飲食店がいまクレジットカード決済を導入する理由

居酒屋

存在感のあるブラックカード

みなさんの店舗では、クレジットカード決済はできますか?クレジットカードは手数料がかかるからいやだと考え、避けている場合があるかもしれません。しかし、それによって集客力が落ち、客単価が落ちているとしたらどうでしょうか。場合によっては、わずかなコストを重視する余り、大きな売上を逃していることになるかもしれません。

そこで今回は、クレジットカード決済導入のメリットとデメリット、導入方法についてご紹介します。

飲食店でのクレジットカード決済導入のメリット

クレジットカード決済

クレジットカード決済を導入すれば、店舗に大きなメリットをもたらします。そこで以下では、導入によって得られるメリットについて、詳細にご紹介します。

現金管理が楽になる

クレジットカード決済を導入することで、今よりも現金管理が楽になります。例えば毎日、毎月の収入チェックを行いますが、扱う現金が少ない分、それに当てる時間が少なくてすみます。また扱う現金が少なくなることで、お金に関する数え間違えなどのトラブルが減り、盗難などのセキュリティー面でもより安全になるでしょう。

さらにクレジットカード決済のため、お客様が使用した代金全てそのまま飲食店の口座に支払われるため、より正確に料金を受け取ることができます。また今までは現金支払いのため、小銭を前もって用意しておく必要がありました。そのためわざわざ銀行へ行って用意していたかもしれません。この場合銀行へ行く時間がとられたり、手数料などもかかりあまりパフォーマンスがよくなかったことでしょう。しかしクレジットカード決済を導入したことでそれらにかかる動力を減らすことができます。こう考えると時間の面でも、精神面でもかなり楽になりますね。

集客数が増す

集客数とクレジット決済はどういう関係があるのでしょうか?例えば現金払いの場合、手元に現金がないとお店には行けないと考えてしまい来店することを諦めてしまいます。クレジットカード決済なら手持ちの現金がなくても支払いができるので安心して来店してもらえるでしょう。そのためクレジットカードを所有しているお客様も増えるかもしれません。

インバウンド対策になる

今では現金よりもクレジットカード決済を導入している国はすでにたくさんあります。そのため多くの日本へ来る外国人観光客たちもクレジットカード決済ができるお店を優先的に選んでいます。特に2020年は日本でオリンピックが開催され、それに向けてクレジットカード決済の導入を考えてる飲食店やすでに取り入れている店舗もたくさんあります。多くの飲食店ではオリンピック後の訪日外国人観光客の増加も見込んで、この方法導入しています。

今からクレジットカードが使用できるお店であることをサイトなどに掲載しておくと、オリンピック時の外国人来客に間に合いそうですね。

補助金をうまく活用する

2019年10月の増税に伴い、飲食店などを対象に補助金支援があります。たとえば、レジ本体やレジ機能に直結する付属機器等を対象に補助金が支援されます。補助上限額はレジ1台あたり20万円です。

また飲食店で電子的受発注システムの改修や入替を行う必要があるなら、発注データのフォーマットやコード等の改修、請求管理システムが補助金の対象になります。

これ以外にも請求書管理システムや事務機器の導入や改修も補助金申請の対象になります。申請すれば必ず補助金の支給を受けられるとは限りませんが、まずは申請して審査を受けてみることをおすすめします。

飲食店でのクレジットカード決済導入のデメリット

浮いたクレジットカード

メリットが多いクレジットカード決済ですが、いくつかデメリットもあるのは事実です。

カード会社への手数料が発生

1番大きいデメリットは、カード会社への手数料が発生する点でしょう。料率は、カード会社によっても店舗の売上規模によっても異なりますが、飲食店であればおおよそクレジット売上の4~7%を「加盟店手数料」としてカード会社に支払うことになります。

なぜ手数料の支払をするのかというと、入金管理と支払督促、そして未回収のリスクをカード会社が負っているためです。少しでもリスクを軽減するために、手間とリスクの負担料として手数料を取っているのです。

一見するとクレジット売上の4~7%は少なく感じるかもしれませんが、クレジット払いが多くなればなるほど、手数料もそれに応じて高くなるためあまりお得感がありません。メニューの料金設定を行うときもこの手数料を考えて料金設定しないなら、すぐに赤字になってしまうでしょう。クレジットカード決済はメリットが多いものの、デメリットもきちんと把握した上で導入を検討するようにしましょう。

入金までタイムラグがあり資金繰りに影響

クレジットカード決済導入のデメリットでかなり大きな部分を占めているのが、この問題かもしれません。また、現金決済であれば当日の売上は即日入金され、翌日の支払いに回せました。しかし、クレジットカード決済の場合は、売上の入金は翌月か翌々月ですから、仕入れは手元にプールしてある現金で行う必要が出てきます。

これは飲食店経営を始めたばかりのお店にとってもかなり大きな問題です。安定した集客がなく、売り上げの入金もすぐに手元に入るわけではないので少しリスクかもしれまんせん。そのためお店によってはある程度集客が見込まれて、お店が軌道に乗ってからクレジットカード決済導入を取り入れる場合もあるようです。これが原因でお店が成り立たなくなっては困りますからね。

これを解決する即日入金の決済サービスもありますので、飲食店ではぜひそのようなサービスを検討しましょう。

導入手続きが煩雑

クレジットカード決済の導入をすべて自分で行う場合は、複雑な手続きと厳しい審査があります。導入時の手間だけで挫折してしまう経営者の方もいるかもしれません。また審査から合格までの期間は早くて数週間、遅い場合は約一ヶ月ほどかかります。さらに審査も一次審査、二次審査があるためわずらわしく感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、決済サービスの選び方によってはこの問題が解決します。申し込みの審査が簡単な決済サービスが多く登場していますので、ぜひ活用してみてください。

クレジットカード決済の導入方法

キーボード上のクレジットカード

クレジットカードの導入を決めたとして、どのような導入方法があるのでしょう。方法は、大きく分けて2通りです。

クレジットカード会社と個別に契約する

1つは、自分がクレジットカード会社と個別に交渉し、契約する方法です。したがって、VISAとJCBとDCの3つと契約しようと思えば、3社との交渉が必要です。個別の契約は契約段階でも手間ですが、実は契約後も煩雑になります。というのも、決済日や入金日は、クレジットカード会社によって異なるからです。たとえば、10日にVISA、15日にJCBといったように、クレジット売上は五月雨式に入金されるため、一括で入金されることはありません。バラバラに入金されるということは、資金繰り計画上も非常にわかりにくい方法です。

決済代行サービスに依頼する

上記の問題点を解決するために、現在は「決済代行サービス」に依頼する店舗が増えてきています。このサービスは、クレジットカード会社との契約手続きを代行してくれるものです。また、決済日や支払日も一括になるので、資金繰り計画が立てやすくなるメリットがあります。ただし、クレジットカード会社に加盟店手数料を払うと同時に、決済代行サービスにも手数料を払うことになります。

ですから、手間と分かりやすさを取るのか、手数料コストを抑えるのかという、2者択一で契約方法を考えることになります。

クレジットカード決済サービスの選び方

クレジットカードの手渡し

クレジットカード決済導入には、メリット・デメリットそれぞれあります。しかし、長期的な目線でプラスマイナスを見れば、やはりクレジットカード決済を導入したほうがメリットが多いのは事実です。では、どのクレジットカード決済サービスを選べばよいのでしょうか。選び方のポイントをご紹介します。

カードの会員数が多いブランドの決済ができる

誰でも使えるようにするという点で、会員数の多いブランドの決済ができるクレジットカード決済サービスにしたほうがよいでしょう。

  • JCB(ジェーシービー)
  • VISA(ビザ)
  • MasterCard(マスターカード)
  • ダイナースクラブ
  • アメリカンエキスプレス

JCBは日本国内でのシェアが多く、VISA、MasterCardは世界的に使われているブランドのため必須と言えるでしょう。アメリカンエキスプレスは会員数こそ少ないですが、利用者の多くが優良顧客であるとされているので、高価格帯の飲食店であれば押さえておいたほうがベターです。

手数料が安い

加盟店手数料も決済会社手数料も必要経費ではありますが、安ければ安いほどいいのは当然ですので、しっかりチェックするようにしましょう。

入金までの期間を確認

前項でも少し触れましたが、売上金の入金までに時間がかかることはリスクとなります。そのため、入金までにどのくらいの時間がかかるのかをしっかり調査して、導入するようにしましょう。飲食店におすすめの翌日入金が可能な決済サービスもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

スマホやタブレットでのカード決済を導入したい!Square、Coiney、楽天ペイ…主要3サービスを徹底比較【2018年版】

初期費用、消耗品費用を確認

クレジットカード決済を行うには、専用の端末が必要となることも多いでしょう。決済サービスによって端末の価格が違ってくるため、導入費用がどのくらいかかるかを前もって確認するようにしましょう。また、カード利用明細のプリントを行う場合も、プリンタやレシート用紙が必要となってきます。近年ではカード明細がメールで送付できるサービスもありますので、経費を削減することもできるでしょう。

外国人に使いやすい

インバウンド対策の点から言って、1部の外国人にとって必須のクレジットカードがあります。たとえば、「銀聯カード」は東アジアの国民にとっては必須のカードとされ、アジアだけで約60億枚発行されています。ですから、中国人観光客を呼び込もうと思えば、銀聯カードへの加盟は必須でしょう。

飲食店におすすめのクレジットカード決済サービス

最近、飲食店ではユビレジを導入しているお店が増えています。iPadがPOSレジの端末として利用され、通常のPOSレジを導入するよりも低コストでPOSシステムを使用することができ、売り上げ集計機能や会計入力機能も備えているのでとても便利です。

またユビレジはクレジットカード決済サービスにも対応しているので使いやすいと好評です。クレジットカード決済サービスに対応しているものは、楽天ペイ、おてがるPay、STORESターミナル、オムニカード・ペイメント、食べログpay、Square(スクエア)などがあります。

この中でも特におすすめなのがおてがるPayです。中国を中心に、アジア圏では「銀聯カード」が欠かせないカードになっていますが、このカードに対応しているのは、このおてがるPayだけです。2020年のオリンピック前後は外国人観光客が増える見込みがあるので、それに備えて今からこのサービスを導入しておくことができます。ぜひおてがるPayを導入させ、積極的に外国人観光客を呼び込みたいですね。さらに振り込み手数料が回数に関係なく無料というのもうれしいポイントのひとつです。

また楽天ペイもおすすめのサービスです。楽天ペイを利用している人も多いので、その人たちを対象に導入を考慮することもできますね。この楽天ペイは主要国際ブランドである6つのカードに対応しています。そのため外国人観光客にも安心して活用してもらえます。またキャッシュレス・消費者還元事業を利用することによって、クレジット・電子マネー全21ブランドの決済手数料が期間中、実質 2.16%になり、他社と比べてかなり安くなります。もちろん、STORESターミナル、Square(スクエア)、食べログも主要国際ブランドの6つのカードに対応しています。

STORESターミナルの特徴は「WeChatPay」にも対応している点です。多くの中国人は普段の生活で頻繁に「WeChatPay」を使用しているので、日本でも同じように「WeChatPay」にも対応しているため、中国人観光客の集客にも同じように使用できることが分かると、それだけでも来店のハードルが低くなることでしょう。また中国人同士のネットワークあり、一度この飲食店は「WeChatPay」があることが分かると、それだけでも口コミで拡散し、集客数が見込めそうですね。もし中華などの飲食店や中国人の来客が多いならこのサービスを取り入れることをおすすめします。

まとめ

鮮やかなクレジットカード

いかがでしょうか?

クレジットカード決済はデメリットもありますが、売上アップという意味でははるかにメリットの方が大きいものです。手数料は販促費用などと同様に必要経費だと割り切って、売上アップのための方策を選択したほうが、飲食店としての可能性は格段にアップするでしょう。まだ導入していない店舗は、ぜひ導入を検討してはいかがでしょうか。