飲食店の英語で覚えておくフレーズはこれだけ!役立つ英語教えます! ダウンロードしてそのまま使える!飲食店での英語接客フレーズつき

最終更新日: 2018/08/31
飲食店

We speak English

飲食店を経営していると、頻度は決して高くはないですが外国人のお客様も来店されます。そのときに、スタッフが英語をできなくてあたふたしてしまったことも……。お客様が日本語を話すのがとてもお上手な方なら問題ありませんが、最近は訪日観光客の増加で全員がそうではありません。英語ができないと、つい大袈裟なジャスチャーや知っている英単語をくっつけてしまいますが、これだとなかなか伝わりません。

飲食店の接客マナー。マニュアル作成時に記載しておきたいこと」では基本的な接客の作法を紹介しました。今回は、飲食店で使える接客英語のフレーズをご紹介します。難しい単語・言い回しは出てきません。基本を押さえれば大丈夫です。また相手の話す英語も聞き取れないと会話になりませんので、それも一緒に紹介します。

また「もっと細かいフレーズも知りたい!」という方のために、ダウンロードができるコンテンツをご用意しました。ぜひお店で活用してください。

ダウンロードしてそのまま使える!「英語の接客フレーズ」

飲食店で英語は話せたほうがいいの?

英語について語る人々

渋谷や新宿といった大都市では毎日外国人観光客を見かけ、飲食店や小売店では英語スキルのある人材を積極的に採用しています。我々日本人も外国に旅行する時はアクセスに便利な立地を選びますから、外国人観光客にも都心部が人気なのですね。

一方で、道を歩いていても、外国人とすれ違う機会はそうそうないという地域も多いでしょう。そうした立地にあるお店では、頑張って英会話を身に着けても費用対効果が薄いように感じてしまいますよね。

しかし、特にこれからの時代はすべての飲食店に英会話力が求められる可能性があります。下記でその理由についてご説明していきたいと思います。

インバウンド需要の拡大

インバウンドとは訪日外国人旅行のこと、つまり外国から日本に旅行にくることや、旅行者自身のことを指します。すなわちインバウンド需要が拡大するとは、今後外国人観光客が増えること。それを見越して、飲食店や小売店は外国人観光客が過ごしやすい環境を整えたり、語学力を鍛えましょうというお話なのです。

統計データを見ても、外国人観光客の数が年々増えているのは明らかです。2016年には年間2,400万人を突破し、世界16位となりました。こうなってくると、もはや都心部のホテルだけで旅行客すべてを受け入れるのは難しくなります。皆さんの中にも、旅行の際予約の取りづらい都心を外して、少し離れたところにホテルを取ったことのある方も多いと思います。また、外国人観光客はなにも東京にばかり集中するわけではなく、北は北海道から南は沖縄まで、日本中が観光スポットとして取り上げられています。

また、皆さんも外国に旅行する際に日本語の通じるお店を選ぶことがあるように、外国人も日本での滞在中、あらかじめ自分たちが過ごしやすいホテルやお店を見繕っておくことがほとんどです。たとえ小さなお店であっても、外国人に優しいお店であることをアピールしておけば、訪日旅行で選ばれる確率がぐっとアップするのです。

東京オリンピックで外国人観光客は益々増える

さらに、2020年に開催される東京オリンピックで日本への注目度はさらに高まっています。開催期間はもちろんのこと、閉会後も訪日外国人の数は増加していくことが予想されます。そうすると益々インバウンド需要は拡大していくので、今後英語スキルのある飲食店は重宝されていくことでしょう。また、今は書籍だけでなく、訪日外国人向けに英語の通じるホテルやお店を紹介するサイトも多数みられます。一定の基準を満たしていれば、有名店でなくとも掲載されるチャンスはいくらでもあります。ぜひ「飲食店のインバウンド対策。おもてなしで外国人観光客を取り囲む」と一緒に読んで、外国人の方にお店をアピールしてください。

このように、国外にまで客層を広げることは、飲食店にとって大きなメリットになります。ネイティブレベルになる必要はありませんので、まずはよくあるフレーズを覚えていくところからはじめてみましょう。

ダウンロードしてそのまま使える!「英語の接客フレーズ」

英語を話せるようになるには

英語の勉強をする男女

日本人はよく「英語は読めるが話せない」と言われますが、実際に基本的な文法や単語が頭に入っているにも関わらず、英会話に苦手意識を持っている方は少なくないようです。咄嗟に文章を組み立てるのが難しいことと、完璧な英語を話そうとする方が多いのが原因の1つだと考えられています。そのためまずはよく使われるフレーズを丸暗記してしまうこと。頭の中で一から文章を組み立てるよりも、いくつかのパターンを組み合わせる方がずっと楽で、実践的です。そして完璧に話そうとせず、カタコトでも良いのでお客様に伝える姿勢を持つことが大切です。真心のこもった接客は言葉の壁を越えてお客様に伝わります。

入店から席案内まで

席に案内する女性店員

では、順序を追って入店から接客シーンを見ていきましょう。

いらっしゃいませ!

“Good afternoon.” または “Good evening.”

お昼から午後にかけてなら、 “Good afternoon!”  、午後5~6時以降でしたら、 “Good evening!”

挨拶は大切です。元気よく言いましょう!

何名様ですか?

“How many people?”

人数確認に使える一番簡単なフレーズです。

こちらへどうぞ、ご案内します。

“Come with me.” または “Please come this way.”

「こちらの席になります。よろしいですか?」という意味で “Here’s your table. Is this O.K.?” と添えると良いでしょう。
お店に喫煙席があるのであれば、ご案内する前に “Do you prefer smoking or non-smoking?” と付け足しておきます。

分煙店舗での接客マナーについては「タバコを吸う人・吸わない人、両方の“分煙満足度”をアップさせる接客術」をご覧ください。

ただいま満席です。ご案内するまでお待ちください。

“Sorry, all tables are full now. Please wait to be seated.”

料理とドリンクの注文から提供時まで

英語で注文を受ける女性店員

席にご案内したら、注文を承ります。

決まりましたらボタンを押してお呼びください。

“Please press the button when you are ready to order.”

呼び出しボタンがないお店であれば “Please call us when you are ready to order.” と言ってください。


メニューをどうぞ。

“Here are the menus.” これはメニューが複数ある場合の表現です。

一つだけなら、 “Here’s the menu.” となります。

ご注文をお伺いいたします。

“May I take your order?”


何かお飲み物を召し上がりますか?

“What would you like to drink?”


ディナーには何を召し上がりますか?

“What would you like for dinner?”


何か前菜を召し上がりますか?

“Would you like any appetizers?”


申しわけありませんが、ワインはございません。

“I’m sorry, we don’t have any wine.”

ないものを注文された場合はこの表現で対応しましょう。

“I’m sorry, we don’t have any ~.” anyの後ろに「ないもの」を入れましょう。
代わりのものを勧めたい時は ”How about Japanese sake?” 「日本酒ではいかがでしょうか」と言いましょう。

他に何かございますか?

“Anything else?”

しっかりと確認しておきましょう。


いかがですか?(食事中に様子をお伺いする場合)

“Is everything O.K.?” または “How’s everything?”


テーブルを片付けてもよろしいでしょうか?

“May I clear the table?”

相手が “No, we’re still eating.” と言ったらまだ食べているということです。 “No, we’re still working.” と言うこともあります。

もうお済みですか?

“Are you finished?”

お客様が ”Yes” と答えたら片付けます。

お会計からお見送り

英語でお会計をする女性店員

お会計はお客様の方から、 “Just my check, please.” または “Just the bill, please.” などと、「お会計お願いします」と言われることが多いでしょう。また、訪日外国人の方であれば支払いをカードでするお客様が多いかもしれません。カードの場合は、カード伝票を “Thank you very much.”と言って渡すとよいでしょう。

現金を1万5,000円預かって、1,000円のおつりを渡す場合は以下のフレーズを使用します。

1万5,000円お預かりします。こちら1,000円のお釣りです。

“Out of fifteen thousand yen. Here is your change, thousand yen.”


ありがとうございました。また、よろしくお願いします。

“Thank you very much. Please come again.”

しっかりと見送ったらおしまいです。

予約を受ける際のフレーズ

飲食店の予約席

英語が必要なのは来店時だけではありません。電話で席の予約を受け付けているお店は多いと思いますが、外国人のお客様から予約の電話がきた際、戸惑ってしまう方も少なくないでしょう。相手の姿が見えない分、身振り手振りで伝えることができないので、英語に慣れていないと咄嗟にフレーズが出てこないのは仕方のないことです。

それでは、予約を受ける際のフレーズも覚えて、お客様からの予約に備えましょう。

予約を受ける際のおおまかな流れ

まずはじめに、電話口で相手が外国人であることが分かったら、お店の名前を伝えましょう。

こんにちは、(お店の名前)です。

"Hello,(お店の名前)."

このように、相手の挨拶に対してお店の名前を告げれば問題ありません。

続いて相手がそのまま予約の詳細を伝えてくる場合、以下のようなフレーズを用いる場合が多いので人数や日時をメモしておきます。

8月2日に3人で予約をしたいのですが。

客:"I’d like to make a reservation for three at 7 p.m. on August 2."


かしこまりました。

店:"All right."

予約情報を促す場合は、以下のようなフレーズを用いましょう。

何名様ですか?

"How many?"


いつのご予約をご希望ですか?

"When would you like to make your reservation?"


お名前を教えていただけますか?

"Can I get your name,please?"

お客様の希望に添えない場合、以下のように対応します。

申し訳ございませんが、空きがございません。

"I’m afraid that we have no vacant."


18時はいかがでしょうか?

"How about 18 o'clock?"

予約内容の最終確認には以下のようなフレーズを用いましょう。

確認させて下さい。

 

"Let me confirm."


明日の午後7時に3名様でご予約を承りました。

"We have got you down for 3, for tomorrow evening at 6 p.m."


お客様のお越しを心よりお待ちしております。

"We’re looking forward to seeing you."

飲食店でよく使う英単語を覚えておこう

英単語帳とノート

英語も日本語も、文法が間違っていても単語が聞き取れればある程度意味を伝えることができます。飲食店の接客で頻出の英単語を覚えておけば、いざという時役立ちます。まずは以下のような単語を覚えてみて下さい。

  • welcome(ようこそ)
  • smoking/non-smoking(喫煙席/禁煙席)
  • sharing a table(相席)
  • reservation(予約)
  • full(満席)
  • seat(席)
  • drink(飲み物)
  • order(注文)
  • spesials(おすすめ)

接客英語の習得と一緒に英語のメニューの作成も

英語のメニューをみる外国人客

ここまで接客英語の紹介をしてきましたが、難しいのは料理の説明です。食材と味の説明はもちろん、調理方法(煮る、焼く、蒸すなど)はさまざまで覚えることも多いです。そのような場合は、英語を覚えるのではなく英語メニューの作成を考えてみてはどうでしょうか。そのときの英語表記はもちろん、写真・食材の記載もすると丁寧です。すべての料理の写真は載せられないときは、一押しメニューだけの写真でもかまいません。ポイント押さえて、英語メニューの作成にも挑戦してみてくださいね。

まとめ

英語で会話をする店員と客

いかがでしょうか?

今後益々拡大が予想されるインバウンド需要に伴い、英語の通じる飲食店は非常に重宝されます。英語に苦手意識のある方も、飲食店でよく使われるフレーズや単語を覚えてしまえば、そう難しいことではありません。

もちろん、ただフレーズを暗記することが接客の目的ではありません。ただ棒読みするよりも、一生懸命伝えようとするジェスチャーのほうがお客様に気持ちが伝わるでしょう。相手の目を見て笑顔で対応することを忘れないでくださいね!

なお、ここで紹介できなかったフレーズは以下のファイルをダウンロードしていただければ見ることができます。いろいろな場面で使えるので、英語の接客に役立ててくださいね。

ダウンロードしてそのまま使える!店舗において活用しよう!

 

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