健康志向ニーズを捉えて集客アップ!健康食材を使ったおすすめメニューとは

飲食店

健康食材メニューを食べる女性

近年の日本では、食の欧米化の進展によって、生活習慣病や肥満傾向にある人が増えてきています。そうした傾向は多くの人々の健康意識を高め、コンビニ各店や大手外食チェーンでも、ヘルシーメニューが人気を集めています。

現代人は忙しく生活しているので、健康的な食生活を送りたくても自炊をしている時間がなく、自然と外食になりがちです。つまり、健康的なメニューを提供している飲食店は、大きなアドバンテージを稼ぐことができるでしょう。

そこで今回は、ヘルシーメニューに欠かせないおすすめの健康食材とはなにか、健康食材を使ったメニューを取り入れるメリットなどをご紹介していきます。

健康志向が高まってるってほんと?

最近良く耳にするのが「健康志向」という言葉。この健康志向に対し、現在かつてなく関心が高まっています。

2019年の日本政策金融公庫農林水産事業の調査によると、食材選びや食事の選択で「健康志向」が過去最高を記録したとのデータもあります。このように男性女性を問わず、幅広い年齢層の人たちが栄養バランスの良い食事や運動を意識し、健康な身体で生活するよう心がけています。

これまではとにかくおいしいものをという「美食志向」、さらに手軽で時短になる「簡便化志向」の傾向が強かったようです。しかし今では健康かつ経済的、そして安全な食がトレンドになっています。

また、ある調査では「普段、健康について気にかけていますか?」という質問に対し、95.6%の人が「気にかけている」と回答しています。さらに「健康を意識した食事で、普段気を付けているものは?」という問いに対して「全体の栄養バランス」63.6%、「塩分」57.3%、「糖質」49.7%、「食物繊維」42.7%という回答がありました。

こうした結果からも、普段摂取する食事に関心が高まっていることがわかります。また、ただ単に食べて美味しい食事より、栄養バランスがあって、塩分や糖質の取りすぎにも注意していたり、食物繊維も意識して摂取したいという意識があることも理解できます。飲食店を経営しておられる方々も、こうしたお客様たちの健康ニーズに関心があることでしょう。

では実際に健康志向のメニューで成功した店舗はあるのでしょうか?あればどのようにして成功できたのか秘訣を知りたいと思いませんか?ではさっそく調べてみましょう。

1.「タニタ食堂」

タニタは体重計などで健康を意識した会社として有名ですが、社員の健康を考えて作られたのが「タニタ食堂」です。特に運動もせず、タニタ食堂のメニューを毎日食べただけで痩せることができた、体脂肪が減ったなどうれしい結果が出ています。社員たちの健康維持ができたので、今では社員以外の人も同じメニューを食べられる「タニタ食堂」ができています。

メニューはどれも低カロリー、塩分控えめになっています。一汁三菜というスタイルも日本人には合っているのではないでしょうか?もちろん定食にはカロリーや塩分量などが記載してあるので、安心して食事ができます。どれもヘルシーメニューですが、満足度が高いのでリピーターが後を絶ちません。メニュー例として、「ごろごろ野菜と有機豆乳のミートドリア」や「濃厚甘酒トマトソース煮込みハンバーグ」など、オリジナリティがありかつヘルシーで食べ応えがあるというメニューの数々で、しかも健康志向のニーズにしっかり応えているのが特徴です。

2.「無印良品 Café&Meal MUJI(カフェ アンド ミール ムジ)」

身体に優しい食事を提供しているCafé&Meal MUJI。無印良品はシンプルかつ実用的で品質も保証されているため愛用されている人も多いことでしょう。この無印良品が監修しているCafé&Meal MUJIは無印良品を愛する人を裏切らない料理を提供しています。リーズナブルな価格で、野菜たっぷりの食事を楽しむことができます。

このお店で提供される料理は旬の食材を美味しく調理しただけでなく、彩りや栄養バランスもきちんと計算されたメニューなので健康志向の人にぴったりです。温かい料理と冷たい料理を選択できおかずも3品、4品チョイスしてセットメニューとして提供しているのも魅力のひとつですね。実際に提供しているメニュー例として、「備中高原鶏とたけのこの香酢絡め」、「レバーとこんにゃくのからしマヨネーズ和え」、「干し野菜の塩きんぴらサラダ」など、どのメニューも一度は試したくなるものばかりです。おかずの名札にはカロリーや塩分、油分、使用されている食材についても詳しく記載されているので安心してチョイスできますね。こういった心配りも人気のひとつでしょう。

健康志向に必要な健康食材とは?

健康食材を使った味噌汁

健康的な生活を維持するためには、普段の食事に気を配ることが何よりも大切です。

私たちの体は、毎日食べている食材からつくられています。いくら毎日運動をして、たくさんの睡眠時間をとっても、体内に入ってくる栄養素に偏りがあれば、健康な体は作られません。サプリメント等を用いるのも時には賢い選択ですが、それらはあくまで栄養の偏りを補助する役割でしかありません。そのため、サプリメントに頼るのではなく、日頃から健康志向を意識したベースとなる健康食材を取り入れることが大切です。

健康食材は、健康な食生活を送るためにも積極的に取り入れたい食材たちです。健康食材と聞くと、低カロリー低糖質のダイエット向きな食材であると思われる方も多いかと思います。もちろん、適切な体重でいることは健康維持に欠かせない要素ですが、健康食材の持つ効果はそれだけではありません。健康食材には人間の免疫力を高めたり、アンチエイジング効果があったりと、食材に含有された栄養素によって様々な効果を期待できます。

また、健康食材というと野菜や果物がイメージされがちです。しかし、健康食材の中には一見健康に関係ないような食材であっても、素晴らしい健康効果を秘めている場合があります。近年では、チアシードやエゴマ油をはじめとしたスーパーフードが注目を集めていることもあり、「意外な健康効果」をもった健康食材が大衆にウケやすいのではないかと考えられます。

お店でも積極的にこれら健康食材を取り入れたメニューを提供することで、健康志向が高いお客様のニーズに答えることができるでしょう。

健康食材を取り入れるメリット

健康食材のサラダを食べる女性

近年の健康志向の高まりは、カロリーや塩分をメニュー表に記載する店舗を増加させました。そのような中、健康食材を豊富に使ったヘルシーなメニューが人気を集めています。ヘルシーメニューはダイエットに敏感な若い女性はもちろんのこと、お腹周りが気になり始めたお父さん世代からも注目されており、より幅広い年代のニーズを満たすことができます。また、若い男性やサラリーマンは、女性と比べて自炊をしない場合も多いため、日々の食事を外食やコンビニに頼りがちです。そのため、普段の食生活による不摂生を少しでも改めようと、ヘルシーメニューを好んで注文する傾向があります。

健康食材を使ったヘルシーメニューには多くのニーズがあるため、「食べるだけで健康になれる」というフレーズは、多くの人の興味を引くことができるのではないでしょうか。定期的な運動習慣を身に着けることはハードルが高くても、食べるものを変えるのは簡単と考える人が多いのです。

お店のメニューに健康食材を取り入れれば、そうしたニーズを満たすことができます。現代人が飲食店を選ぶ時、「ヘルシーな食べ物」「健康的な食べ物」が食べられるお店であることは、お店選びの重要な要素のひとつとされます。

また素材にこだわりがあり、国産品のものやオーガニック食材だけを使用しているという点を売りにしているお店もあります。最近では「自分はベジタリアンだ」「ビーガン食しか食べない」という人も増えています。国際社会である日本もますます外国人観光客や日本に滞在する外国人の増加が見込まれているので、これらの人たちをターゲットとした健康志向メニューを考案するお店も徐々に増えています。

健康志向のメニューは新規のお客様を呼び込むだけではなく、リピーターの獲得にも繋がります。

健康食材とは具体的になにがある?

新鮮な野菜

それでは具体的に、健康食材として注目を集めている食材をご紹介していきたいと思います。普段お店で提供しているメニューと照らし合わせ、取り入れやすい健康食材を選んでみて下さい。

  • ブロッコリー
    ブロッコリーは、医師やアスリートが積極的に常備する食材と言われています。ブロッコリーには、スルフォラファンをはじめとしたがん予防成分が豊富に含まれているため、近年注目を集めています。また、ブロッコリーは野菜の中でも低糖質な食材なので、ダイエットにもぴったりでしょう。茹でても焼いても美味しく食べることができますが、水溶性のビタミンであるビタミンCの流出を防ぐため、水を用いず加熱するのがおすすめです。
  • トマト
    トマトには、ビタミンCやリコピンといった抗酸化作用を持つ成分がたっぷりと含まれているため、アンチエイジングに役立てることができます。アンチエイジングというと、肌や髪などの審美的な効果が大きいように思われがちですが、体の細胞は等しく老化していくので、内臓機能や筋力の衰えも予防することが可能です。また、トマトは生のまま食べることも多い健康食材です。そのため、熱に弱いビタミン類も、フレッシュな状態で摂取できるという利点があります。
  • ナッツ類
    アーモンドやクルミなどのナッツ類は、一見高カロリーで健康に悪いように思えますが、実は良質な油分とビタミンEをたっぷりと含んでいます。また、生活習慣病やがんの予防にも効果があるとする説もあるため、幅広い健康維持に役立てることができるでしょう。
  • サーモン
    サーモンに含まれるオメガ3脂肪酸には健康維持やダイエットに効果があるとして、近年注目を集めている成分です。サーモンはメインの食材になりやすく、生で食べてもソテーにしても美味しいので、食べ応えのあるメニューをつくることができます。
  • アボカド
    「森のバター」とも呼ばれるアボカドは、非常に栄養価が高い健康食材です。若い女性を中心に人気があり、アボカド専門店もある程です。

健康志向の方向けのメニューを紹介

健康食材を使ったパスタ

健康食材を使ったメニューには、具体的にどのような料理があるのでしょうか?そこで、今回ご紹介した健康食材をもとに作るメニューをご紹介していきたいと思います。

健康志向の方向けの食事でも、彩りの美しさや味の追求、季節の食材にこだわることは必要です。そうすることで安定した集客が望めるかもしれません。もちろん美味しいものを提供したいと思いますが、コスト面も考慮しなければならないため冷凍保存ができるものなど工夫次第でこだわりのメニューができそうですね。下記のメニューを参考に、ぜひオリジナルレシピを考案してみて下さい。

ブロッコリーのアーリオオーリオ

健康食材であるブロッコリーを活用した料理をご紹介いたします。「アーリオオーリオ」とは、オリーブオイルににんにくの香りを移したオイルソースのことです。アーリオオーリオに唐辛子の辛さをプラスしたパスタ料理が、ペペロンチーノです。パスタソースに用いることの多いアーリオオーリオは、野菜と絡めても美味しくいただけます。

アーリオオーリオを加熱したブロッコリーに絡めるだけでも十分美味しいので、簡単な前菜にもぴったりでしょう。ガーリックチップや糸唐辛子をトッピングすると、色合いがよくなります。

サーモンとアボカドのサンドイッチ

健康食材のサーモンとアボカドを同時に摂取できる軽食です。サーモンとアボカドは非常に相性が良いので、パンにはさむ以外にもパスタやサラダにしても美味しくなります。アレンジが効くため、さまざまなバリエーションのメニューをつくることができるでしょう。

サーモンのピンクとアボガドの緑のコントラストがより食欲をそそりますね。

まとめ

健康な朝を迎える女性

いかがでしょうか?

健康食材を取り入れたメニューを用意すれば、健康志向ニーズをしっかりと捉えることができます。今回ご紹介した食材以外にも様々な健康食材がありますので、お店のメニューに合いそうな健康食材を探してみて下さい。

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