インカムは飲食店で必要?あると便利な業態や規模とは

飲食店

イベント会場や大きなホールなど、スタッフへの指示連絡にとても役立つインカム。

指示連絡や報告などを無線上でおこなえるため、トラブルなどにもスピーディーな対応が可能です。

そんなインカムですが、スピーディーで適切な対応が求められる飲食店では必要になるのでしょうか。

今回は、インカムは飲食店で必要?あると便利な業態や規模とはと題してお伝えしていきましょう。

飲食店でインカムを使う理由

各種の指示連絡やスピーディーな対応に効果を発揮するインカムですが、飲食店ではどのような理由からインカムを使うのでしょうか。

ここでは飲食店でインカムを使う理由について見ていきましょう。

料理を素早く提供できる

料理を担当するキッチンスタッフと料理を運ぶフロアスタッフがインカムで連携を取ることで素早く料理を提供することが可能です。

キッチンから遠い場所にフロアスタッフがいたとしても、インカムで料理完了の連絡が入ることですぐ受け取りができます。

また、料理があとどのくらいで完了するかの連絡があるとフロアスタッフはその間違う作業ができ、業務効率も上がります。

オーダーミスをしてもインカムでスタッフ全員がそれを共有することで、迅速で丁寧な対応が可能となります。

待ち時間を短縮できる

お客様が来店した際、席の確認をいちいちしていると時間がかかり、お客様の待ち時間が長くなります。

フロアスタッフが空いている席をインカムで共有することにより、迅速なご案内が可能となります。

また、お帰りになったお客様のテーブルはどのくらいで片付くか?計算しながら片付けることで、お客様をお待たせする時間が早まります。

お待たせする時間を抑え、スムーズな席へのご案内にもインカムは役立ちます。

店外の集客にも活用できる

歩いている人に声をかけ、店舗への集客をするときにもインカムは役立ちます。

店内と店外を連携しておけば、店外で集客できたとき店内のフロアスタッフに伝えるこたでスムーズにご案内することができます。

また、混雑していて店外でお待ちのお客様がいる場合、だいたいの待ち時間などの情報をお伝えすることで、様々なロスを少なくすることができます。

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インカムが必要な業態や規模とは

利用することで様々なロスを無くし、より迅速な対応が可能になるインカム。あらゆるところで利用されているインカムですが、必要となる業態や規模どのようなものなのでしょうか。

ここではインカムが必要な業態や規模について見ていきましょう。まず業態としては、ファミリーレストラン、居酒屋、ビアガーデンやビアホールなどが挙げられます。

ファミリーレストランは小さなお子様含むご家族での来店をメインとしています。場合によってはベビーカーが必要なお子様も来店され、待ちきれずぐずりだしてしまうこともあります。

キッチンスタッフとフロアスタッフがうまく連携をとりながら、スムーズで迅速な対応ができるようインカムは必要です。

居酒屋は友人同士や会社の付き合い、カップルなど様々な方が来店されます。居酒屋はファミリーレストランとはまた違い、飲み物や食べ物の種類が細かくて多く、オーダーが煩雑になります。

煩雑になるとオーダーミスが出やすくなるため、オーダーミスに繋がらないようインカムでの連携は大切です。また、店外で集客した際に滞りなくスムーズなご案内ができるよう、インカムは必須と言えるでしょう。

ビアガーデンやビアホールは夏場は特に混雑し、収容人数も多いことからトラブル含め様々な事態が起こりやすいものです。各ポイントにフロアスタッフを配置し、現状を把握しながら的確な対応が必要となります。

席へのスムーズなご案内やミスの無いオーダー、トラブルへの対応など、しっかりと連携を取ることが必要になります。

インカムが必要な規模として、だいたい30名以上収容できるのであればあったほうが良いでしょう。30名以上となると細かな配慮やチェックが抜け落ちやすく、ちょっとしたことからトラブルやクレームにつながる可能性があります。

また、情報が錯綜しやすいのでダブルオーダーやオーダーの漏れも起こりやすくなります。スムーズで滞りのない接客や料理の提供のためにも、30名以上の規模はインカムは必需品と言えるでしょう。

インカムを使うメリット・デメリット

飲食店でのインカムは、スタッフ同士情報を共有することであらゆる良い効果を生み出し、場合によっては集客率も上がります。

一見何も問題なさそうなインカムの導入ですが、そこには思わぬデメリットも存在するので注意が必要です。

ここではよりインカムを理解するため、インカムを使うメリット・デメリットについて見ていきましょう。

●インカムを使うメリット

  • キッチン、フロア現状の情報共有ができる

キッチンスタッフ、フロアスタッフがいまどのような状態なのか?情報共有できることで的確でミスのない運営が可能になります。

レストランに多いものですが、1日限定20品などの料理の場合、売り切れているのについうっかりオーダーを取ってしまうといったケアレスミスが発生する場合があります。

しかし、インカムで事前にいまどのくらい残っているか?という情報が共有されることで、ほとんどのケアレスミスは無くなります。

  • 店外での集客がスムーズに対応できる

ビラや割引券などを持ち店外で集客しているとき、店内スタッフと連携することでスムーズな案内が可能になります。

集客できこれから店内へ案内する旨をインカムで共有することで、余計な待ち時間を減らせるのでお客様の満足度も高くなります。

また、現在席の埋まり具合はどうか?何人までご案内することができるのか?といった状況をリアルタイムで知ることができるため、それに合わせた集客をすることができます。

  • 緊急な情報をリアルタイムで知らせることができる

スタッフを集めることなく緊急な報告をリアルタイムで共有できるので、トラブルや事故を未然に防ぐことができます。

例えばですが、帰ったお客様が店内に忘れ物をして戻られたとき、忘れ物があったことを共有しておくことでお客様へのスムーズな回答が可能になります。

また、お手洗いが詰まってしまい一時使えないなどのトラブルや、食材が切れてしまい提供できないメニューがあるなど、情報共有で連携を図ることでお客様への対応スピードが変わるでしょう。

●インカムを使うデメリット

  • お客様の呼びかけに気づかない可能性がある

インカムの音声を確認しているとついついそちらに気を取られてしまい、お客様からの呼びかけにまったく気づかないケースがあります。

何度も声をかけたのに気づかないじゃないか!というクレームが入りトラブルにつながることも。

インカムに集中しながら周りの状況を把握するといった臨機応変さが必要になります。

  • お客様に話している内容を聞かれる可能性がある

お客様にインカムで指示を出したり話している内容を聞かれてしまう可能性があります。

例えばですが、インカムを使って雑談をしていたりお客様に対しての文句をインカムで伝えている場合など、どういう教育をしているのだというようなクレームに発展する可能性があります。

インカムを利用する際には注意を払い、内容はあくまで業務内容の通達だけに終始するのが良いでしょう。

飲食店ならこれ!おすすめインカムを紹介

ここまで色々な視点からインカムを見てきましたが、実際に飲食店でインカムを利用するのであれば、どのような機種がいいのでしょうか。

ここでは飲食店でインカムを使うのであれば外せない、おすすめのインカムをご紹介していきましょう。

UBZ-S20 ケンウッド

このUBZ-S20は主に飲食店での利用を想定しており、通話の品質はもちろんあらゆる衝撃から本体を守る耐久性を兼ね備えています。

ボイススクランブル機能や10通りの所属グループ呼出し、100通りの個別呼出しが可能となっており、用件に合わせて通話を切り替えることができます。

突起物がなく小型なボディーは飲食店のユニフォームに装着しやすく、使い勝手が良いと評判です。

希望小売価格:29,800円

CL08 モトローラ

こちらのCL08も飲食店での利用を想定しており、通話品質は良く多少の防水機能を備えているため店外での集客にも利用できます。

また、マイクが拾ってしまう雑音など不要な音を低減するコンパンダー機能が搭載されており、スムーズな連携が可能です。

耐久性にも優れているので、動きの多いフロアスタッフも安心して利用することができます。

希望小売価格:16,000円

IC-4110 アイコム

アイコムのIC-4110は音量に優れ、クラス最高レベルです。音質もクリアでにぎわう店内でも何の問題もなく通話が可能です。

防水性もあるので、天気の優れない店外での集客にも効果を発揮します。また、アンテナが回転式となっているので店内の狭い場所でも携帯に問題ありません。

希望小売価格:15,800円

まとめ

様々な機能を備え、あらゆる場面で効果を発揮するインカムは大規模な飲食店でももはや必須と言えます。

インカムを使うことで店内、店外ともにスムーズな連携をおこなうことができ、お客様への迅速な対応が可能となります。

小型で高品質なインカムは多くありますので、メリットやデメリットを考慮しながら選択していくのが良いでしょう。


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