モバイルオーダーシステムとは?導入メリットや注意点を紹介

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モバイルオーダーシステムで注文する女性

「モバイルオーダーシステム」をご存知ですか?大手ファストフード店が導入しはじめたことでも話題になった、今注目の新システムです。店とお客様の双方にメリットがあり、今後益々勢いを増すことが見込まれます。

今回はそんなモバイルオーダーシステムの概要や、導入するメリットを詳しく解説していきたいと思います。飲食店にはとりわけうってつけのシステムなので、ぜひご検討下さい!

モバイルオーダーシステムとは

モバイルオーダーシステムのイメージ

モバイルオーダーシステムとは、お客様がスマホアプリを使ってご来店までに商品注文~決済までのすべてを済ませることのできるサービスのことです。ちょうどデリバリーピザの店舗受取のような手順で、自宅やお出かけ先から食べたいメニューをお選びいただき、アプリ上で決済を完了。店舗に到着したらアプリ上でチェックインのサインを送り、店側が商品を用意して提供するという流れです。

日本ではまだまだ普及しはじめたばかりのシステムですが、2018年夏にマクドナルドが一部店舗でベータテストを開始したことで話題になりました。飲食店側とお客様双方にメリットがあるため、顧客満足度の底上げと業務の改善に効果があるとして、今後は広く普及していくと予想されています。

モバイルオーダーを採用するメリット・デメリット

モバイルオーダーを触る女性

モバイルオーダーに関して現状手探り状態の企業が多いですが、実際にどのようなメリットがあるのでしょうか?お客様側と飲食店側、双方の利点について解説していきます。デメリットに関しても後述していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

モバイルオーダーを採用するメリット

お客様側のメリット

  • 待ち時間が少なくなる

モバイルオーダーシステムは来店時間を指定でき、お客様にはご来店後すぐに席にご案内したり、商品をお渡しすることができます。待ち時間が軽減されることでお客様のストレスも減り、ランチタイムなどの混雑時にもスムーズにご案内できるようになります。

  • メニューをじっくり眺められる

お客様には時間に余裕のあるタイミングでじっくりとメニューをご覧いただけます。混雑時には店側が時間制限を設けることもあるかと思いますが、お客様側も限られた時間内で食事を済ませる必要があり、メニューを十分に検討できないことも少なくありません。その点モバイルオーダーであれば、前日の夜リラックスタイムに注文し、次の日のランチタイムにご来店いただくといったことも可能になります。

  • 隙間時間を有効活用できる

いつでもどこでもアプリ上から注文が可能なため、お客様には隙間時間を有効にお使いいただけます。「今日は忙しいから○○で食事しよう」といったように、モバイルオーダーシステムを導入することでお客様にお選びいただくシチュエーションがぐっと増えます。既存のお客様はもちろんのこと、まだ実際に来店したことのない方にも”忙しい日の選択肢”として頭の片隅に置いていただくことができるのです。

飲食店側のメリット

  • レジオペレーションの業務量が軽減される

飲食店側の最も大きなメリットは、レジオペレーションの業務量が軽減されることです。注文から決済までを事前に済ませてもらうことができるため、レジ業務の負担を削減し、より質の高いサービスを提供することが可能になります。

  • 売上やリピート率がアップする

モバイルオーダーシステムを導入すると、使い勝手の良いお店として顧客満足度やリピート率がアップします。また、アプリ上で新商品のご案内をしたり、クーポンを配布したりといったことも可能です。ポスティングやSNSでの発信よりもダイレクトにお客様の手元に情報が届くため、売上アップも見込まれます。

モバイルオーダーを採用するデメリット

モバイルオーダーは確かに便利ですが、お客様が来店されるタイミングに合わせて調理する必要があるので、研修をしっかりしないとシステムが破綻してしまいます。提供までの時間が短いファストフード店には向いていますが、調理に時間のかかるメニューは時間を逆算して準備にとりかかる等の工夫が必要になります。こういったシステムに合わせた教育や研修をあらためて行うコストがかかるというのが大きなデメリットと言えるでしょう。

また、注文のやり取り等でお客様との「会話」「接客」「おもてなし」といった部分を重視している店舗にも、モバイルオーダーシステムの導入は向かないでしょう。

おすすめのモバイルオーダーシステムを紹介

おすすめモバイルオーダーシステム

それでは、おすすめできるモバイルオーダーシステムについてご紹介します。

O:der(オーダー)

飲食店のスマホ注文に特化したモバイルオーダーアプリです。店舗ごとに自動でスタンプが貯まったり、お得なクーポンを設定できる機能もあります。非常に分かりやすいUIが好評で、導入時の教育コストを大幅に削減できます。

Okage

POSレジ、ハンディレジ、セルフオーダー、モバイルオーダーをすべて連動させることのできるサービスです。リアルタイム同期をはじめ、在庫管理システムなど飲食店経営に便利な機能が豊富に取り揃えられています。これから飲食店を開業するオーナーにおすすめです。

モバイルオーダーシステム導入する際の注意点

注意点イメージ

モバイルオーダーシステムはあくまで注文方法の1つに過ぎないので、店頭で注文されるお客様と同時進行で接客する必要があります。モバイルオーダーは従来の予約客のようなものですが、たとえば混雑時に席が予約でいっぱいになってしまったら、店頭のお客様をお待たせしたり、入店を制限したりといった事態になりかねません。モバイルオーダーを導入した店の中には、モバイルオーダーを利用するお客様が増えすぎたため、店頭のお客様を捌ききれなくなってしまったというケースもあります。

モバイルオーダーを導入する場合はそうしたリスクをいかに回避し、店頭のお客様をお待たせしないかが重要になります。また、こういった面も含めて従業員全員に教育を徹底し、お客様の不満を解消していく工夫も必要です。モバイルオーダーはメリットも多いのですが、今以上に広く普及するまでは、店側もシステムを正しく活用する術を模索していかねばなりません。

まとめ

モバイルオーダーシステムで料理を注文する女性たち

いかがでしょうか?

モバイルオーダーシステムは、来店前にアプリでの注文・決済が可能な新しいシステムです。お客様の待ち時間を軽減したり、レジ業務の手間を削減したりと双方にメリットのあるシステムですが、一方で運用方法を誤るとむしろお待たせしてしまうお客様を増やすことにもなりかねません。導入する際はそうしたリスクを加味した上でしっかりとマニュアルを作成し、従業員教育を徹底することが求められます。

新しいシステムはロールモデルが登場するまで店側も手探りになってしまいがちですが、モバイルオーダーは現代のライフスタイルに即した魅力的なシステムであることに変わりありません。システムのメリットを存分に生かし、売上やリピーター率の向上に繋げましょう!