北海道ワインってどんなものがあるの?おすすめワイナリーを紹介

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北海道のワイン畑

ワイナリーの数こそ山梨には及びませんが、北海道のワイナリーは1軒ごとに所有するブドウ畑が広大です。国産ワインの需要がさらに伸びても、北海道は余裕を持って対応することができます。こうしたことから、北海道ワインは今後ますます注目される産地となっています。

今回はそんな北海道のワインやワイナリーについてご紹介いたします。

国産ワインと言えば北海道ワイン

北海道の丘

北海道ワインは、山梨ワインに比べて50年ほどワイン開発に遅れがありますが、今やワイン用ブドウの生産量では日本一となっています。国産ワインと言えば北海道ワインと言われる所以はここにあるのです。

北海道は欧州産品種のブドウを中心に栽培されています。北海道では丁度花が咲くころの一番大事な時期に梅雨がなく、収穫期に台風がありません。また、湿度が低く、昼夜の寒暖差が比較的激しいという気候的特徴を持っています。こうした特徴が、ワイン用ブドウの栽培に適しているとされるのです。

北海道ワインの始まりは明治時代であるとされています。その後、1960年代に北海道池田町の町長が町おこしの一環としてワイン造りを提唱して誕生したのが、現在の十勝ワインです。ワイン用ブドウの生産量は北海道が断トツの一位で、日本全体の生産量の約38%を担っています。 以上の結果から分かるように、日本のワインの先進県山梨は、実はワイン用ブドウの生産量が極端に少ないのです。この原因には、山梨県産の有名なブドウ「甲州種」が、まだ食べるためのブドウ、つまり生食用ブドウとして約半分が消費されているため、ワイン専用のブドウと認められていないことが挙げられます。

北海道ワインの特徴

北海道の赤ワイン

北海道ワインの生産量は、大部分が大企業によって占められています。内訳は、メルシャン、サントリー、マンズ、サッポロ、アサヒの順で占められています。これら大手の生産量は、他のワイナリーより桁違いに大きな量となっており、6番目にようやく北海道ワイン株式会社という大企業ではないワイナリーがやってきます。この北海道ワイン株式会社は、北海道でも数少ない純国産のワイナリーとなっています。その他には、ふらのワイン工場、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所というワイナリーが純国産のワインを製造しています。

北海道のブドウの特徴は、一年を通して気温が比較的低いという北海道の特徴を活かして、主にケルナー、ツヴァイゲルトレーバなどのドイツ、オーストリア系のワイン用ブドウが栽培されていることです。しかし、最近では北海道の余市周辺にて、フランス系品種であるシャルネドの栽培も行われるようになりました。

純国産ワインの生産といえば、北海道ワインやふらのワインが有名ですが、それらのワイナリーでは醸造のための酵母は市販の酵母ではなく、北海道の野生酵母を使用しているのも特徴です。これは、市販の酵母を使うとどこも似たようなワインになってしまうからだとされています。北海道は、ワイン用ブドウの生産量では日本一です。それは、日本のワイナリーの中では飛びぬけて広い自社畑を持っているワイナリーが多いからでしょう。これらの理由によって、北海道のワイナリーが低価格で高品質なワインを供給できるのです。

北海道ワイナリーと美味しいワイン達

北海道ワイナリーとワイン

北海道にはワイナリーが約30個所あります。その中から、いくつかのワイナリーとおいしいワインを紹介します。

北海道ワイン株式会社

純国産ワインメーカーとして国内最大規模を誇っています。自社農園鶴沼ワイナリーを持ち、ワイン専用種を栽培しています。本社のある小樽市周辺には契約栽培園が約400軒あり、自社農園鶴沼ワイナリーではミュラートウルからツヴァイゲルト・レーベ、セイベルなどヨーロッパ系ワインのブドウが20種類ほど栽培されています。 おすすめのワインは、代表的な「おたるワイン」、ブドウ品種はナイヤガラ、白ワインです。豊かな果実味と特有のコクがあり、比較的甘いワインですので女性にも人気のあるシリーズと言えるでしょう。

ふらのワイン

北海道を代表するワイナリーの1つ。富良野市が、農業振興を目的としてワイン用原種のブドウの栽培に取り組んだ理由は、富良野市の気候風土がワインの本場、北欧に似て、原種ブドウの栽培に適していることが立証されたからでしょう。優れた栽培、醸造技術の導入により、「ふらのワイン」が生まれました。 品種は、ブドウ専用種のセイベル(赤)13053、セイベル(白)5279を使用しています。ふらのワイン赤は、程よい甘みと酸味、渋みが調和した飲み易いワインとなっていて、ふらのワイン白は口当たりのよい柑橘系を思わせる風味となっています。どちらも非常に飲みやすく、すべての方におすすめできるワインです。

十勝ワイン

町の財政危機を救うため、町役場の職員が造り出した世界トップクラスのワイン、それが十勝ワインです。事業主体は池田町役場で、事業所名は池田町ブドウ・ブドウ酒研究所となっています。代表的な銘柄は、十勝ワイン「清見」「清舞」「山幸」「トカップ」などがあります。その中で特におすすめする銘柄は、「清見」と「山幸」でしょう。 「清見」は、池田町で選抜育成された醸造用品種の独自種「清見種」から生まれ、爽快で酸味が豊な味わいは、十勝ワインの代表格とされています。「山幸」は、清見種と山ブドウを交配して開発した独自種で、耐寒性品種の山幸種から造られました。野趣あふれる香りと酸味が特徴のワインです。

北海道ワインと和食で日本を伝えよう!

ワインと寿司

日本の水で育ったワインは、日本の和食に合性がよいと言われています。上品で繊細、口当たりも良く飲み易い日本のワインは、伊勢志摩サミットで各国の要人にも供され話題となりました。2016年には、イギリスで行われた世界規模のワインコンクールでプラチナ賞を受賞する快挙を成し遂げた日本ワインは、今や世界で注目を浴びるワインへと成長しました。

ワインと相性のいい料理を探すには、そのワインが造られた国の料理と合わせれば良いでしょう。たとえば、フランス料理にはフランスワイン、イタリア料理にはイタリアワインというように、産地と同じ国の料理に合うようにワインは造られているのです。

そのことは、日本のワインにも言えるでしょう。日本のワインが持つ繊細でおだやかな風味は日本人が好む味わいであり、同じく日本人が元来好んで食べている和食も、日本人が好む味付けとなっています。つまり、日本人の好みに合わせて造られたワインと料理は、必然的に相性が合うようにできているのです。具体的に、白ワインには刺身や寿司、赤ワインなら焼鳥や肉料理、すき焼きなどが合うでしょう。

日本食ブームが世界中で続いています。日本食が世界中で愛されるようになればなるほど、日本食に合う日本のワインの消費量が増え、同時に日本の和食文化やワイン文化の広がりが期待できるでしょう。日本食ブームはワインをも巻き込んで、日本をよく知ってもらう大きな推進力となるかもしれません。

まとめ

北海道ワインで乾杯する女性達

いかがでしょうか。

歴史の浅い日本のワイン文化ですが、全国各地の熱心な醸造家によって、急速な勢いで純国産ワイナリーの拡充が続いています。特に北海道のワイナリーの進展は目を見張るものがあります。外国産のブドウを輸入し国内で醸造し、これを国産と言って販売していた日本のワイナリーは、農場の拡大と共に日本独自品種の開発を進め、純国産ワインの率も向上させていくでしょう。

北海道を始めとしたこうした動きによって、日本が世界と肩を並べるワイン王国になるのもそう遠いことではないでしょう。北海道の純国産ワイナリーが醸造するワインの特徴を知り、和食とあわせた提案をぜひおこなってみてください。

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