歓迎会シーズンには春の食材を活用したメニューを用意しよう!

飲食店

新入社員に乾杯

忘年会や新年会のシーズンが終了するとすぐに、別れと出会いの季節がやってきます。

出会いの季節には、学生であっても社会人であっても、街のそこかしこで新人歓迎会と銘打った宴会や飲み会を目にすることが出来ます。歓迎会の季節は飲食店にとってまさに書き入れ時で、飲食店にとってはもはや春の風物詩と言っても良いでしょう。

数多く開かれる歓迎会の中で、幹事の悩みの種となるのが宴会のコース料理です。あまりにも無難なメニューだとつまらないと言われてしまう、突拍子のないウケを狙った料理では滑った時が怖いなど、幹事の悩める声が聞こえてきそうです。

そんな時に飲食店のアピールポイントとなるのが、旬な春の食材を利用したコース料理です。春の食材を使ったコース料理は見た目が華やかなだけではなく、うま味も凝縮されていることは言うまでもありません。

そこで今回は、歓迎会の季節に春の食材をメインとしたコース料理を用意していない店舗経営者の方に向けて、歓迎会シーズンに春の食材を使ったコース料理案などを詳しくご紹介いたします。

歓迎会シーズンいつからいつまで?

新たなメンバーの受け入れ

会社や業種によって歓迎会が行われる日取りはまちまちのため、共通して何日だと言い切ることはできません。しかし、歓迎会が行われるおおよその時期は4月~5月後半に行われることが多いとされます。その内、4月中盤から5月頭が歓迎会のピークに達します。

だからと言って「3月だからまだ歓迎会シーズンには早い」と考え、胡坐をかいてはいけません。3月は異動になる人、退社する人の送迎会が行われますし、入社式前にプレ歓迎会を行う企業もあると聞きます。お店のウリになるような春の食材を利用したコース料理を、早めに店先の看板やポスター、店内のメニューを使ってアピールしておくことが大切です。

4月を迎えればほとんどの企業が入社式を行い、新卒で入社するフレッシュマンを新たに受け入れ始めます。入社後すぐに歓迎会を行うところもあれば、1ヵ月ほどの研修期間を経て、それぞれの部署に配属され始める5月頃に歓迎会とするところもあります。特に、4月序盤は新年度の開始ということもあって何かと忙しいでしょうから、新年度の体制が少し落ち着く4月中盤から5月頭が歓迎会のピークだと言えます。

この頃には二次会の宴会場所を求め、毎夜サラリーマンで街が埋め尽くされます。少しでも多くのお客様を掴むためにも、後述する春の食材を利用したコースメニューを用意するなど、創意工夫しましょう。

歓迎会メニューには春の食材が必須!?

春の食材である菜の花

歓迎会で目玉となる春の食材を使ったコース料理を用意するためにも、春の食材にはどのようなものがあるか把握しなくてはなりません。春は自然の息吹を強く感じることができる季節だけあって、山菜が大変おいしくなっています。

春に美味しい山菜の有名どころでは、たけのこ、ふきのとう、タラの芽、ワラビなどがあります。冬の間にうま味となる栄養素を体いっぱいに詰めこんだ以上の山菜は、天ぷらにしても鍋にしても絶品です。また、春キャベツや新玉ねぎなどの野菜も、甘みが強く美味しいく食べることができる春の食材です。春キャベツや新玉ねぎは野菜炒めとして火を入れてもいいですし、サラダでさっぱり和えてもおいしく頂けるでしょう。

他にも魚類であれば、春かつお、金目鯛、はも、たこやいかなどもちょうど旬を迎えます。かつおの叩きや刺身、金目鯛のお頭、さっと湯引きしたはもなどがあると、メニューも春らしく華やかになります。

春の食材を使ったコースメニューを用意しよう

美味しそうなたけのこご飯

上記でご紹介した春の食材を使って、どのような歓迎会向けコース料理を用意できるでしょうか?

オーソドックスなコース料理としては、春の食材ひとつひとつをメインとする料理を作ることです。たとえば、山菜であればメインを山菜鍋料理にし、タケノコの炊き込みご飯、ふきのとうの天ぷら、タラの芽のおひたし、ワラビの煮物など、和を全面に押し出した春の食材コースです。特に都心部だと、山菜料理を中々目にすることもありませんので、何より目新しさがあります。

春が旬の魚をメインに使った、海鮮盛り合わせ魚介宴会コースというのも良いでしょう。先ほども紹介した春かつおの叩き、春らしくさっぱりとしたサーモンのカルパッチョ、海鮮盛り合わせに金目鯛の頭を付けて、前菜としてたこやいかの酢和えを出すのも良いでしょう。

主食としてももちろんよいですが、何よりも酒の肴になるので、一次会でがっつりお酒を飲んで料理も食べる宴会グループにはぴったりと言えます。

彩り豊かな歓迎会コースでリピーターにつなげよう

色鮮やかな春の野菜

飲食店が春の歓迎会シーズンで一番やってはいけないことは、歓迎会で集客したお客様を、一度きりの利用で終わらせてしまうことでしょう。つまり、リピーターとして取り込めず、春先限りの一見さんとしてしまうことです。歓迎会のシーズンには、よほどの激戦区でなければ多かれ少なかれ歓迎会目当てのお客様がやってくるでしょう。しかし、そこで一見さんとしてしまうのか、定期的に利用してくれる常連さんとするかはお店の工夫にすべてかかっています。

たとえば、春の歓迎会コースを利用したお客様限定でクーポン券を配ったり、春の食材を使った料理が圧倒的なボリューム、奇抜なビジュアルなものにして印象付けるなど、再度お店に来たくなる理由を用意しましょう。特に、宴会時はほとんどのお客様が酔っぱらっているため、記憶が曖昧になりがちです。料理のイメージを強烈に印象付けるためにも、通常のコースメニューではなく、春の食材を利用した特徴的なコース料理というのがここでも重要になってくるでしょう。

飲み会の翌日に、コース料理の話題が挙がればしめたものです。なぜなら、自然と「またあそこのコース料理で宴会するか」となれば、大口のリピーターを得たも同然だからです。

つまり、歓迎会シーズンである春は単なる書き入れ時というだけではなく、新たなリピーターを獲得するためのチャンスの時期と捉える必要があるのです。歓迎会で利用していただいたお客様を常連客として取り込むためにも、旬な春の食材を利用した宴会コースを用意しておくことがベストといえるでしょう。

まとめ

歓迎会に満足するビジネスマン

いかがでしたでしょうか?

季節ごとに目玉となるメニューがないことで損をすることはありますが、決してマイナスになることはありません。記事内でご紹介した通り、歓迎会シーズンは一年を通して常連となる太客を作り出せる大事な時期となります。

ぜひこの記事を参考に、材料からメニューのコンセプトまでを見直し、思わずリピーターになってしまうコースメニューを制作してみてください。

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