メンタルを鍛えよう!自分でできる簡単メンタルトレーニングの方法

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トレーニングをする女性

メンタルトレーニングは、もともとはアスリートの精神力を鍛えるためのトレーニングで、スポーツ心理学に基づいています。

大きい試合でもプレッシャーやストレスに負けない強い心を手に入れるためのトレーニングですが、最近ではスポーツ界だけでなく、パフォーミングアーツ(演劇や演奏など)、教育界、ビジネス界など幅広い分野で活用されるようになりました。飲食業界もサービス業ですがら、メンタルを鍛えるにこしたことはありません。

プロの選手は専門のトレーナーの指導のもとで行いますが、ここでは一般の人が簡単にできる方法についてご紹介します。

メンタルが弱いとはどういうこと?

悩む犬

社会生活を送っていればだれでも人間関係で悩んだり、仕事で行き詰ったりすることがあります。そのようなストレスに直面したとき、すぐに立ち直れる人と、いつまでも落ち込んだままの人がいます。

このようにストレスに対する反応が異なるのは、その人の性格や思考パターンと深くかかわっているからです。

楽観的で、多少のミスをしてもクヨクヨせずに気持ちを切り替えられる人は、ストレスに押しつぶされるようなことはありません。反対に生真面目で責任感が強く、完璧主義者タイプの人は、「100点でなければ0点と同じ」という極端な思考パターンになりやすく、無理を重ねてストレス過剰になってしまいます。

完璧主義者は、一見、活動的でメンタルが強そうに見えますが、根底には強い不安感があり、その不安から逃れるための防衛心が「そうしなければならない」「気がすむまでやる」という行動に駆り立てるものと考えられています。その結果、ストレス過剰になって、朝起きるのがつらい、仕事のミスが多くなるなど、日常生活にも支障をきたすようになることがあります。

つまり、メンタルが強いか弱いかは、ストレスを受けたときのレジリエンス(はね返す力、しなやかさ)が性格的に高いか低いかによるといえるのです。

メンタルは鍛えられる

メンタルは鍛えられる

性格は、遺伝的にもっている素質と、生育状況、生活環境、教育などに影響されて形成されるものですから、簡単に修正できるものではありません。しかし、自分の思考パターンや行動パターンを振り返ってみて、これまでの自分とは違う自分を意識することで「演じる」ことができます。

たとえば、その日のうちに仕事が片付かないときは、「完全に終わらせないと不安だ」と思っても、「明日でも間に合うから今日は帰ってゆっくり休もう」と、仕事を切り上げます。自分のこだわりの強い性格に封をして、もっとドライな人間を演じてみるのです。

また、不安が強くて何事にも自信がもてないという場合は、外見を整えることも効果的です。 この外見には服装や化粧だけでなく、にこやかな表情やきびきびした態度、すっと伸ばした姿勢なども含みます。 外見を整えれば、周囲の人の見る目も違ってきます。とくに他人の評価を気にする人にとって、外見をよくすることは自信を深めることにつながります。

このようにいつも演じていれば、それはやがて習慣になります。習慣がしっかり身につけば、それは性格と同等の力を発揮するようになります。つまり、メンタルを強くすることができるということです。

メンタルトレーニングのおすすめ方法

メンタルトレーニングの方法

メンタルを強化するためには、演じることともう一つ、「ストレスを上手に回避する」ことも大切です。その具体的な方法をあげてみましょう。

1、70~80点でよしとする

100点は0点と同じとか、オールオアナッシングという考えを二分割思考といいますが、何でもパーフェクトにこなせる人などいませんから、永久に手に入らないものを追い求めることになります。それでは力尽きてしまうことは目に見えています。 物事に取り組むときは、「70点か80点取れれば十分」と気持ちに余裕を持たせることが大切です。

2、別の角度から考えてみる

仕事で失敗してしまった場合、その瞬間は「くやしい」「情けない」「つらい」といったマイナス感情が噴出します。しかし、「別の考えはないだろうか」と角度を変えてみると、「いい経験になった。これ以上大きい失敗をしなくてすむ」とプラス思考に転じることができます。 そうした考え方ができるようになると気持ちがずっと楽になり、ストレスに負けるようなこともなくなります。

3、一人で抱え込まない

責任感が強い人は、「人に頼ってはいけない」「人に弱みを見せられない」という思いから、何でも自分一人で抱え込んでしまう傾向があります。人間のエネルギーには限界があり、単独ではできないことのほうが多いのです。職場はみんなの連係プレイで成り立つものですから、ほかの人に頼める仕事は任せるようにしましょう。

4、ていねいな行動を心がける

不快なことがあってイライラしているときは、つい乱暴な口をきいたり、投げやりな態度を取ったりしがちです。そんなときは、「どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」と自己嫌悪に陥ってしまうものです。この自己嫌悪も落ち込みのもとになってしまいますから、イライラしているときこそ悠然と、ていねいに振る舞うようにしましょう。

5、自己暗示をかける

気持ちが落ち込んでいるときは、「自分は負けない!」「きっと成功する」と自己暗示をかけるのもストレスを回避するために有効な手段です。自己暗示には、自分の気持ちを高揚させるだけでなく、周囲の人たちも楽しい気分にさせる効果があるといいます。 また、頑張った自分を「よくやった」とほめてやるのもメンタル強化に役立ちます。

生活習慣を見直してメンタルを強化する

メンタルトレーニングのポイント

私たちの日常生活は「食事」「睡眠」「運動」「労働」「休息」の5つの要素で成り立っています。このうちのどれかが不足したり、過剰になったりするとストレスが生じ、メンタルを弱らせることになってしまいます。

飲食業界はつい生活習慣が乱れがちになってしまう忙しい業界です。まずは自分の生活習慣を次の4点から見直し、思い当たるところはできるだけ改善するように努めましょう。また、それを従業員へ浸透させ、会社・店舗全体で生活習慣の見直しとメンタル強化をしていきましょう。

●体が発するサインを無視していないか

空腹感や疲労感、眠気などは身体がそれを求めているというサインです。サインを無視して無理をすると、メンタルヘルス不調をきたしてしまいます。体の自然な感覚をもっと大切にしましょう。

●生活リズムが不規則になっていないか

忙しいときは睡眠時間を削ったり、休みの日は遅くまで寝ていたりしがちですが、そのような不規則な日が続くと自律神経が乱れて、どこも悪くはないのに頭痛や耳鳴りなどの身体症状が現れたり、不安や意欲低下などの精神症状が起こることがあります。仕事上、夜型の生活になるとしても、毎日決まった時刻に就寝し、朝も決まった時刻に起床し、生活リズムを整えるようにしましょう。

●喜怒哀楽の感情を上手に表現しているか

メンタルが弱い人の特性として「感情表現が苦手」ということもあげられます。喜怒哀楽は人間に与えられた自然な感情ですから、抑え込んでばかりいては行き場のない感情はストレスとなって蓄積してしまいます。感情をむき出しにするのは避けるべきですが、自分の気持ちを素直に表現することもときには必要です。

●休養を十分にとっているか

週に1日2日の「休息」だけでなく、心身のエネルギーを充電する意味の「休養」を取ることも重要です。有給休暇をとれるのであれば上手に利用するようにしましょう。

まとめ

ばんざいする女性

メンタルの強い人というのは、ここ一番というときに実力以上の力を発揮できる人とのことです。事業には想定外のトラブルがつきものですが、そんなときもメンタルが強ければ冷静に処理することができます。

また、従業員を守るという意味からも経営者や店長はメンタルが強くなくてはなりません。いつ、どんな事態が起きても適切に、迅速に対応できるようメンタルトレーニングを実践して精神力を鍛えておきましょう。