キャッシュレス決済導入のメリット・デメリット|事業者・消費者別

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キャッシュレス決済とは、現金を使わずに商品やサービスの代金を決済することです。

決済手段における日本のキャッシュレス支払いの比率は上昇傾向にあり、2019年で26.8%まで達しています。現金決済のみだったスタイルを変え、今後はキャッシュレス化を推進しようと考えている事業者も多いのではないでしょうか。

キャッシュレス決済には、事業者と消費者それぞれに異なるメリット・デメリットがあります。導入前に、キャッシュレス決済の魅力や注意点を押さえておきましょう。

こちらでは、キャッシュレス決済導入のメリット・デメリットや、キャッシュレス決済の基本的な種類をご紹介します。

参考:「第一回の議論の振り返り、日本のキャッシュレス決済比率、決済事業者及び国の開示の在り方について」(経済産業省 商務・サービスグループ キャッシュレス推進室)
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626014/20200626014-3.pdf

キャッシュレス決済を導入するメリット

キャッシュレス決済の活用は、事業者にとっても消費者にとってもメリットがあります。まずは、それぞれの利点を詳しく見ていきましょう。

事業者側のメリット

・会計の待ち時間を減らせる
キャッシュレス決済は現金を確認する手間がかからず、会計がスピーディーに完了するメリットがあります。レジが混雑しにくくなるため、ほかのお客さまの待ち時間を減らすことができます。また、会計がスムーズに進められるようになれば、レジに割いていた人員を別の業務へ配置することも可能になるでしょう。

・売上管理を効率化できる
キャッシュレス決済は現金のやり取りがないため、お釣りの受け渡しのミスが起こりません。お客さまからのクレームを防げるのはもちろん、レジ締め作業の際に記録と実際の現金の差が生じにくくなるのもメリットです。また、決済手段をキャッシュレスのみにした場合、レジ締め作業が不要になります。店舗を閉めた後に従業員が残って作業することがなくなり、業務効率化にもつながります。

・新規顧客の獲得につながる
消費者のなかにはキャッシュレス決済ができるお店を選んで利用する人もいます。レジで現金しか使えないとわかると、何も買わずに店を出ていくことも。キャッシュレス決済に対応することで、こういった機会損失を減らせます。これまで取りこぼしていた層を新たに獲得することもできるでしょう。

消費者側のメリット

・現金を持ち歩く必要がない
キャッシュレス決済を始めると、現金を持ち歩いていなくても買い物ができるようになります。荷物を減らし、スマートにショッピングできるのがメリットです。財布に現金を入れ忘れたとしても代金の支払いができるため、万が一のときにも対処できる安心感があります。

・ポイントが貯まる
決済手段によっては、決済金額に応じてポイントがもらえることがあります。貯まったポイントは現金代わりに使ったり、商品・サービスと交換したりできます。ポイント還元率の高い決済方法を選べば、さらにおトクに買い物できるのも魅力です。

・家計の管理がしやすくなる
キャッシュレス決済は、利用金額がデータとして記録されます。会員ページなどでデータを見れば、いつ、何に、どのくらいのお金を使ったのかを確かめられます。これまでレシートの内容を書き写して収支を把握していた方も、データ化することで管理の負担を減らせるかもしれません。

キャッシュレス決済を導入するデメリット

キャッシュレス決済を始める前に、以下でご紹介する注意点も把握しておくことがおすすめです。デメリットをしっかりと確認した上で、導入するかどうかを決めましょう。

事業者側のデメリット

・導入や運用にコストがかかる
キャッシュレス決済をスタートするためには、対応したシステムや決済端末などを用意する必要があります。場合によっては、レジの入れ替えが必要なことも。相応の費用や準備期間が発生します。

また、キャッシュレス決済時には手数料がかかることがあります。決済手数料は事業者側が負担するため注意が必要です。

・災害時に使用できなくなるおそれがある
キャッシュレス決済は、電気や通信を利用します。災害時に停電や通信障害などが起こると、キャッシュレス決済が使えなくなる可能性があります。完全にキャッシュレス化する際は、災害時のリスクがあることを考慮しておきましょう。

消費者側のデメリット

・お金を使っているという感覚が薄れるおそれがある
キャッシュレス決済では、現金のやり取りが生じません。人によってはお金を使っている感覚が薄れることがあります。なかには、自身の支払い能力を超えて買い物をしてしまうケースもあるようです。

・事業者によって対応しているキャッシュレス決済が異なる
どのキャッシュレス決済に対応するかは、事業者側の判断となります。よく利用する店が、自分がメインで活用している決済手段に対応しているとは限りません。どの事業者がどういった決済サービスを使っているか、しっかりと確認することが大切です。

キャッシュレス決済の種類

キャッシュレスでの支払い方法には、以下のような種類があります。基本となる決済方法をチェックしておきましょう。

クレジットカード決済

消費者が所有するクレジットカードを利用した、後払い方式の決済方法です。消費者の信用情報を担保として決済が行われます。消費者がクレジットカード決済を行うと、クレジットカード会社が事業者へ代金を支払います。クレジットカード会社は、指定の支払日になったら、消費者の預金口座から利用料金を引き落としするのが特徴です。

2019年のキャッシュレス決済比率のうち24.0%はクレジットカード決済が占めています。キャッシュレスのなかでは、主要な決済方法といえるでしょう。

参考:「第一回の議論の振り返り、日本のキャッシュレス決済比率、決済事業者及び国の開示の在り方について」(経済産業省 商務・サービスグループ キャッシュレス推進室)
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626014/20200626014-3.pdf

デビットカード決済

デビットカードは、即時払い式の決済方法です。クレジットカードと異なり、その場で口座からお金を引き落とされます。残高が足りなければ決済できないものの、使い過ぎを防ぎやすいメリットがあります。2019年のキャッシュレス決済比率では、0.56%の普及率でした。

電子マネー決済

カードやスマートフォンアプリなどを使って支払う決済方法です。現金や銀行口座などからチャージして前払いするタイプや、紐づけた口座から即時引き落としされるタイプ、登録したクレジットカードで後払いするタイプなどがあります。また、交通系電子マネーやクレジットカード系電子マネーなど、いくつかの種類があります。

2019年のキャッシュレス決済比率を見ると、1.9%の普及率となっています。クレジットカードに次いで高い普及率です。

QRコード決済

QRコードを使用した決済方法です。店舗側が用意したQRコードを顧客のスマートフォンで読み取るパターンと、顧客側が提示したコードを店舗側のPOS端末で読み取るパターンがあります。また、電子マネーと同様、事前に入金する前払い方式や、即時引き落とし方式、後払い方式がある点が特徴です。

2019年のキャッシュレス決済比率は0.31%で、前年の0.05%から増加しています。1年間での伸び率は、ほかの決済方法を抑えてトップに立っています。

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現状では、キャッシュレス決済の利用者は増加傾向にあります。消費者はもちろん、事業者側にも複数のメリットが存在します。キャッシュレス化が自社にとって有利に働くと感じたら、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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