キッチンカー(移動販売)で開業するメリットや資金相場とは?

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キッチンカーとお客様

近年、都市部を中心に頻繁に見かけるようになったキッチンカーによる移動販売。気軽に始められそうだし、面白そうと興味を持つ人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、キッチンカー開業のメリット・デメリット、さらには資金相場から開業に必要な手続きなど、知っておきたいことをまとめました。キッチンカーでの移動販売をはじめる際の流れを理解して、計画的な開業を目指しましょう。

キッチンカー(移動販売)とは

おいしいケバブ

キッチンカーとは、車に調理設備を備えた特別な車両のことを指します。ケータリングカーやフードトラックなどとも呼ばれ、フェスや祭りなどの屋外イベントに出店をしたり、オフィス街で持ち帰りのお弁当を販売したりすることが多いです。

キッチンカーで扱う商品は様々で、丼物、カレー、ケバブ、クレープ、お好み焼きなど、設備が整っていればなんでもできます。その場でコーヒーを淹れたり、かき氷やソフトクリームを楽しめたりする移動販売も多いですよね。

路上には様々な飲食店が乱立していることで、キッチンカーによる移動販売の分野はかなり拡大しています。これからも市場は拡大し続け、人気や需要もアップしていくと予想されます。

キッチンカー(移動販売)開業のメリット

良いとダメの指示板

キッチンカーで移動販売をすることは、店舗型の飲食店にはないメリットがいくつかあります。

移動販売なら、飲食店にとって大きな出費になる家賃がかかりません。その代わり、ガソリン代や駐車場代などが必要ですが、都内で好立地の物件を借りたときの家賃を上回ることはないでしょう。

また、移動販売はお客様がいるところへこちらから出向いていけるという、大きな特徴があります。お店を構えてしまうとお客様を待つしかなく、立地に失敗したと思っても場所を変えることはできません。一方キッチンカーであれば、日によってお客様が多い場所へ移動することもできます。

さらに、設備を整えたり内装や外装を整えたりするための初期費用が格段に抑えられます。車というかなり限られたスペースなので、費用を抑えながら自分の世界観を演出できるのです。飲食店の競争は年々激しくなっているので、このようなメリットのある移動販売に移行する人も増えています。

キッチンカー(移動販売)のデメリット

ノートとご飯

出店側からすると、初期費用が大きくかからないことや、移動してお客様の集まるところへ移動できることは大きなメリットです。その反面、デメリットもあります。キッチンカーでの移動販売は、お客様の信頼を得にくいのがデメリットです。

なにかを販売するお店というものは、通常であれば販売する場所は変わらないため、いつでも同じ場所に行けば好きな商品が手に入るという安心感があります。しかし、キッチンカーには「固定」という安定性がないため、お客様から覚えてもらいにくいのです。

いつもはいないのに、週に数回だけ食べ物を売りに現れるため、「ここで買って大丈夫かな?」と不安に思うお客様は多いでしょう。宣伝や広告などで信頼を獲得する方法はありますが、時間がかかる上に特別な戦略が必要となります。

キッチンカー(移動販売)で開業する資金の相場

電卓と紙幣

車両や導入する設備によっても大きく変化しますが、開業資金の相場は100万円~500万円ほどです。軽車両でコストを最大限に削った場合と、新車の外国車両を使う場合では当然のことながら費用が変化します。

冷蔵庫とガスコンロを1台入れるだけであれば100万円程度で抑えられますが、一度に何杯も淹れられるような馬力があるエスプレッソマシンは、それだけで200万円以上することもあります。

水道設備の導入や、発電機など電気関連の設備も整える必要があります。そのためには、車両の調理設備に加えて、車を停めておく駐車場とガソリン代が必要です。これらすべてを合算すると、キッチンカーで移動販売を開業するには、平均として200万円ほどかかると覚えておくとよいでしょう。

キッチンカー(移動販売)開業に必要な手続き

書類を書く女性

キッチンカーで開業するには、飲食店でお店を構えるときと同じように、保健所での申請が必要です。車両設備の基準があるので、それを満たしていないと営業許可がおりません。車の中で調理と販売を行うには、「食品営業自動車」の営業許可を取得します。

似たものに「食品移動自動車」の許可がありますが、こちらは車の中では調理できません。あらかじめ調理したお弁当などを販売する場合にのみ認められる資格なので、間違えないよう注意しましょう。

また、基本的には営業許可が降りた都道府県内でしか営業できません。県境などの場所によっては、お客様を逃してしまうリスクなどもあるので、事前に考えてから開業しましょう。

販売する場所を借りるためにも、希望する販売場所の持ち主から許可を得る必要があります。勝手に駐車して販売することはできないので、気をつけましょう。

まとめ

ケバブを売るキッチンカー

いかがでしょうか?

キッチンカーによる移動販売は、店舗型の飲食店にはないメリットがあります。物件とは違ってスケルトンに戻す必要がないので、廃業も簡単です。店舗型の飲食店を経営している会社や個人が、サイドビジネスとしてキッチンカーで移動販売をはじめるケースも増えています。

キッチンカーでの移動販売は、ある程度の知名度やリピーターのいる飲食店をすでに持っているのなら、まったくのゼロから始める場合よりもお客様の信頼が得やすいです。ファンが来店してくれれば宣伝効果にもなります。

人気やニーズが今後さらに広がる可能性があるキッチンカーでの移動販売は、資金の問題で飲食店を出せない人にもチャンスがある分野です。飲食店開業以外にも、キッチンカーでの移動販売を考えてみましょう。