コーヒーの種類を知ろう!ブレンド、アメリカン……その違いとは?

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三種類のコーヒー

コーヒーの種類である「アメリカン」「ブレンド」「ドリップ」などの違いについて説明できますか?コーヒーとひと言でいっても、豆や抽出方法が変われば味わいも様々。そのため、数ある種類ごとの違いを正しく把握するのは難しいですよね。

そこで今回は、コーヒーの種類や飲み方の知識をご紹介いたします。この記事を参考に、お客様にコーヒーを楽しんでもらえるようにしましょう。

コーヒーとはどんな飲み物なのか

ドリップされたコーヒー

家でお湯を注ぐだけであったり、コンビニで100円出せばボタン一つで気軽に飲めてしまうコーヒーですが、液体になる前はどのような姿形をしているのかを考えたことはあるでしょうか。コーヒーは、コーヒーノキという常緑樹に実をつけるコーヒーチェリーの種、「コーヒー豆」を原材料とします。

完熟した実から種を取り出し洗って乾燥させ、適度に焙煎したものを粉にします。そこにお湯や水を注いで抽出したものが、コーヒーだというわけです。コーヒー豆は、赤道付近のコーヒーベルトという限られた地域でしか育たない上に、寒暖差の激しい山で育ちます。そのため、機械が入れないような急斜面などを利用して育てる必要があるので、人の手が欠かせません。

近年の日本では、目が覚めるような酸味や花のような香りが特徴の、浅煎りのコーヒーが飲まれるようになりました。これまでの深煎りコーヒーとは一味違ったコーヒーが、日本でも浸透してきたのです。

コーヒーは、江戸時代に長崎へ訪れたオランダの商人が日本に広めたという説が有力です。「銀ブラ」や「スターバックスコーヒー」などのコーヒーチェーン店の流行や「サードウェーブコーヒー」など、ここ数十年間だけでも3回のコーヒーブームが起こっています。

コーヒーの種類を理解しておくべき理由

抽出しているコーヒー

コーヒーについて、多くの人は「黒くて苦い飲み物」「コクがあってどっしりした味わい」などというイメージを持っているでしょう。しかし、現在は日本でも浅煎りのコーヒー豆が広まり、これまでのイメージを覆す味わいが登場しているのです。

コーヒーを提供する人がコーヒーの種類を理解していないと、お客様が本当に求めている味が分かりません。たとえば、コーヒー店で「ブレンドで」と注文する人がいるように、コーヒーとはすべてブレンドした豆で抽出した飲み物だと思っている人もいます。

ここでブレンドコーヒーを扱っていないと断ってしまうか、ブレンドに近い味のコーヒーを提案できるかは、コーヒーの違いを知っているかどうかで変わります。コーヒーを理解していれば、お客様が求めているコーヒーの味に限りなく近いものを提供できるのです。

コーヒーの種類や抽出方法

数種類にも及ぶ抽出機

粉にしたコーヒー豆にお湯や水を注いで抽出するコーヒーですが、抽出方法は様々です。そこで、よく耳にするコーヒーの種類ごとの抽出方法についてご説明します。

エスプレッソは、豆を細かい粉にし、圧力をかけて抽出する飲み物です。色が濃くて苦味が強いというイメージを持たれている方も多いことでしょう。通常のドリップに比べると量が少ないですが、使うコーヒー豆の量はさほど変わりません。短時間のうちに高圧で抽出することにより、コーヒーの一番おいしい部分を濃縮させているのです。エスプレッソの語源は、イタリア語で「急行」を意味しているとされます。また、エスプレッソを提供する小さなカップは、デミタスカップと呼ばれます。

ドリップコーヒーは、透過式といわれる抽出方法を行います。コーヒー粉をカップの上に置き、上からお湯を注いだ際にコーヒーが重力により下に落ちたものです。この抽出方法は家庭でもよく使われ、一般的なものでしょう。しかし、抽出をしっかり行わなければ味わいが変わってしまうため、要注意です。

ブレンドは、複数のコーヒー豆を混ぜて淹れたものです。産地や品種など、さまざまな種類の中から相性の良いコーヒー豆を使用して作られます。もちろん、ブレンドする人や店によって味が変わります。

アメリカンは、薄いコーヒーというイメージが強いですが、実際はイメージとは真逆のコーヒーです。ブレンドとの違いは焙煎の濃さです。アメリカンはブレンドで使う豆より浅めに焙煎するため、ブレンドのような苦味やコク、液体の黒さがありません。

似た名前のカフェ・アメリカーノは、エスプレッソをお湯で割ったものを指し、アメリカンとは違うコーヒーとなります。

ミルクを入れたコーヒーの種類

二種類のカフェラテ

「コーヒーは苦くて飲めない」「カフェインが気になる」という方には、上記で紹介した方法で抽出したコーヒーに、ミルクを加えるのがおすすめです。

  • カフェラテ……エスプレッソに泡立てたミルクを入れたもの
  • カプチーノ……カフェラテより泡の比率を多くしたもの
  • カフェオレ……リップコーヒーに牛乳を入れたもの

コーヒーチェーン店で提供されている「カフェモカ」は、エスプレッソにミルクとチョコレートを加えたものなので、子供にも飲みやすく人気です。このように、コーヒーはアレンジししやすいというメリットがありますが、コーヒーの種類を知っておかなければ再現できません。コーヒーの違いを理解するということは、お客様に正しい商品を提供するために重要なことです。

まとめ

大量のコーヒー豆

いかがでしょうか?

コーヒーの味は、イメージだけが独り歩きしていることが多いため、お客様の思い描く味と商品の味が必ずしも一致するとは限りません。ひとりひとりのお客様を満足させるためにも、提供する側がしっかりとコーヒーの違いを知ることが大切です。

コーヒー豆や抽出方法を理解すれば、豆や道具が違っても、その味に似たものを再現できます。自分自身がコーヒーを知れば、お客様に新しいコーヒーの楽しさを知ってもらえるかもしれません。お客様のイメージ通りのコーヒーを提供できるように、コーヒーのことを深く知ってみましょう。