「Go To トラベルキャンペーン」って結局なに?対象旅行や参加条件を詳しく解説します

トレンド

2020年7月、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除され、「Go To トラベルキャンペーン」というキャンペーンが開始されました。

このキャンペーンは旅行者を増やし、観光業を支えることが目的で始められました。観光庁が直々に打ち出した支援策だということもあり、その名を耳にしたことのある人が多いのではないでしょうか。

しかし、その詳しい内容を知らないという方は少なくありません。そこで今回はGo To トラベルキャンペーンの内容や対象、宿泊業者側の参加条件などを詳しくご説明します。

Go To トラベルキャンペーンとは?

そもそもGo To トラベルキャンペーンはどういったものなのでしょうか。まずはその概要についてご説明します。

 Go To トラベルキャンペーンの目的

Go To トラベルキャンペーンは、官公庁が打ち出した観光支援策です。

緊急事態宣言下における外出を危険視するムードの中、日本国内の観光需要は極端に落ち込んでしまいました。そこで経済的に打撃を受けた観光業や宿泊業を支援するために打ち出されたのがGo To トラベルキャンペーンです。

Go To トラベルキャンペーンの内容

Go To トラベルキャンペーンを利用すると、旅行代金の最大半額を国が補助してくれます。「お得に旅行できる」というメリットを生み出し、観光客や宿泊客を増やすことが狙いです。

なお、補助金はすべて現金で支給されるわけではありません。補助の内訳は、7割が宿泊料金の割引、3割が旅行先の加盟店で使用できる「地域共通クーポン」というクーポン券です。

例えば1泊2万円の旅行をした場合、半額の1万円が補助されます。そのうちの7割である7,000円が宿泊料から割り引かれ、残りの3割である3,000円は「地域共通クーポン」として発行されます。

ただし補助金の上限額は1泊の場合1人あたり2万円、日帰りの場合は1万円と設定されています。そのため1泊4万円、もしくは日帰りで2万円を超える旅行の場合は、限度額までしか補助を受けられないため注意が必要です。

Go To トラベルキャンペーンの申し込み方法

旅行者がGo To トラベルキャンペーンを利用する際には、特別な申請や手続きは必要ありません。Go To トラベルキャンペーンに参加している旅行業者や宿泊施設の旅行プランに申し込むだけで、割引後の価格で旅行を楽しむことができます。

宿の予約や旅行の手配は、旅行代理店やオンラインの大手予約サイトで行うことができます。

Go To トラベルキャンペーンのスケジュール

Go To トラベルキャンペーンを利用できる実施期間は2020年7月22日から2021年3月15日までと予定されています。

ただし、観光庁は新型コロナウイルスの感染状況や予算の執行状況に応じてキャンペーンの内容を変更する可能性があるとしています。

Go To トラベルキャンペーンの対象となる旅行の種類

Go To トラベルキャンペーンの対象となるのは国内旅行です。宿泊する旅行、日帰り旅行の両方において、旅行代金の補助が受けられます。

具体的な例と申し込み方法についてご紹介します。

宿泊のみの旅行

先ほどご紹介した通り、宿泊を伴う国内旅行はGo To トラベルキャンペーンの対象となります。対象施設には、旅館、または住宅宿泊事業の届け出を済ませている、もしくは国家戦略特別区域法の認可を受けているゲストハウスや民宿などがあります。

旅行代理店を通じての予約、オンラインの予約サイトを使った予約、宿への直接予約のいずれの場合でもGo To トラベルキャンペーンを利用することができます。

宿泊と交通をあわせた旅行

バスツアーや交通チケットが旅券と一体化しているタイプの旅行も、Go To トラベルキャンペーンの対象です。

例えば、旅行代理店で開催されているツアー型のプランや、マイカーを利用した「宿泊+高速道路周遊パス」のセットプランなどが挙げられます。このような旅行は、交通費も旅費として割引の対象となるので非常にお得です。

しかし、宿のみを自身で予約した場合、その他に交通費がかかっても交通費は補助の対象にはなりません。宿の宿泊代のみが割引の対象となります。そのため、旅券と交通チケットが一体化しているタイプのプランを選択するのがおすすめです。

日帰りの旅行 

Go To トラベルキャンペーンの対象は日帰り旅行も含まれます。ただしこの場合、往復の運送サービスと宿泊以外のサービスがプランに含まれていることが条件です。

つまり「日帰りのはとバス・イチゴ狩りツアー」などが例に挙げられます。

プラン内に運送サービス、もしくは宿泊以外のサービスのいずれかしか含まれない場合は、補助の対象にならないので注意が必要です。

地域共通クーポンとは?

先ほどご紹介した通り、補助金の3割は地域共通クーポンという形で付与されます。続いてはこのクーポン券について詳しくご紹介します。

旅行代金の15%がもらえるクーポン券

地域共通クーポンは、旅行代金の最大半額がもらえる補助金のうち、3割、つまり最大で、旅行代金全体の15%を占めます。地域共通クーポンは、旅行先の地域で観光をしたり、物を購入したりする際に使うことができます。

ただし、地域共通クーポン券はGo To トラベルキャンペーンの開始当初から発行されているわけではありません。2020年10月1日以降に出発する旅行が発行の対象です。それまでは旅行代金の割引(最大35%)しか受けられませんので、旅行の時期に注意しましょう。

地域共通クーポンの種類

実は地域共通クーポンは、以下の2種類があります。

  1. 紙のクーポン
  2. 電子クーポン

もらえる金額はどちらも同じですが、使い勝手の良いほうを選ぶことで旅行をより楽しむことができるでしょう。

紙のクーポンは、1枚1,000円で補助金額に応じた枚数が発行されます。支払いに使用すると、スタンプが押され、消化されます。

電子クーポンはお持ちのスマートフォンに付与されるクーポン券です。1,000円、2,000円、5,000円の3種類があります。

クーポンを受け取る際に付与されるQRコードをレジでかざすと、クーポンから利用額が差し引かれ、支払いが完了します。ただし、電子クーポンの場合はスマートフォンが繋がる場所でしか利用できません。圏外になることが想定される場合は、紙のクーポンを持っておくと安心です。

なお、いずれの地域共通クーポンもおつりは出ません。おつりの分が損にならないよう、1,000円以上の支払いに利用すると良いでしょう。

地域共通クーポンを利用する際の注意点

地域共通クーポンには、一部利用できないものがあります。

例えば、公的な機関への支払いや宿泊代の支払いなどには利用できません。あくまで地域活性を目的として作られているクーポン券なので、その地域における宿泊以外の消費に利用が限定されています。

また、風俗店やギャンブル、ビール券など換金性の高いものへの交換や利用もできません。

Go To トラベルキャンペーンへの登録条件

では、Go To トラベルキャンペーンに参加する宿泊施設や旅行業者にはどのようなことが求められるのでしょうか。最後に、Go To トラベルキャンペーンの参加条件をご説明します。

旅行者全員の検温と本人確認を実施

Go To トラベルキャンペーンを行うことで、新型コロナウイルスの感染を広めてしまっては元も子もありません。

そのため感染拡大防止のため旅行者全員の検温が義務付けられています。当然ながら、検温時に発熱があった旅行客は、旅行を続行することができません。

また、全員に対してGo To トラベルキャンペーンに申し込んだ本人であることを確認します。

共用施設では人数制限や時間制限を実施

宿泊施設には大浴場やビュッフェ会場など、共用の施設が多くあります。こうした場所では3密を防ぐため、収容人数や滞在時間に制限を設けなくてはなりません。

また、施設の内容に応じた詳しい対策方法については官公庁の特設ページで確認することができます。

観光庁Go To トラベル事業者向け申請サイト
https://biz.goto.jata-net.or.jp/

換気・消毒などを徹底

エレベーターやフロントなどといった大勢の人が利用する場所は特に、換気や消毒をこまめに行う必要があります。また、旅行客の利用が済んだら随時除菌を徹底するといった対策も求められます。

まとめ

Go To トラベルキャンペーンは旅行者にとって、非常にお得なキャンペーンです。1泊最大2万円もの補助が受けられるのは、大きなメリットです。

ぜひこの機会を利用して、お得に旅行を楽しみながら、宿泊施設や観光業を支援しましょう。