ノンアルコールメニューの需要やおすすめメニューまとめ

飲食店

ノンアルコールカクテルで乾杯

アルコールが苦手な方や、車の運転をしなければならないお客様に人気のノンアルコールドリンク。最近はスーパーやコンビニでも気軽に手に入るため、すっかり身近な存在となりました。発売当初はビールテイストのものが主流でしたが、最近ではカクテル風やチューハイ風などの種類も登場しました。ノンアルコールドリンクの増加とともに、ノンアルコールメニューを置いている居酒屋も増えてきています。

ノンアルコールドリンクは、「飲み会の雰囲気を楽しみたいけれどお酒は苦手」「付き合いで参加したけどお酒が飲めない」「今日は運転手をしなければならない」という方にも人気のため、女性をはじめ幅広い層のお客様を獲得しています。

そこで今回は、ノンアルコールドリンクを検討されているオーナー様に役立つ情報を、詳しくご提供していきたいと思います。

ノンアルコールとは

レモンが入ったカクテル

ノンアルコールドリンク、またはノンアルコール飲料とは、アルコール分をほとんど含まないアルコールテイストの飲料のことを指します。つまり、アルコール成分を含まないにも関わらず、まるで本物のお酒を飲んでいるかのような味わいを感じられるドリンクのことです。飲酒運転への罰則強化や、健康志向の増加、さらには若者のお酒離れ等から需要が高まり、様々な趣向を凝らした商品が販売されています。

ノンアルコールと名が付いているとは言え、アルコール分がまったく含まれていないとは限りません。日本ではアルコール1%未満のドリンクに関しては「ノンアルコール」と表記しても良い決まりになっているため、ノンアルコールドリンクによっては1%未満のアルコールが含まれている可能性があります。そのため、妊娠中の方や、体質的にお酒を1滴も飲めない方などは控えた方が無難でしょう。飲食店側もそうした事実を周知すべく、メニュー等に記載しておくと良いでしょう。

また、ノンアルコールドリンクは清涼飲料水に区分されてはいるものの、原則的に成人以上の方へ向けた販売を念頭に置かれており、未成年への販売は推奨されていません。そのため、スーパーやコンビニ等でも、アルコール飲料と同じケースにノンアルコールドリンクを陳列していることが多く、未成年が買いづらいような措置がなされています。飲食店側としても、トラブルを防ぐため、未成年のお客様にはノンアルコールドリンクの提供は控えた方がよいでしょう。

需要が多いノンアルコール

様々な種類のカクテル

2003年に道路交通法が改正され、飲酒運転への罰則が厳しくなりました。飲酒後の運転やそれに伴う悲惨な事故が社会問題となり、居酒屋やバーをはじめとしたアルコールを提供するお店でも、代理ドライバーサービスを行ったり等、飲酒に関してはガラリと風向きが変わりました。飲食店側もそうした情勢を踏まえ、アルコールドリンクの取り扱いに関しては一定のモラルを持たねばなりません。

とはいえ、「飲み会の席でソフトドリンクでは物足りない」と思う方も少なくありません。特に普段ビールばかり飲んでいる方にとって、周囲がお酒を飲んでいるのにも関わらず、自分だけ我慢しなくてはならないのというのは生殺しに近い状態です。そこで誕生したのが、ビールテイストのノンアルコール飲料です。ノンルコールドリンクを用意しておくだけで、お車でお越しのお客様も、普段と変わりなく飲み会をお楽しみいただけます。

また、体質的にアルコールを受け付けない方や、お子様連れのお客様、妊娠中のお客様など、ノンアルコールドリンクの需要は高く、アルコールオンリーのお店よりも敷居が下がるので、様々なお客様にお越しいただけるでしょう。

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ノンアルコールメニューにはどんなものがある?

コースターの上のカクテル

では、以下の一覧表でノンアルコールの特徴やどんな年齢層の人たちからの支持が多いかをまとめてみましょう。

種類

特徴

対象者

ノンアルコールビール

・ノンアルコールビールには大きく分けて二種類あり、アルコール度数が0%のものとアルコール度数1%未満のものがあります。

・車を運転する予定がある場合はアルコール度数が0.0%のものを飲むように注意。

・まるでビールを飲んでいるかのような口当たりなので、ビールを飲みたくても健康や運転を気にしている方にぴったりの飲み物。

ノンアルコールワイン

・本物のワインを造るような工程で製造した後に、アルコールを抜く方法を使用しているものが多い。

・ワイン独特の甘みや渋み、酸味などを表現して作られているのでワイン好きの方からの支持も多い。

ノンアルコールスパークリングワイン

・ワインのように甘口・辛口の選択ができます。また赤・ロゼ・白の種類がある。

・お酒は苦手だけど、雰囲気を楽しみたいという方に人気。

ノンアルコール酎ハイ

・酎ハイのようなのど越しを楽しむことができる。

・ノンアルコールであることはもちろん、カロリー0や糖質0、食物繊維配合のものもある。

・辛口のお酒が苦手という若い女性に人気の飲み物

・また妊娠中や授乳中の女性からの支持も多い。

ノンアルコール焼酎

・焼酎の製造過程から酵母菌の発酵を除いたもののため、焼酎のような風味や香りを残している。

・ダイエット中の人や禁酒中の男性からの支持が多い。

・お酒の席でもノンアルコール焼酎をたしなむことで回りに気を使わせることなく雰囲気を楽しむことができる。

ノンアルコール日本酒

・日本酒はもともとビールの3倍以上のアルコール度数があり、味の構成要素にもアルコールが欠かせないため日本酒とノンアルコール日本酒の差は大きい。

・そのためノンアルコール日本酒の需要はあるものの、他のノンアルコールドリンクに比べて人気はない。

・アルコール度数、カロリー、糖質すべて0なので健康を気にする人には安心して飲める飲み物。

シャンメリー

・シャンメリーとは、パーティ用のアルコールの入っていない炭酸飲料を指す。

・シャンメリーは華やかな雰囲気ながらお子様でも飲むことができるため、子供の誕生日パーティやクリスマスパーティには引っ張りだこです。実は、シャンメリーとは日本独自のノンアルコール飲料で、日本人にとっては非常になじみ深い存在です。家族連れのお客様が多いお店なら、用意しておくと喜ばれるかも。

ノンアルコールカクテル

・ジュースとは違いきちんとお酒の味わいを残しているため最後までお酒気分を楽しめる。

・カクテルのような本格的な味わいを楽しむことができ、ジュース感覚で楽しむことができるため女性に人気。

ノンアルコール梅酒

・梅酒ができる過程で生まれる複雑な香りと味わいが、アルコールを除いても残るためノンアルコールでも梅酒感がある。

・梅酒が好きだけれどカロリーが気になるという人にピッタリなノンアルコールドリンク。

甘酒

・甘酒には米麹甘酒と酒粕甘酒の二種類があり、製法や成分にも違いがある。

・昔から甘酒は飲む点滴といわれるほど栄養素が高く、男女を問わずさまざまな年齢層の人たちから愛されている。

このように、ノンアルコールドリンクの種類は多岐にわたります。お店の雰囲気や料理に合わせて、できるだけ複数種類のノンアルコールドリンクを用意しておくと良いでしょう。

オリジナルノンアルコールメニューを増やそう

美しいカクテルたち

ノンアルコール飲料の中でも特に若い女性を中心に人気が高いのが、見た目にも綺麗なノンアルコールカクテルです。カクテルのような見た目と飲み口でありながら、アルコールが含まれていないので妊娠中の方にもおすすめできます。

色々アレンジを加えることでオリジナルのノンアルコールメニューを増やし、集客につなげることも可能です。

ディーゼル

もともとはビールとコーラで作るカクテルですが、ノンアルコールビールに変えて作ることで次の日にもすっきり目覚めることができますよ。

カラフル甘酒

甘酒にブルーベリーやラズベリーを加えてブレンダーで混ぜてできあがり。甘酒に酸味やカラーをプラスして目で楽しむのもいいですね。

サングリア風

ノンアルコールスパークリングワインかノンアルコールワインにオレンジジュースとりんごやいちごなどの果物を加えて、サングリア風にアレンジしてみませんか?

ノンアルコールカクテルのフルーツカクテル

ノンアルコールカクテルにお好みのフルーツ缶詰を加えてフルーツカクテルに変身させることもできます。

ノンアルキティ

ノンアルコールワインとジンジャーエールのコラボ。

ノンアルコールビールとマンゴー

マンゴーもしくはマンゴーピューレにノンアルコールビールとレモンを加えたオリジナルドリンクです。夏にぴったりのドリンクですね。

ノンアルコール梅酒ロック

ノンアルコール梅酒に氷を入れたり炭酸水で割ったりして飲むとまるで梅酒を飲んでいるような感覚になるはずです。

人気のスパークリングワイン

ノンアルコールスパークリング白ワインをオレンジジュースで割ってワイン特有の酸味やコクを味わうことができるでしょう。

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ノンアルコールメニューの需要やおすすめメニューまとめ

まとめ

カクテル片手に盛り上がる女性たち

いかがでしょうか?

車でお越しの方や健康が気になる方、体質的に飲めない方など、近年需要が高まりつつあるノンアルコール飲料。ノンアルコールドリンクをお店に用意しておけば、より様々な客層をつかむことができるかもしれません。お店の料理に合うノンアルコールドリンクのラインナップを考案してみましょう。

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