カクテルの種類ってどのくらいあるの?基本カクテルを知っておこう

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ピンクのカクテル

みなさんのお店では、ドリンクメニューにカクテルを取り入れているでしょうか。酎ハイやハイボールはあるけれど、カクテルはないという場合も多いかもしれません。もちろん、お客様からオーダーされるドリンクの中で多いのは、ビール、酎ハイ、ハイボールとなるでしょう。しかし、若い女性を中心に、カクテルは一定の需要があります。若い女性からのニーズがあるのならば、それはビジネスチャンスへと繋がります。

そこで今回は、ドリンクメニューにカクテルを入れていくための基本的知識や、基本のカクテルについてご紹介いたします。

カクテルの種類を増やす理由

カクテルで乾杯

どれくらいの人が、飲食店でカクテルをオーダーするのでしょうか。マイボイスコム株式会社の調べによれば、飲食店でカクテルをオーダーする人は全体の43.5%であり、そのうち「月に2回以上飲む」という人は、14.3%という結果となっています。

また、カクテルを飲む人は若年層や女性に多く、20代の女性に至っては約6割がカクテル飲用者でした。つまり、若い女性客をターゲットにする場のなら、カクテルの充実は欠かせないということになるのです。

カクテルの種類はどのくらいある?

種類豊富なカクテル

カクテルを店舗のドリンクメニューに導入する際に最低限知っておきたい、基礎的な情報についてご紹介いたします。

カクテルとは、もともとアメリカで開発されたお酒の飲み方です。カクテルは、ジン、ウイスキー、ブランデー、ウォツカ、ラムなどといったアルコール度数の高い蒸留酒や、シャンパン、シェリー、ベルモットなどの醸造酒に苦みのあるエキスや甘いシロップ、ジュースなどを混ぜ合わせてつくるものだと定義されています。つまり、それさえ満たせばすべて「カクテル」と言えます。

極論を言えば、誰にでもオリジナルカクテルが簡単に作れてしまうということなのです。この結果、今や名前が知られているカクテルに絞っても、世界に3000種類もあるとされています。

カクテルのジャンルは、大きくわけるとショートカクテル、ロングカクテルの2つに分類できます。居酒屋で提供するとしたら、後者のロングカクテルが多いでしょう。ショートカクテルも居酒屋に合わなくはないですが、作れるようになるためには、シェーカーの使い方の練習が必要です。シェーカーの使い方を会得することは決して簡単なことではないため、ドリンク担当の育成に手間がかかります。また、何より常にシェーカーが使えるスタッフをシフトに組み込まなければなりません。

そのため、居酒屋の多くは、ショートカクテルを提供することができないといえるでしょう。これはつまり、店舗でショートカクテルを提供できれば、他店との差別化を図ることができる可能性があるということです。

代表的なショートカクテルを紹介!

ウォッカマティーニ

「ショートカクテル」とは、アルコール度数の高いお酒をベースに、70ml程度の小さなカクテルグラスに注いだ、氷を入れないカクテルです。アルコール度数はだいたい20度以上のため、チビチビと楽しむものとされています。ショートカクテルはバーなどで提供されることが多く、居酒屋での宴会には、基本的には向かないとされています。

多くのショートカクテルは、シェーカーという筒状の容器に材料を入れ、シェーカーをシェイクすることで作ります。ちなみに、バーテンダーになるためには、この「シェイク」を練習しなければなりません。

では、代表的なショートカクテルをいくつかご紹介します。

  • ギムレット
    ギムレットは、イギリス海軍で生まれました。当時のイギリス海軍では、将校クラスにジンを配給していました。しかし、ギムレットという名前の軍医が、ジンを「生」で飲むと健康に悪いので、ライムジュースで薄めるようにと提唱したことから生まれました。非常にさっぱりすっきりしている、人気のカクテルです。
  • マティーニ
    マティーニは、「カクテル中の傑作」「カクテルの帝王」とも言われるほど人気のカクテルです。多くのハリウッド映画の中で、主人公がマティーニを飲むシーンが撮影されています。最初は甘口のレシピでしたが、徐々に辛口のものも生まれまました。前者はスイートベルモットを使い、後者はドライベルモットを使います。辛口カクテルをデコレーションする場合はオリーブ、甘口の場合はチェリーです。
  • マルガリータ
    マルガリータは、アメリカのカクテルコンテストで3位になったものです。マルガリータという名は、創作者の若き日の恋人の名前だとされています。名前の由来にもなったマルガリータは早くに亡くなってしまったので、彼女への永遠の愛を込めて作ったのがこのカクテルなのです。マルガリータの名前の由来をメニューに書き添えても、女性のオーダー率は上がるでしょう。
  • ニューヨーク
    ウイスキーをベースに、グレナデン・シロップによって赤系統の色に仕上げたカクテルです。ライやバーボンなどのウイスキーが、フルーツの風味にマッチします。すっきりとした味わいは、都会的な印象を与えます。
  • ニコラシカ
    ブランデーベースのカクテルです。その最大の特徴は、つくる段階で完成するのではなく、飲んだ後の口内で混ざることで初めて、カクテルとして完成するという点にあります。つまり、ニコラシカは未完成の状態でお客様に提供するのです。
  • ダイキリ
    ダイキリは、ラムをベースとするカクテルです。ラムを使ったカクテルの代表格ともいわれています。ダイキリは、ラム酒に砂糖とライムジュースを加えてつくります。酸味と甘味のバランスがとれた人気のカクテルです。
  • ホワイトレディ
    ジンをベースとするカクテルです。アルコール度数が高めのドリンクですが、ジン、コアントロー、レモンジュースとのバランスがよく、すっきりとした味わいが魅力です。ホワイトレディというネーミングがぴったりの、乳白色で透き通った色が特徴です。
  • マンハッタン
    マンハッタンは、カクテルの女王と呼ばれるウイスキーベースのカクテルです。ウイスキー、べルモットが持つ甘さを、アンゴスチュラビターズのハーバルな香りで引き締めます。女性にぴったりの、都会的な一品とされています。

代表的なロングカクテルを紹介!

爽やかなモヒート

「ロングカクテル」は、グラスに材料を入れた後、バースプーンと言われる長いスプーンでかき混ぜて作ります。そのため、基本的にはシェーカーを使用することはありません。ちなみに、かき混ぜることを「ステアする」と言います。カクテルを注ぐ容器は大きめで、300~350mlの場合がほとんどです。

では、人気で定番のロングカクテルをいくつかご紹介します。

  • カシスオレンジ
    女性はとにかくカシスオレンジが大好きで、量販店やコンビニで売られている缶チューハイの中にもこの品目があるほどです。カシスの甘さと酸味のある柑橘系の相性が、多くの女性から好まれているのでしょう。
  • ソルティドック
    ソルティドッグは、日本では今から20年以上前のバブル期において、おしゃれなカクテルとして一世を風靡しました。元々はショートカクテルとして創作されたものが時代とともに変化し、今のレシピに変わっていきました。甘くなく、飲みやすいので男性にも人気です。グラスのふちについた塩の食感も、このカクテルを飲む楽しみを与えてくれます。
  • モスコーミュール
    モスコーミュールは、ハリウッド発祥のカクテルです。ウォッカベースのため、アルコール度数の高いカクテルを作ることができます。モスコーミュールは非常に飲みやすい飲みくちのため、カクテル初心者向けのドリンクといえるでしょう。
  • カルーアミルク
    牛乳を使った、ソフトドリンク感覚で飲めるロングカクテルです。牛乳はヘルシーなイメージがあり、女性が好きな飲み物ですので、人気のあるカクテルのひとつです。
  • カンパリオレンジ
    カンパリを使った、イタリア生まれのカクテルです。カンパリのほろ苦い甘さと、オレンジジュースの酸味が癖になるカクテルだと言え、愛好家も多いです。
  • マリブコーラ
    コーラの爽快感とココナッツの甘い香りが非常にマッチするカクテルです。1度飲むと、もう1回飲みたくなるカクテルです。
  • モヒート
    ラムベースの冷たいカクテルです。ミントをふんだんに使用することで、個性的な香りが楽しめます。さまざまな店舗でアレンジレシピを用いたモヒートが登場し、お客様を楽しませているようです。
  • ミモザ
    シャンパンとオレンジジュースでつくるカクテルです。ミモザの花に似ていることが名前の由来とされています。オレンジジュースのフルーティさと、シャンパンのやや辛口の味わいが見事にマッチします。

まとめ

夕焼けとカクテル

いかがでしょうか?

ショートカクテルの導入には多少のハードルがありますが、ロングカクテルの導入ならば、比較的簡単に導入できるでしょう。この記事でご紹介した種類のカクテルをドリンクメニューに加えるだけで、女性にはうれしいラインナップになるかもしれません。豊富な種類のカクテルをラインナップすることで、このお店は女性向けだとお客様に思っていただければ、口コミが口コミを呼び、若い女性客が増えるかもしれません。若い女性客に連れられて、男性客の数も増えるかもしれません。豊富な種類のカクテルを導入するということは、集客力のアップにつながる可能性を秘めています。多くの女性客から好まれるためにも、豊富な種類のカクテルの導入をぜひ検討してみましょう。