赤ワイン、白ワインの表現方法について知識を身につけよう

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赤ワインと白ワイン

ワインには味わいの表現があります。ワインごとで違う味わいの表現を知れば、よりワインを楽しむことができるでしょう。また、お客様が好む味のワインを提供できれば、ワインの楽しみを味わっていただくことに繋がるでしょう。

お客様の期待を上回るサービスを提供できるお店づくりのためにも、ワインごとで違う味わいの表現や見分け方を知っておきましょう!

白ワインの甘口や辛口とは

白ワインをそそぐ

白ワインは甘口と辛口に分けられる

ワインの中でも白ワインは甘口と辛口に分けられます。品種、産地などによって甘口、辛口に分けられますし、全く同じブドウ品種から甘口から辛口まで造ることができます。では、ワインの甘口、辛口の決め手はどこになるのでしょうか。これはワインの製造工程が密接に関係しています。

基本的にワインは、ブドウ果皮などに含まれる酵母菌が果実の糖分を食べることでアルコール発酵が起き、お酒となるのですが、その酵母菌が糖分を食べ切ってしまえば、甘味のないワイン、つまり辛口ワインとなります。逆に、途中で酵母菌が果実の糖分を食べきらないよう働きを抑え、糖分を残せば甘味のある甘口ワインとなります。つまり、甘口か辛口かどうかは、ワイン中の糖分の残量で決まるのです。

現代では醸造技術が発達しているため、酵母の働きを熱で抑えたり、遠心分離で取り除いたりと、人為的に操作することができるため、甘辛度をある程度調整することができます。

ワインにおける辛口というのは、甘味の少ないスッキリとした味わいのものを指します。甘口は幅が広く、甘味をまろやかに感じる程度の控えめなものから、貴腐ワインのような、とても甘味を感じる極甘口まであります。

甘口、辛口の見分け方はあるの?

ワインは日本酒のように吟醸、純米といった表記がないため、パッと見てそれが甘口か辛口かを見分けるのはなかなか難しいといえるでしょう。

では、例えばアルコール度数で甘口、辛口の目安になるのでしょうか。アルコール発酵が進んだものは酵母が果実の糖分を多く食べてる場合が多いですので、残糖が少ない場合が多く、アルコール度数が13%を越える高めのものは辛口の可能性が高いです。

特に赤ワイン用の黒ブドウは糖度が高い分、度数が高く辛口のものが多い印象があるでしょう。実際、赤ワインの場合は、アルコール度数が低ければボリューム感が控えめですから甘味を感じやすくなる傾向にあります。

しかし、アルコール度数で甘辛が決まるかというと、一概にそういうわけではありません。遅摘みしたブドウや、貴腐菌のような特殊な菌で糖度を上げたブドウを使えば、アルコール度数が高くても甘口のワインは存在します。表記のない場合はやはり甘辛の客観的な判断材料はありません。無難なのは、詳しい商品説明をしているネットショップやワイン雑誌などを参考にする方法です。

また、シャンパンなどのスパークリングワインの場合は、辛口を意味する「ブリュット」の表記されたり、ソーヴェニヨンブランなどのように品種で判断する方法、ドイツ産の白ワインは比較的甘いなど、産地で判断する方法があります。

赤ワインのボディとは

赤ワインとフラスコ

赤ワインは白ワインと違って、味わいの表現として「ボディ」という言葉を使います。

「ボディ」とは、ワインを口に含んだ時に感じる「感触」のことです。「輪郭のはっきりとしたワイン」という表現を聞いたことがあるかもしれませんが、「ボディ」とは、この「輪郭」が最も近い言葉かもしれません。

ワインを口に含んだ時に感じるワイン全体の“張り”のような、輪郭に相当する部分を「ボディ」と表現します。 この「ボディ」は、すべてのワインに感じられるものではなく、比較的アルコール分の高いワインなどに感じられます。

そして、かなりの種類のワインを注意深く飲んでいないと気づかないような微妙な感触でもあるのです。 また、ほとんどの赤ワインは甘みを多く含まないため、甘口/辛口の表現の代わりに「ボディ」という 《味わいの豊かさ》 を表現する用語として使われています。 赤ワインの「ボディ」の種類は大きく3つに分けられます。

フルボディ

「フルボディ full-bodied」とは、英語圏では「密度の高い」という意味をもち、日本では、“味の濃い”、“濃厚な”、“コクのある”、“重厚な”、“豊かな”、“重い”、“ふくよかな”、“肉付きのよい”といった意味で使われています。

「bodied」とは「body」のことで、つまり「体」を意味し、赤ワインの風味がしばしば女性の体に例えて表現されたことからも来ています。「フルボディ」とは、「豊満な」、「肉付きのよい」、「グラマーな」といった、美女のイメージから、「濃厚な」という味の濃さばかりを意味するだけではなく、ふくらみのある、広がりのあるといった、口に含んだ時のワインの感触を重要視していることから来ています。

ミディアムボディ

“中程度のコク”、“ほどよい”といった意味です。「フルボディ」と「ライボディト」の中間の味わいを意味します。「中肉中背のほどよい肉付き」という意味から来ており、ほどよいコクがあり、料理に合わせやすい万能タイプで飲みやすいワインの事を指します。

ライトボディ

“軽快な”、“軽い”、“可憐な”、“薄めの”といった意味です。「痩せた」、「軽い」、「スレンダーな」といったイメージも意味します。主に低価格帯のワインに多いため安物に見られがちですが、上質なワインも存在します。渋みの少ないタイプが多く、赤ワイン初心者には最も適したワインと言えるでしょう。

この他にも、「ミディアムフルボディ」、「ミディアムライトボディ」といったフルボディとミディアム、ミディアムとライトの中間的な表現が使われる場合もあります。

白ワインと赤ワインでどうして表現が違うの?

ワインクーラー

前述したように、ほとんどの赤ワインは甘みを多く含まず、甘い、辛い、というよりは渋味とコクで味の表現をしますので、白ワインとは違った表現になります。

白ワインは辛口、甘口と言いますが、実は白ワインの辛口とは、本当に辛いのではなく、甘くないものを基本的に辛口と表現するのです。飲みやすいものが良いと思って、お店で甘口の白ワインを注文したら、本当にジュースみたいな甘いワインが出てくる場合があります。こういう時は「口当たりの良い、飲みやすいワイン」と注文すると、すっきりとした味わいの辛口のワインが出てきます。

赤ワインは、前述したように甘い、辛いではなく、味のきめ手となるのは、渋味とコクになります。この差を表現するのには重いワイン、軽いワインと表現するため、人間の体を指す「ボディ」という表現が使われるのです。

重いワイン(フルボディ)とは渋味とコクがたくさんあり、濃いワインのことをいいます。ボディのあるワインとか、フルボディとも表現されるのは「どっしりとした重みのあるタンニンの渋み」とも言い換えられるでしょう。

軽いワイン(ライトボディ)とは、フレッシュな果実味に富んでいて、渋味やコクはおさえられた、飲みやすいものをいいます。 その中間がミディアムボディとなるわけです。

ワイン試飲会に行って味の違いや表現を覚えよう!

ワイン試飲会

ワインの赤、白で味の違いや表現方法が違うことはおわかりになったと思います。

次は知識だけでなく実際に飲んでみて、味の違いや表現の仕方を覚えましょう。特に、赤ワインのボディの表現方法は、試飲会でソムリエ指導のもと、しっかりと自分の味覚で確かめながら覚えるのが一番です。自分が体験して初めて、お客様に伝わるサービスができるようになるのです。ワイン販売店などでワイン試飲会が行われる事がありますので、そういったイベントを上手に利用しましょう。

また、ワインを試飲できるイベントは全国で行われています。全国のワインイベントについて掲載しているWEBサイトをご紹介します。

https://love-wine.jp/wineevent/

こちらのサイトでは、全国で開催されるワインイベントを、詳細な情報とともに紹介しています。こちらで紹介されているイベントをチェックして、積極的にワイン試飲会に参加してみてはいかがでしょうか。

まとめ

赤ワインを飲む女性

いかがでしょうか?

赤ワイン、白ワインそれぞれの味の表現を詳しく知れば、ワインごとの特徴が分かってくるかと思います。赤ワイン、白ワインごとの特徴をワインの味の表現から覚えることで、赤ワイン、白ワインの深い魅力を提供できるお店になりましょう。