女性客の集客を増やすために飲食店が押さえるべきポイント教えます!

飲食店

「居酒屋は男性が行くもの」

そのようなイメージは、ひと昔前のものになりました。女性の社会進出が当たり前になった現在では、女性でも会社の同僚、家族、恋人、友人などと気軽に居酒屋を利用する時代。そういった時代の変化に、店側も対応していかなければなりません。

メニュー構成、店内のレイアウト、清潔感、店舗外観など。こういったことも考え直さなければならず、男性客主体の時代では問題視されなかったことも、気をつけていかなければなりません。

「俺は俺のやり方でやっていくんだ」という職人気質も理解できますが、経営の観点でいえば時代に合わせて柔軟な対応をしていかなければ、競争社会で生き残れなくなります。

この記事では女性客をつかむ3つのポイントを記載しています。この3つのポイントを押さえて女性客を増やし、あなたの居酒屋経営に役立ててください。

女性客の集客にはインスタ映えが大事

女性客を集客するうえで外せないのが「インスタ映え」です。商品の味やクオリティ、価格のコスパも大事ですが、インスタ映えする料理がなによりも必須。女性客が「宣伝したくなるような」見た目の盛り付けや、飲み物の商品開発に力を入れるべきです。

これは店側にもメリットがあります。お客さんがSNSにアップしてくれることにより、それを見た友人などが店舗に来店。またその友人がSNSにアップしてくれるというループが出来上がり、お客さんの方がお店を宣伝してくれます。店側から情報発信する手間がなく「口コミ」という集客効果が高い宣伝が、無料で可能なのです。

さらに女性客を集客することには、このようなメリットがあります。まず男性に比べて一緒に連れてくる幅が違います。男性は主にビジネスに関係する人たちや友人などと来ることが多く、女性は職場の同僚、家族、恋人、友人など幅が広いです。

あくまでも平均的にですが、男性は基本的に1人や気心知れた数人(2~3名)の仲間内と飲みに行くことが多いのに対して、女性はどのような人数でも飲みに行くことができます。女性特有の「集団性」なのかもしれません。「女子会」という言葉はありますが「男子会」という言葉がないのは、それゆえなのかもしれません。

そしてここが、男性客と女性客の大きな違いになります。女性は気軽にSNSにアップしますが、男性は女性に比べるとそういうことをしません。それもあって、男性と女性では情報の拡散力が圧倒的に違います。

女性がうれしい心づかいとお店の清潔感をアピール

女性を集客するのに重要なのは、なにも「インスタ映え」だけではありません。女性客に対する心づかいと、店内およびスタッフの清潔感も必要となります。女性は男性に比べて「見ているポイント」が広いだけでなく、気になるところも違います。

女性は基本的に、ハンドバッグのような手荷物を常時持っています。それを床に直置きすることに抵抗があるので、荷物入れBOXやロッカーなどあると好ポイント。周りの視界が気にならないような半個室のような作りもあり。店舗の立地場所によっては、禁煙席や(団体)個室、女子専用個室など用意できるといいです。

また、女性はちょっとしたことでも嬉しく思います。例えば女子会を予約した時に、ちょっとした予約特典サービスをつけたり、プチサプライズをするだけでいいです。心づかいが伝われば好印象になるので、リピートにつながります。

店内の清潔感

店内の雰囲気も無機質で殺風景なものではなく、ちょっとした観葉植物を置き、温かみのある照明で癒しの雰囲気を出せるといいです。インパクトのある小物や、ディスプレイなどがあると話題にしてもらえるので、ちょっとした宣伝効果も期待できます。

店内の雰囲気もさることながら、飲食を提供している業界なのでいうまでもありませんが、店内の清潔感を保つための清掃は必須です。それに加えて、トイレの清潔感は注意すべきポイントなので、営業中のトイレチェックは意識して行ったほうがいいでしょう。トイレにちょっとしたアメニティが置いてあるのも好ポイントになるようです。

食器の見た目にこだわると好ポイントになるので、できたら用意できるといいです(食器の質ではなくあくまで「見た目」です)。それとは逆に「お皿の汚れ」や「欠けてるお皿」などはマイナス印象になってしまうので、気をつけるポイントになります。

これは居酒屋に限ったことではありませんが、スタッフの身だしなみや、接客態度も気をつけるべきポイントです。女性は「いろんなものをでちょっとずつ注文したい」ので「何度も呼ぶなよ」のような顔をされると、一気にテンションが下がってしまいます。

「不愛想、元気がない、やる気がない」もリピートしない原因になってしまいます。不潔さを感じさせない身だしなみ、言葉づかいも気をつけるべきポイント。要は、レストランの要素を少し取り入れるといいのかもしれません。

行事やイベントを盛り込む

女性はその時々のイベントを大事にする傾向があります。四季折々のイベントだけでなく、個々の記念日に対応できるコースやメニューを用意することで、女性客の来店を促すことができます。以下に例をあげておきますので、無理なく導入できるイベントがないか、考えてみましょう。

季節の行事やイベント

  • 新年会
  • バレンタイン
  • ひな祭り
  • 新生活(歓送迎会)
  • GW
  • 母の日
  • 父の日
  • 地域のお祭り、花火大火に絡める
  • お盆
  • ハロウィン
  • クリスマス
  • イースター
  • 忘年会

個人の記念日

  • 誕生日
  • 結婚記念日
  • 還暦祝い等

これらをすべて行うと、ほぼ毎月何かしらのイベントを開催することができます。つまりそれは、毎月集客できるチャンスがあるということです。「毎月イベントなんて考えてられない」という声が聞こえてきそうですが、その都度考えていたら確かに大変です。

それを解決してくれるのが「イベントテンプレート」。以下のように、5W1Hを使った「自店用イベントテンプレート」を作ってしまえば、商品やサービスの内容を入れ替えるだけでイベントが簡単に作成できます。

  • ターゲット(誰に)
  • 期間(いつ)
  • サービス内容(なにを)
  • 提供方法(どのように)
  • ※例:特別な個室(場所)
  • ※例:クリスマス(なぜ)

毎回5W1Hすべてを使う必要はありません(特に場所の項目)。上記を図で作成しておくとわかりやすくなるので、スタッフにも周知しやすくなります。

イベントを行う上で店側がよくやりがちなのが「値段を最初に考えてしまう」ことです。値段が安いに越したことはないですが、それよりも「その期間しか味わえない商品やサービス、特典」をつけることです。

人は少なからず、イベントや記念日には「奮発したい」という気持ちが働きます。その点からいっても値段を下げるより、特別感を提供することの方が女性を集客する上で大事です。「モノより思い出」という言葉がある通り、その瞬間どのように過ごせたが重要。店側としても「どうすればお客さんに特別感を提供できるか」を重視してイベントを考えるべきです。価格はその後に考えましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?女性客を増やすポイントや、注意すべきポイントをまとめました。経営者として、時代の流れに合わせて柔軟に対応していくことが求められます。店舗においてはお客さんに合わせて商品やサービス、イベントを考えることが必須です。

女性の社会進出に伴い、女性も居酒屋を利用する機会が増えました。女性客を取り込むことが、居酒屋業界で生き残っていく術だと思います。そのためには居酒屋といえども、少なからずレストランの要素を取り入れていかなければ通用しない時代です。

この記事があなたのお役にたてれば幸いです。

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