カフェのインテリアで必要なものは?準備をしっかりしておこう!

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個性的なカフェインテリア

近年のカフェブームによって、さまざまな形態のカフェが登場しています。カフェで成功できるかどうかは、どのようなコンセプトを作るかによって決まるといわれます。しかし、いくら魅力的なコンセプトでも、基礎を理解していないとただの自己主張になってしまいます。

そこで今回は、カフェを開業する際に重要なインテリアについて、押さえておきたい基本的なポイントをご紹介します。

カフェと喫茶店は異なる?

ウッドなインテリア

カフェのインテリアについて考える前に、まずはカフェと喫茶店の違いについて理解しておきましょう。カフェと喫茶店の違いのひとつは、営業許可が異なる点です。カフェは、調理した食事やアルコールを含む飲み物全般を提供することができる「飲食店営業許可」が必要になります。一方の喫茶店は、提供できるものはコーヒーや紅茶、ジュースなどアルコール以外の飲み物と、ケーキやクッキーなどの茶菓に限定される「喫茶店営業許可」が必要になります。(食品衛生法施行令第35条)

このような違いがあるため、ランチやディナー、アルコールを提供する場合は、喫茶店向けではなく飲食店向けの許可証とテナントを探す必要があります。また、物件のオーナーの中には、調理のときのにおいや油汚れなどを嫌って、「飲食店不可」と制限する人もいますので、物件探しの際は事前に確認することが大切です。この記事では、カフェ(飲食店)を開業する際に必要なインテリアについて解説していきます。

インテリアを考えるときの基準とは

無機質なカフェインテリア

店内のインテリアを考えるときは、レイアウトやデザインよりも、売上目標を達成するためには1日どれだけの集客が必要かを割り出してみることが第一です。

たとえば、月商300万円を目標とし、1か月の営業日数は26日、予定客単価1,200円とした場合、

  • 1日の目標売上……300万円÷26日=115,300円
  • 1日の目標集客数……115,300円÷1,200円=96人

となります。店内にはテーブル席だけが設置されているとし、席数の総数が仮に30席とすると、96人÷30席=3.2回転となり、約3回転させることが必要です。ただし、これはあくまでも計算上であり、実際には全席が埋まるわけではありませんので、7割程度埋まることを前提として計算します。

この例の場合の7割は「30席×0.7(7割)=21席」となり、1日の目標集客数である96人に達するには「96人÷21席=約4.5回転」。つまり、売上目標を達成するためには、1日平均4.5回転させればよいことになります。

カフェで4.5回転は決して無理な数字ではありませんから、これを基にして店内のデザイン・レイアウトを進めていくようにします。

必要な回転数を割り出すことで、テーブルの大きさや形状はどのようなものが適しているか、4人掛けと2人掛けは何席づつ配置すればよいかといったこともわかります。テーブルの配置がだいたい決まると、それ以外のスペースをどのような使い方をすればよいかが見えてきます。

こうした試算をせずに、ただおしゃれできれいな快適空間だけを求めると、無駄なスペースが多くなったり、非効率な動線ができたりして、結局お客様にとっても居心地の悪いお店を造ってしまうことになりかねません。完成後にレイアウトを変えるのは、時間と費用の無駄になります。最初に入念な計算をしたうえで、デザイン・レイアウトを決めるようにしましょう。

カフェのインテリアで必要なもの

統一されたインテリア

飲食物を提供する店舗では、冷凍冷蔵庫や調理設備、食器収納棚、換気扇などの大掛かりなものから、電卓やゴミ箱などの小物まで数多くの什器備品が必要です。また、お店の業態やコンセプトによって必要なもの・不要なものもあります。ここでは、最低限必要なインテリアと選び方のポイントをご紹介いたします。

テーブル・椅子

テーブルと椅子は回転率にかかわってきます。ランチタイムにお客様が集中する店舗では、立ったり座ったりがスムーズにできるテーブルと椅子を選びます。サイズは60~65センチ角(2人掛け)が適しています。反対に、シニア層などを対象に高級な料理を提供する店舗の場合は、65~70センチ角のゆったりめのテーブルがいいでしょう。コーヒーなど飲み物をメインとするカフェであれば、50センチ角で十分です。

テーブルと椅子は2人掛け用を多く用意しておき、必要に応じて2卓並べれば3人連れでも4人連れでも対応することができるようにしましょう。ファミリー向けのお店の場合は、子ども用ハイチェアを用意することも忘れずに。詳しいカフェテーブルの選び方は、下記を参考にしてみてください。

カフェのテーブル選びは重要!?テーブルの決め方や選び方とは?

壁面

飲食店は、清潔感を何よりも優先しなければなりません。そのため、白い壁のお店が多いとされます。しかし、無地で真っ白な壁は印象に残りにくいことは確かです。明るく広い空間を演出したい場合は、ベージュや木目調の壁紙を用いると効果的です。白い壁の一角に大きな模様がプリントされたクロスを組み合わせると、個性的な空間になります。

最近では、汚れやキズがつきにくいもの、アレルギー物質を吸着するもの、消臭効果のあるものなど、機能性クロスと呼ばれる壁紙が発売されています。トイレの壁にも有効で、利用する店舗が増えています。

フロア(床)

床材には、次のような種類があります。

  • フローリング
    ぬくもり感のある木材で、住宅によく用いられている。耐久性に劣るのが難点だが、最近は特殊加工されて水分や洗剤に強いフローリングが販売されている。
  • カーペット
    保温性に優れ、温かい雰囲気を演出するには最適だが、汚れやすく、シミが取れにくいことが欠点。
  • クッションフロア
    材料はビニールで、貼るのも掃除も簡単。遮音性に優れているタイプもある。耐久性はあまりよくない。
  • タイル
    高級感があり装飾効果も高く、掃除もしやすい。ただ保温性がないため、寒い季節は床から冷たさが伝わってくるのが難点。
  • デザインコンクリート
    コンクリートに模様をつけて色づけしたもの。手入れが簡単で耐久性も抜群だが、見た目が粗いため、ぬくもり感を出したい店舗には不向き。

飲食店は汚れやすいことを考えると、手入れがしやすく耐久性のあるタイルかデザインコンクリートがふさわしいといえますが、これもお店のコンセプトや客層に合わせて選ぶことが大切です。

照明

飲食店のホールの明るさは、400~750ルクスが適しているといわれます。ファミリーレストランで700ルクス、それより落ち着いた雰囲気のカフェや高級レストランは500ルクスが、料理をおいしく見せる照度とされています。また、ディナータイムはランチタイムよりやや暗めにして、ムードを高める演出をするのもいいでしょう。

音響

BGM(バックグラウンドミュージック)には、いろいろな効果があります。その1つに感情誘導効果があります。BGMを聴いているうちに「買う気はなかったけど買ってしまった」とか、「そんなに食べたくはなかったけど食べてしまった」ということはないでしょうか?これは、BGMを聞いた人の潜在意識に働きかけて行動を促す効果のことで、「コントロール効果」ともいいます。この効果を生かすためには、自分の好みではなくお客様の好みそうな曲を選んで流すようにします。

なお、自分で買ったCDをお店で流す場合は、JASRAC(日本音楽著作権協会)に対して著作権使用料を支払う必要があります。有線放送やラジオの音楽を流すのであれば、問題ありません。

カフェ音楽にこだわって居心地のよい空間を提供しよう

カフェのインテリアはここで買える

白を基調としたインテリア

テーブルセットや調理器具などは、複数の飲食店用家具専門店から見積りを取り、比較検討して決めるといいでしょう。

まとめ

個性的なカップ

いかがでしょうか?

カフェのインテリアを考える場合、見た目だけを考慮してしまうとあとあと後悔してしまいます。売上や客数などについてしっかりとシュミレーションをし、自分の思い描く店舗にあったものを選ぶようにしましょう。

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