飲食店でノロウイルスによる食中毒を発生しないためにしっかり予防しましょう!

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飲食店を経営する上で一番気を付けないといけないことはなんだと思いますか?おそらく、ほとんどの方は「赤字経営にしないこと」と思われたでしょう。確かに、経営はとても大事です。

でも、それ以上に気を遣って欲しいこと、それがノロウイルスによる食中毒の発生です。

万が一、お店で食中毒が発生してしまうと、当然営業停止となります。そして、その噂は瞬く間に広がって客離れにも繋がってしまいます。

「経営をするためにも」ノルウイルスの発生は防がなければなりません。では、どうしたら予防できるのでしょうか。そして、ノロウイルスの季節とはいつなのでしょうか。

詳しくお話をしていきます。

ノロウイルスによる食中毒の発生時期のピークとは?

ノロウイルスとはウイルス性胃腸炎を引き起こす感染力の高いウイルスのことですが、毎年10月頃から徐々に出始めて12月~1月をピークに3月頃まで毎年続きます。実はこのノロウイルスは1年を通して発生しているんですよ。

しかし、なぜピークが冬なのかというと気温が下がり、空気が乾燥しているからだと言われています。この季節はノロウイルスにとって過ごしやすい環境であると同時に、冬は人の免疫力が低下しやすくなるのでノロウイルスが爆発的に流行ってしまうのです。

ノロウイルスの感染経路について

ノロウイルスはいったいどのようにして感染していくのでしょうか。

1.人からの感染

ノロウイルスに感染している人の便や嘔吐物に触れるのはもちろん、トイレのドアノブから感染することもあります。また、嘔吐物を処理した人の手指を介してウイルスが感染してしまうこともあります。

2.食べ物からの感染

ノロウイルスの主な原因は牡蠣などの二枚貝が原因と言われています。生のものやよく加熱していない貝から感染すると言われているので注意が必要です。また、ノロウイルスに感染している食品取扱者が調理した食品を食べた場合もノロウイルスに感染します。

3.空気感染

ノロウイルスに感染している人の嘔吐物や便から空気中に飛沫したノロウイルスを吸入してしまい、感染することがあります。

ノロウイルス感染を予防するために飲食店が取るべき対策

ノロウイルスが発生してしまうと営業停止になってしまったり、ノロウイルスに感染してしまった人へのお見舞金など多大な影響が出てきてしまいます。そこで、ノロウイルスを発生させないようにするためには何をすべきでしょうか。

1.手洗い、うがいの徹底

調理をする前はもちろん、食器やテーブルなどに触れる前に必ず手洗いをするようにしましょう。この時、消毒用のエタノールだけを使ってもウイルス除去することができません。しっかり石けんを使って手に付着したノロウイルスを殺菌し、流水で洗い流すようにしましょう。

洗った後は清潔なタオルやキッチンペーパーを使って拭きましょう。この時、他の人とタオルの共有は止めて下さい。また、その際にうがいも行うようにして下さい。そして、うがいをしたら、しっかりと水で洗面台を洗い流して菌が飛び散らないように配慮していきましょう。

2.調理器具を除菌する

まな板や包丁、へら、食器、布巾などはしっかり除菌するようにして下さい。調理する人や食品からの二次感染を防ぐためにも調理器具の除菌は必須です。とくに包丁の柄の部分は食品のカスが溜まりやすいと言われています。また、木製のまな板も菌が繁殖しやすいですので飲食店の場合はプラスチックのものを使用し、次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒しましょう。また、煮沸消毒も有効です。85度以上のお湯に1分間漬け込んで消毒して下さい。

3.トイレの除菌

ノロウイルスは嘔吐物や便を介して感染することがあります。ですので、便座や便器はもちろん、トイレのドアノブや床、壁もしっかり除菌して下さい。1時間に1回見回りするようにして清潔にトイレを保つようにしましょう。

トイレからの感染については、正直店側が悪いのではなく、菌に感染していたお客さんが原因となっています。でも、それが店での発生の原因に繋がってしまい、それでお店の評判が下がるのはとても理不尽と言えるでしょう。

トイレ掃除は頻繁かつしっかりと行って欲しいと思います。

4.ノロウイルス汚染の恐れがある食品への加熱処理

ノロウイルスは熱に弱いと言われているので、しっかり火を通せば感染しにくいです。二枚貝などの牡蠣や野菜などの食材は85~90度の温度で90秒以上加熱することでノロウイルスの感染を防ぐことができると言われています。

5.スタッフの健康管理

吐しゃ物などに含まれたノロウイルスが人を介して食品に移り、結果的に食中毒を引き起こしてしまうケースもあります。食品への二次感染を防ぐためにはスタッフの健康管理の徹底が重要です。嘔吐や下痢などの症状が表れた場合には出勤を停止させ、早めに病院に行かせるようにしましょう。

また、スタッフはもちろんスタッフの家族の健康管理にも気を配っておきましょう。もし、家族内に嘔吐下痢の症状がある場合は、そのスタッフは感染しているかもしれません。

万が一、食中毒が起こってしまった場合には

万全の対策を行っていても、食中毒を100%防げる保証はどこにもありません。その為、店舗で食中毒が発生してしまうこともあるでしょう。そんな時、どうしたら良いのでしょうか。実は、この時の対応がお店の今後を左右する大きなポイントになってくるのです。

責任は本当に店舗にあったのか?

「このお店で食事をしたら食中毒になった」

と、お客さんからの申告。店舗側としてはゾっとする連絡でしょう。

一先ず、店舗としては謝罪すると思うのですがその食中毒の原因は本当に店舗にあったのでしょうか。そして、本当にお客様は食中毒なのでしょうか。ここが判明していないにも関わらず「うちの店舗が悪かった」として行動するのは損をしてしまいます。

まずは謝罪して、その後、お客様に病院での診断を勧めて下さい。そして、しっかりと食中毒であるか否かの判断を仰ぐようにしましょう。そこで「食中毒」と断定されれば、そこから本腰を入れて誠意を見せていくのが正しい手順となります。

お店側に非があった場合、誠意ある対応を!

食中毒が起こった時、大切になってくるのは店側の誠意ある対応です。上記で病院への診察を勧めると話しますが、もちろん、受診費用はお店が持つ必要があるでしょう。それと同時に、病院に入っているお客さんへの挨拶やその後の様子を電話で聞くなど、このような細かい対応によって、相手方の怒りを最低限に抑えることが可能となります。

示談交渉は円滑に!

食中毒が起こってしまった場合、示談金の話は避けて通れないと思います。この時、お店で店舗賠償責任保険に加入していれば、担当者を間において話を進めていきます。もし、保険に加入していない場合は、自身で対応する必要があるのですが、一般的に賠償金はいくら位になるのかを調べて「何でもお客様の言いなり」にならないようにだけは気を付けて下さい。

店舗側に非がなくても報告と謝罪は必須!

時には、別店舗での食事が食中毒の原因であったようなケースもあるでしょう。このような場合だと、自分の店には非はないのですが、だからといって「うちは関係ありません」と相手を突き放すような言動は控えるようにしましょう。

原因の究明を行い、それで非がなかったとしても、体調を崩しているという申告があることには変わりありませんので、相手を気遣い、また、保健所などで「原因は自店舗にない」と判断された旨を報告してお客様の誤解を招かない行動が求められます。

まとめ

以上が、飲食店でノロウイルスによる食中毒の予防方法やお店側がするべき対策などでした。このような事態にならないのが一番ですが、もし起こってしまった時は、然るべき対策を施してお店の信用低下を最低限に留めるように行動しましょう。。

ただし、食中毒を起こさないのが大前提ということは肝に銘じておきましょう。

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