ラテアートでお客様を楽しませよう!人気のデザインや作り方とは

飲食店

リーフデザインのラテアート

コーヒー系のメニューにおいて、すっかり定番の人気メニューとなっているカプチーノやカフェラテは、エスプレッソをベースに、ミルクスチーマーで泡立てたホットミルクを上から注ぐ、老若男女に受け入れられるほど浸透したホットドリンクと言えるでしょう。

そんな中、ホットラテ系ドリンクの新たな提供方法として、泡立てたミルクの上にアートを描く、「ラテアート」というスタイルが人気です。

そこで今回は、ラテアートをおこなうメリットや人気のラテアートデザイン、ラテアートに必要な道具などをご紹介していきます。

ラテアートとは?

綺麗なラテアート

ラテアートの語源は、イタリア語の牛乳という意味である「Latte(ラテ)」と、英語の「Art(芸術)」を組み合わされた造語です。ラテアートとについて一言で説明すると、「エスプレッソをベースに、泡状のミルクを上に載せたホットドリンク(カプチーノ、カフェラテ)の上に絵柄を描いたもの」になります。ミルクスチーマーで泡立てたミルクの上に絵柄を描く際には、色々な道具を使い、お花やハート型などさまざまな絵を描きます。

最近では、エスプレッソベースの飲み物に限らず、ココアや抹茶の上に同じように絵(アート)を描いて提供されるカフェ、飲食店も増えているようです。抹茶やココアなどが好きな女性や10代のお客様を中心に人気があり、文化として一般化しているようです。日本におけるラテアートとは、「泡状のミルクを使う飲み物の上に絵を描いて提供するホットドリンク」というのが正しい解釈かもしれません。

「ラテアート」の語源からすると、「カフェラテ」の上にアートを描くもの……という風に想像しがちですが、これはあくまで日本だけの話です。ラテアート発祥の地イタリアでは、「カプチーノ」の上にラテアートを描いて提供します。

イタリアのカフェ(バルと呼びます)では、カフェラテのメニュー自体は存在しますが、わざわざカフェラテを注文する人はまずいません。日本の感覚にたとえると、喫茶店で「ホットコーヒー牛乳」、あるいは「ホットミルク、コーヒーは少しだけ」と注文する感覚と同義であるとお考えください。

カフェラテをイタリアのカプチーノのようにラテアートとして提供する方式は、アメリカのシアトル式のカフェスタイルが発祥です。そのため、もし、お店のドリンクメニューにカプチーノとカフェラテの両方がある場合には、どちらにラテアートをするかをしっかり検討する方が、お客様の混乱に繋がりにくいでしょう。

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ラテアートをするメリットは?

ハート型のラテアート

ラテアートをお店で取り入れるメリットは、カプチーノやカフェラテの味を楽しんでもらうだけでなく、視覚としても楽しんでもらうことで、味覚と視覚両方の感覚に訴えることができるということです。新たにラテアートを取り入れれば、以下のような経営メリットを得られます。

まだまだラテアートを導入している飲食店の絶対数が少ない

ラテアートがブームになっているとはいえ、アルバイトスタッフに均一の技術を習得させることの難しさなどが背景にあって、大型の飲食店などでは導入が進んでいません。つまり、導入することができるのならば、個人店特有のサービスとして、お客様に稀少な付加価値を与えられる機会になるのです。

色々なラテアートを覚えることで他店と差別化が図れる

ハートや花など比較的簡単なアートであれば、すぐ覚えることができます。デザインの凝ったものになると習得に時間がかかるため、どのお店もラテアートの導入には躊躇してしまいます。ラテアートの技術を一通り覚えてお客様に提供すると、「物珍しさ」による感動によって顧客満足度に繋がるでしょう。

ラテアートで人気のデザインは?

笑顔のラテアート

ラテアートで人気のデザインは、定番からアレンジ編まで様々です。そこで、以下においていくつかをご紹介します。主な「絵の描き方」には、「フリーポア」と「エッチング」とあります。それぞれの手法は後述しておりますので、そちらをごらんください。

  • チューリップ
    ラテアートの定番、人気のデザインです。初心者でも簡単にできます。
  • ハート型・文字
    こちらも人気のデザインです。文字を合わせると、さらに綺麗です。
  • リーフ型
    やや難度が高く、上級者向きのアートです。本場イタリアで人気のあるデザインです。
  • アニマル抹茶ラテアート
    エスプレッソをベースに使わない、抹茶ラテのラテアートも人気です。エスプレッソより抹茶の方がトロミがあるため、若干難度が高めです。
  • 人物
    芸能人や海外セレブなどの特徴をアートに描くのが、最近のトレンドとなっています。慣れるまではかなり高難度でしょう。

ラテアートに必要な道具は?

エスプレッソマシーン

ラテアートに必要な道具をご紹介します。

  • エスプレッソマシーン
    ラテアートは、エスプレッソがベースになるのが原則です。そのため、美味しくて味わい深いエスプレッソを抽出できる機械を揃えましょう。業務用を導入する場合は数百万単位かかりますが、新メニューとして気軽に加える場合は、家庭用のものでもかなり良いクオリティーのエスプレッソが提供できます。家庭用でしたら1〜3万程度で購入できますので、お客様の反応を試してみたい、いきなり高額の設備投資が厳しいなどといった場合におすすめです。
  • ミルクピッチャー
    スチームされたミルクを注ぐためのピッチャーです。ピッチャーの先が細いものを選んだ方がアート向きです。
  • ラテボウル
    従来のカプチーノ用よりも全体的に口が広めのカップです。ラテアートを施す場合は、きれいな絵を描くためにも、ラテボウルの方が「対流」を作りやすいです。

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ラテアートの作り方

ラテアートの作り方

ラテアートには、「フリーポア」と「エッチング」という2つの方法があります。

フリーポア

「フリーポア」とは、抽出したエスプレッソにミルクスチーマーでスチームしたミルクを、ピッチャーを使って絵を描きながら注ぐ手法です。よく見られるハートやリーフなどは、こちらの技法を使って描かれています。

エッチング

エスプレッソの上からミルクスチーマーでスチームしたミルクを注ぐまでの工程は、フリーポアと同じです。注いだミルクの上から、楊枝やカクテルピン、細目の温度計、あるいはスプーンなどを使って絵を描く方法に違いがあります。アニメキャラや動物など、色々な絵を描くことができます。

まとめ

かわいい顔のラテアート

人気のラテアートについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

鍛錬を積めば、思いの外簡単にできるようになるのがラテアートです。まずは基本のデザインを覚え、徐々に提供できるデザインを増やしていきましょう。そうすることで、お客様にも新鮮な気分を味わっていただけるのではないでしょうか。

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