビニール袋、おしぼりなどなどが必要になってきます。もし、飲食店であればお皿やお箸など洗って繰り返し使えるようにしてしまえば良いですし、ビニール袋なんか要らないですよね。

また、テイクアウトのメニューは外で食べるよりも安い傾向にあります。お弁当を買う時に1500円出して買うという人はどのくらいいるでしょうか。だいたいお弁当を買うなら500円前後と考えている人が多いはずです。

また、安いのはもちろん「これ、食べてみたい!」と思える商品でないと意味ないですよね。さらに持ち帰りができるということはある程度冷めても美味しいものでないと売れません。そこで、テイクアウト専用メニューを考える必要が出てきます。

デリバリーサービスのメリットとは

デリバリーのメリットですが、テイクアウトと一緒で売上がアップするという点です。雨が降っている日とかお店に行きたくてもなかなか外に出たくないですよね。また、今日はどうしても家から出たくないなって思う日もあるでしょう。

そんな時、デリバリーサービスはとっても便利ですよね。また、飲食店にとっても天気が悪い日や時間帯によってはどうしても売上が下がってしまいます。そこで、デリバリーサービスを始めることによって売上の増加が見込めますよ。

また、お花見や運動会シーズンになると売上アップにもつながり、新しい顧客の開拓ができるというメリットもあります。

デリバリーサービスのデメリットとは

デリバリーサービスのデメリットとしては料理によっては配達している間に冷めてしまったり、味が落ちてしまう可能性があることです。そうなるとクレームが発生してしまうかもしれません。そこからお店の評価が下がってしまうことも考えられます。そこで、デリバリーサービスを導入する時はしっかり品質について考えなければなりません。

テイクアウトとデリバリーを支援するサービス一覧

最後にテイクアウトとデリバリーを支援するサービスをいくつか紹介しておきたいと思います。

POTLUCK

POTLUCKは定額制のランチ持ち帰りサービスで、飲食店は初期費用や掲載費用0円でテイクアウトの予約販売サービスを開始することができます。無料で集客ができるので新規オープンのお店やランチ営業に力を入れたりお店にとってはメリットが大きいです。ただし、販売手数料が20%発生します。

最近では、ディナータイムでもテイクアウトが可能になっており、仕事帰りにピックアップして家で楽しむこともできますよ。

Uber Eats(ウーバーイーツ)

街中ではUber Eatsのリュックを背負って自転車に乗っている人をよく見かけるようになりました。このUber Eatsですが、アプリを使った宅配サービスで配達しているのは配達専用のアルバイトの人です。そのため飲食店が配達員を確保する必要がありません。

出前館

出前館は昔からあるデリバリーサービスです。外食各社の宅配を請け負っており、加盟店は急増しています。配達時間までどれくらいか分かるし、HPも見やすく、検索がしやすいです。

PICKS

PICKSは、事前注文・決済ができるため待ち時間0分でテイクアウトすることができます。よくテイクアウトって予約はできても決済するために時間がかかってしまうことがありますよね。PICKSならそのストレスがありません。スマホ1つで完結することができ、店舗にとっても負担が非常に少なく、注文管理もとっても楽です。

LINEテイクアウト

2019年春にリリースされるLINEテイクアウト。位置情報に応じて、近くのレストランを検索し、事前注文ができ、LINE Payで決済することもできます。また、注文するとLINEポイントを受け取ることができ、LINE Payで1ポイント=1円として使うこともできますよ。LINE上で何でもできるので便利ですよね。

まとめ

以上が、飲食業界における変化となっています。この記事を読んで頂いて分かった通り、これからもテイクアウトやデリバリーの需要は増す一方と言えるでしょう。そして、この分野にいち早く参入することが経営成功のカギを握っていると言っても過言ではありません。

一から準備をして実行するのは大変だと思いますが、お店の成功のために、取り組んで頂ければ幸いです。

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