お店にはどの共通ポイントカードがおすすめ?楽天ポイント、Tポイント、Pontaを比較してみた 2016年11月版:共通ポイント徹底比較

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POINTイラスト

私たち消費者にとって、買い物をしてポイントを貯めることがごく自然なことになりました。コンビニでは、レジで必ずといってよいほどポイントカードを持っているか聞かれます。共通ポイントカードは年会費無料、入会の際の発行手数料も無料か数百円ですので気軽に作ることができ、今後も着々と普及していくものと思われます。

そしてユーザーの増加とともに、加盟店の数も拡大しています。著名なポイントカードの加盟店数は万単位になっており、また特定のクレジットカードで支払いをするとポイントが貯まるなど、貯め方も多様化しています。

ではこのポイントカード、お店の側から考えると、どれに加盟すればよいのでしょうか?「店舗経営と集客に共通ポイントカードの導入がおすすめな3つの理由」では共通ポイントカードを導入することをおすすめしましたが、実際は類似した機能とサービスを提供しているため、迷うところです。そこで今回は代表的なポイントカードを比較して、「お店にとってどの共通ポイントに加盟するのが得なのか?」を考えてみます。

代表的な3つの共通ポイントカードを比較

まず、比較表から見てみましょう。

楽天ポイント Tポイント Pontaポイント
ポイント付与 100~200円につき1ポイント
ポイント価値 1ポイント1円
ポイント有効期限 1年(加算・減算あれば延長)
会員数 約6,000万人 約6,000万人
加盟店数
(2016年6月時点)
約13,000店舗 約75,000店舗 約23,000店舗
加盟料 加盟金:50,000円月額4,500円(ポイント利用料) 加盟金:55,000円月額7,500円(ポイント利用料)
2016年4月時点
ポンタキャラクター使用料:300,000円
預託金:100,000円
月額費用:5,000円など (終活Pontaの場合)
特記事項 ユーザーの使用意欲が高く、かつ費用が低い 加盟店同士の相互送客 ロイヤルマーケティング社の支援

では、それぞれのポイントを詳しく解説します。

楽天ポイント

楽天ポイントは楽天グループとその提携先で幅広く利用できます。代表的な加盟店はサークルKやミスタードーナツ、PRONTOなどがあります。加盟店によっては金額が大きい商品もあるため、ポイントが貯まりやすく、ユーザーの使用意欲は高い傾向にあるといえます。お店としてはポイント使用の意欲が高いほど、ポイントでお客様を囲い込むことができ、来店動機を強化することができます。クレジットカード決済システムの楽天ペイを導入すればお客様は楽天ポイントを使用することができるようになります。

Tポイント

Tポイントの代表的な加盟店といえばTSUTAYA、ファミリーマート、ドトールなどが思い浮かびます。ユーザー数と加盟店数のいずれも多く、国民の3人に1人がカードを持っているといわれています。レシートにお客様に合わせた他の加盟店のクーポンを印刷することができ、加盟店同士の相互送客が期待できます。このクーポンは文言を自由に設定することや利用回数に応じたクーポンの作成など、幅広く対応できます。

Pontaポイント

タヌキのキャラクターがかわいらしい共通ポイントサービスのPontaカード。代表的な加盟店としてはローソンやゲオがあります。加盟店はPontaポイントを提供している株式会社ロイヤリティマーケティングから、マーケティングと顧客関係構築の支援を受けることができます。費用は高めですが、ポンタのキャラクターを使用することも可能です。ポイントシステムの導入にあたっては、告知→会員募集→カード発行→企画→運用→分析→フィードバックという一連のフローを用意しており、加盟店はその中の会員募集、企画、分析、フィードバックでロイヤリティマーケティングと連携でき、その他のフローは移管することでコストを削減することができます。

楽天ポイント、Tポイント、Pontaポイントのいずれにも当てはまることですが、お店が共通ポイントカードを導入すると次の4つのメリットが期待できます。

  • 新規顧客を獲得できる
  • 顧客離反を防止できる
  • 購入頻度を向上できる
  • 購入点数が向上する(結果として購入単価が上がる)

すなわち、ポイントシステムは客数と客単価を維持または向上させることに寄与することになり、お店にとっては基本的な集客と販促の施策となるわけです。

おすすめの共通ポイントは「楽天ポイント」

お店が共通ポイントを導入する最大の目的は集客であり、顧客の囲い込みです。それぞれのポイントカードでは店頭やモバイルサイトなどを通じて加盟店が独自キャンペーンを実施することが認められており、訴求力がアップすることは間違いありません。しかし、どのポイントカードもサービス内容が似ているため、差別化が難しいのが実情です。

とはいえ、集客方法への活用や加盟金を視野に入れると、少し違いが見えてきます。まず、ポイント導入によって一番期待される集客ですが、楽天ポイントはお店独自でキャンペーンを設定できることはもちろん、その費用はキャンペーンの成果に応じます。そのため、集客効果がなかったのに費用だけがかかる事態を避けることができます。

なお、加盟金で比較すると、楽天ポイントは加盟金が50,000円、月額費用が 4,500円(+ポイント利用料)と、TSUTAYAの加盟金5万5,000円と7,500円(+ポイント利用料)の月額費用(2016年4月時点)やPontaの加盟金の一部であるキャラクター使用料の30万円と比べると低く設定されています(いずれも税別)。

よって、楽天ポイントのメリットをまとめると次の特徴があります。

  1. ユーザーのポイント使用意欲が高い
    楽天トラベルや楽天市場など幅広い使い道があり、ユーザーの使用意欲は高いでしょう
  2. 独自キャンペーンの展開
    お店独自のさまざまなキャンペーン展開ができ、費用対効果も把握できます。また、そのお店オリジナルデザインのカードを作成できます
  3. 費用が低くおさえられる
    楽天ポイントの導入費用はほかの共通ポイントと比較しておさえられています

前回の記事でも紹介したように、集客に活用できる共通ポイントシステムはうまく使えば効果を発揮します。使用するポイントカードごとに実行する戦略に大きな違いはなくても、アプローチできるターゲット層や費用的なメリットがほかと比べて魅力的な楽天ポイントの導入を考えてみてはどうでしょうか。

楽天ポイントの導入は代行店に問い合わせするほかに、レジやクレジットカードリーダーの購入とセットで行うことが可能です。そのクレジットカードリーダーである楽天スマートペイは「Square(スクエア)、Coiney、楽天スマートペイ、導入されているスマホ・タブレット決済サービス導入のメリットと3つのサービス内容の徹底比較」で紹介しています。ぜひ参考にしてください。