インスタグラムでマーケティング!?インスタを活用した集客方法とは

最終更新日: 2021/06/25
飲食店

ソーシャルメディアとコーヒー

みなさんの店舗では、「インスタ映え」などの言葉に代表されるSNSについて意識していますか?SNSは苦手……携帯電話は電話とメールだけという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、マーケットリーダーである若い女性が持つ集客力は、全世代の男女をも惹きつけるキーパーソンです。繁盛店になるためには、彼女たちの集客を目指すことが1番の近道です。つまり、多くの女性が利用するインスタグラムを活用したマーケティングを行うことは、新規客の集客やリピート化の促進を促す可能性があるため、繁盛店になるための必須条件ともいえる時代になってきました。

そこで今回は、インスタグラムについて詳しく解説した後、どのようにマーケティングとして活用していくべきかという点についてご紹介していきます。コロナウイルス感染症により影響を受けている飲食店向けに新たなサービスも追加となっています。あわせてぜひチェックしてみましょう。

インスタグラムとは?

SNSとかかれた積み木

インスタグラム(Instagram)とは、そもそもどのようなツールなのでしょうか。すでに使っているという人も、インスタグラムが持つマーケティング的なポテンシャルについてはご存知ないかもしれませんので、簡単にご紹介いたします。

インスタグラムの現状は?

インスタグラム(Instagram)とは、基本無料で写真が共有できるサービスです。日本では、略して「インスタ」とも呼ばれています。アメリカでサービススタートしたのが2010年、日本には2014年に上陸しました。日本上陸から3年後の2017年には、ユーザーがすでに2,000万人を突破するという、爆発的な浸透ぶりです。

写真共有と簡単に言いますが、インスタグラムはSNS、つまりソーシャル・ネットワーキング・サービスです。SNSとは、広義では人と人、人と店、人と企業をつなげるネットワークのことを指すため、コメント機能のあるブログや、2ちゃんねるのような電子掲示板もそれに該当します。

狭義では、情報を発信する側と受信する側が固定されていないネットワークのことを指します。たとえば、ブログは「管理人」と「読む人」に分かれます。読む人はせいぜいコメントを書く程度のため関係性が固定化しているので、SNSにはなりません。ある時には発信者になった人が、次の瞬間には受信者になり、そしてまた発信者になるという、発信者と受信者の関係性が流動的なメディアがSNSになるのです。

典型的なSNSのサービスには、TwitterやFacebook、そしてインスタグラム(Instagram)が挙げられます。食べログなどの口コミサイトも受信者と発信者の関係性が近いので、SNS的なメディアだと言えるでしょう。

どういう人が使っているのか?

インスタグラムのユーザープロフィールを見てみましょう。

  • 月間アクティブユーザー数:2,000万人
  • 月間アクティブ率:84.7%(1回でもログインした人の割合)
  • 年齢分布
    20代 29.1%
    30代 32.3%
    40代 21.1%
    50代 9.7%
    60代以上 8.3%

インスタグラムのIDを持っている人は、「IDを持っているだけで実は使っていない」というような人は非常に少なく、ほとんどの人が活用しています。ユーザーの年代は20代・30代がほとんどで、実に6割を占めます。

また、女性ユーザーの4割が、食べ物や飲み物を購入するにあたり、インスタグラムで見たものを参考に購入しています。つまり、インスタグラムでいいと思ったものはすぐに購入したり、予約を取ったり、行ってみたりするという「動機づけ力」が高いのです。

※引用元:トレンダーズ

特徴は写真投稿が楽しめること

なぜインスタグラムは人気になったのでしょうか。人気の理由は、以下で挙げる要素が関係しています。

  1. 使い方がシンプルで分かりやすいこと
  2. 写真を載せることに特化していること
  3. 写真の加工がしやすいこと

若い女性の多くは、ITサービスをマニュアルを見ながら使ったりすることがありません。そのため、複雑で難しいデバイスは最初から使用候補から除外され、「直感的に使えるもの」が選ばれるのです。Facebookなどは、フォロー、タグ、チェックインなど様々な要素があり、面倒くささを感じてしまいます。しかし、インスタグラムは写真を投稿し、「いいね」をつけたり好きな人をフォローしたりするだけのため、非常にシンプルです。実に簡単な機能は、直感的に使えることと直結しています。

インスタグラムのシンプルさは、写真投稿を簡単に楽しめるようになっています。カメラに凝った人ならわかるでしょうが、よい写真を撮ろうと思ったら、光の加減、色調、彩度、明度、フォーカスの当て方など、果てしなくチェックポイントがあります。そのため、一般のただきれいな写真を撮りたいだけのユーザー、美味しそうな料理写真を撮りたいだけの女性には使いこなせません。

その点、インスタグラムなら16種類のフィルターで色調、彩度、明度をテーマによって調整するアプリが内蔵されています。テーマごとにフィルターを選ぶだけで、自分の撮った写真を鮮やかな料理写真にも、シックな風景写真にもできるのです。簡単に写真を加工できる機能が爆発的に若い女性の心をつかみ、インスタグラムは浸透したといえるでしょう。

インスタグラムマーケティングでの集客方法とは?

マーケティングと書かれたノート

インスタグラムの基本情報をベースに、飲食店がどのように集客に使えばよいのかについて触れていきます。

インスタグラムとほかのSNSとの集客方法の違いとは?

TwitterやFacebook、そしてインスタグラムはどのような方法を使ってマーケティング活動をするのかについてご紹介します。

Twitter

  • 定期的なつぶやき
  • 広告出稿
  • リツイートとしての拡散
  • 相互フォロー
  • 外部連携
  • ハッシュタグ

Facebook

  • ホームページと同様の機能を持つFacebookページ
  • ユーザー属性に合わせた広告出稿
  • 相手のタイムラインの投稿
  • 外部連携
  • ハッシュタグ

インスタグラム

  • 魅力的な写真の投稿
  • ハッシュタグ
  • キャンペーンの開催
  • 広告出稿

インスタグラムによる集客上のメリット、デメリット

以上の結果を見ると、明らかにインスタグラムはほかの2つに比べて機能が少ないということがわかります。これにより、インスタグラムの集客活用上のメリットとデメリットは、以下のようになります。

インスタグラムのメリットは、写真メインなので分かりやすいところです。美味しそうな写真、雰囲気のよさそうな店内の写真を載せれば一発で集客に繋がり、どんどん拡散していきます。

これに対してデメリットは、拡散させる仕組みが一つしかないため、拡散性が低い点です。たとえば、Facebookなら「いいね」を押すと友達全員に発信・拡散されますが、インスタグラムには同様の機能はありません。個人が「いいね」を押しただけでは拡散しないのです。

ですから、よほど良い写真を載せない限り、爆発的な集客力は発揮されないということです。

インスタグラムマーケティングで押さえるべきポイント

SNSの「いいね」

デメリットはありますが、女性の閲覧率が圧倒的に高いという特性を考えれば、インスタグラムは集客方法として無視できません。では、どのようすればインスタグラムを多くの人に見てもらって集客につなげる、つまり、マーケティングに活用できるのでしょうか。

写真に撮りたくなるようなメニューを開発する

「インスタ映え」という言葉が2017年の流行語大賞を取りましたが、まさにそこがポイントです。来店した女性客が料理を「可愛い」「インパクトがある」などと思って写真を撮り写真が拡散されれば、集客につながります。味で勝負という経営者や店長には不本意かもしれませんが、「見た目の盛り付け」が「インスタ映え」には勝負となるのです。お店のメニュー全品を見栄えの良い料理にする必要はありませんが、1品だけインスタグラマーにも受ける「キラーメニュー」を開発してみましょう。

インスタ映えで人気店にしよう!インスタ映えするメニューの作り方

また、店側でインスタグラムを活用する場合も同様です。見た目がハデで可愛い料理の写真を撮って、インスタグラムにアップしましょう。

店舗の特徴が分かる内装、外装にする

店内の内外装も同じです。例えば、フランス雑貨屋風の内装が特徴のカフェなら、1番「それらしく見える」写真ポイントを作りましょう。大きな吊るしの枝肉が特徴の焼肉屋なら、写真ポイントとなります。店内の魅せる場所がインスタグラムによって拡散され、雰囲気に惹かれた人が同じような写真を撮りたいと来店するでしょう。

料理と同様、お店でもインスタ映えする写真を撮ってアップしましょう。

写真には店舗情報を必ず載せる

店側が撮影した写真をユーザーが気に入り行きたいと思っても、場所がわからなければ来店できません。したがって、写真を掲載する場合には、必ず店の住所、アクセス、電話番号、定休日、予約の可否を明記しましょう。

見込み客へのアプローチ

インスタグラムにはハッシュタグという機能があります。写真に「#パンケーキ」と付けて投稿すると、パンケーキのハッシュタグでひとまとまりとなります。たとえばパンケーキを売りにしたカフェだった場合、自分で「#パンケーキ」と検索すると、たくさんのパンケーキの写真が表示されます。パンケーキの写真を投稿している人はパンケーキが好きだと分かりますから、「いいね」を押します。すると、押された側も気になって自分たちの投稿を見に来てくれるかもしれません。

しかし、これは非常に手間のかかる作業であると同時に、大きな集客効果は望めないでしょう。そこで、24時間自動で同じことをしてくれるのが、「#Likes」というサービスです。これはあらかじめハッシュタグを登録すると、ロボットが自分の代わりに「いいね」をつけて回って見込み客を見つけ、効果的なアクションをしてくれるようです。

また、自分の投稿へ「いいね」を増やすことは、ハッシュタグでの検索結果へ大きな影響を与えるようです。魅力的な投稿を意識して、「いいね」を増やすようにしていきましょう。もちろん、どのハッシュタグが検索されているのか調べることも忘れずに行いましょう。

「いいね」の他に、インスタグラムでは「フォロー」、「フォロワー」という機能があります。自分のアカウントが他のユーザーからフォローされると、自分の投稿がそのユーザーのタイムライン上に表示されるようになります。この機能は、店舗のアピールをするにはもってこいの機能でしょう。

広告出稿

インスタグラムはFacebookの傘下にあるため、インスタグラムのアカウントがなくてもFacebook上で広告を出稿することができます。また、Facebook広告同様、配信には細かいターゲティングをすることができます。

現在のインスタグラム広告の種類は下記の4種類となります。

  • 写真広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • ストーリー広告

広告機能もどんどん増えてきているため、店舗に合うものがあればぜひ試してみることをおすすめします。ただし、広告出稿の際は、広告ポリシーをよく読んでからだすようにしてください。たとえば、アルコールを含むコンテンツは、国や年齢で制限がされていたりします。

飲食店向けの新たなサービス

新型コロナウィルス感染症により、客数減などの影響を受けている飲食業界等に対する支援の一環として以下の機能がリリースされています。(※利用にはビジネスアカウントが必要です)

料理注文機能

「料理を注文」スタンプをInstagramストーリーズの投稿で使ったり、プロフィールにアクションボタンを追加したりすることができます。利用者がスタンプやアクションボタンをタップすると、飲食店が設定したプラットフォームのページが表示され、注文を完了することができます。

Instagram、飲食店から料理を注文できる機能を日本でも導入開始 | FACEBOOK ニュースルーム

 

ギフトカード機能

「ギフトカード」スタンプをInstagramストーリーズの投稿で使ったり、プロフィールにアクションボタンを追加したりすることができるようになります。「料理を注文」スタンプと同様、利用者がスタンプやアクションボタンをタップすると、ビジネスが設定した提携するプラットフォームのページが表示され、ギフトカードを購入することができます。

Instagramのビジネスプロフィールを利用しているアカウント(ビジネスアカウント)で、キッチハイク、Square、TableCheckの加盟店であれば、スタンプの利用やアクションボタンの設定を無料で行うことが可能です。

Instagram、中小ビジネス支援に向けてギフトカード機能を国内でも導入 「料理を注文」機能もパートナーを拡大 | FACEBOOK ニュースルーム

ビジネスアカウントとは、広告の出稿、フォロワー情報・投稿に関するパフォーマンスの詳細が確認できるなど、個人アカウントと比べ機能が豊富なため集客ツールとして利用したい企業や店舗向けのアカウントです。詳しくは以下を参照してください。

まとめ

世界と繋がるSNS

いかがでしょうか?

インスタグラムで情報を確認してから、実際に店舗へ訪れるお客様は確実に増えているでしょう。インスタグラムでマーケティングを行う場合、まだまだ機能に物足りなさを感じることもあるかもしれません。しかし、インスタグラムで集客を行う企業はどんどん増えているため、これからはもっと便利で効果的な機能が追加されていくことが見込まれます。

今回ご紹介したような特徴を踏まえて、インスタグラムを店舗の集客力のアップに活用してみてください。

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