忘年会戦略を成功させて売上をあげる方法とは?

飲食店

忘年会の乾杯シーン

忘年会シーズンが近づいてきましたね。お客様を迎える店側にとっては、戦略を駆使して忘年会シーズンの売り上げを、ぜひ上げたい!と活気づくことでしょう。

飲食業界の12月は確かに忙しいのですが、12月の忘年会シーズンが1カ月間だけでなく、数か月に分散してくれればいいのに、という悲鳴が聞こえるお店もあれば、今一つ予約が伸びないというお店もあるようです。実は、予約が伸びない原因は根本的な味やサービスの良し悪し、PR不足だけではありません。予約の電話やメールが入るにもかかわらず、すでに予約が入っているところに希望が重なり、泣く泣く大口客を断らなければいけないことが続くなど、売り上げにロスが生まれる、ということがあるのです。

そういった、もったいない状況を回避するには、ちょっとしたコツがあります。予約が大きいだけにそのコツを知っているかどうかで、売り上げに大きく差が生まれるのが、この忘年会シーズンといえます。

そこで、忘年会戦略を成功させるための秘訣をご紹介したいと思います。

忘年会とは

忘年会イメージ

忘年会はその名のとおり、一年の労苦を忘れて「お疲れ様!」と言い合う、年末に行われる宴会のことです。望年会という言い方をする人もいるようですね。こちらの意味は、希望を持って新しい年を迎えよう、という意味のようです。

飲食店側にとっては、忘年会シーズンは1年でいちばん集客が見込まれる時期です。私的な交友関係の集まりや、親族、そして会社内で行われるものとして、忘年会というのは複数人数になります。大人数になることも少なくないので、店側にとって忘年会予約は、とてもありがたいお客様となります。

忘年会シーズンには準備が必要

忘年会シーズン12月のカレンダー

忘年会シーズンの売上アップ成功を決めるのは、準備にあるといっても過言ではありません。日頃の売り上げと比例して、忘年会時期の売り上げの伸び率が物足りないというお店は、準備不足だったに違いありません。それほど準備が大切なのです。繁盛店では5月頃から予約が入り始めて、9月には忘年会の予約で12月はうまっている、というところさえあります。そこまでいかなくても、夏を過ぎたら忘年会シーズンに向けて戦略をたてなければいけません。

それでは店側の忘年会の準備とは何でしょうか?まず、カレンダーで12月の日程を見てみましょう。土日祝の並びなどを確認し、予約のピークを予想します。忘年会は12月の金曜・土曜がピークになると考えられます。

たとえば、ある年の金曜・土曜が3日4日、10日11日、17日18日、24日25日だとします。忘年会の幹事は参加者にとって、この中から一番適当な日程を選ぶことになります。ちなみにクリスマス当日やクリスマス前後は、クリスマスデートや家族そろってのクリスマスパーティーへの配慮から、会社の忘年会は避けられることが多いものです。となると3日4日、10日11日が忘年会ピークと予想できます。中でも、会社の大規模な忘年会は金曜に行われることが多いので、3日か10日がピークだと読むことができます。このピークに合わせて仕入れを考えるだけでなく、ピークのときが稼ぎ時という認識を持つことで、戦略を立てやすくなります。

忘年会の予約数を増やすコツとは

予約席

忘年会ピークと予想された日は、一番売り上げが期待できるでしょう。だから、放っておいても予約が入る、あとは仕入れの調整をするだけでいい、などと思っていては損をしてしまう可能性があります。ピークの日に、大人数の忘年会の予約を入れてもらえるかどうか、大口客を取り逃さないで上手く予約をうめられるかが重要です。

参加者が多くなればなるほど、幹事は大勢にとって一番いい日程で空いているお店を探さなければいけないという苦労があります。迷いに迷っているとき、お店からのアプローチがあれば、そこにしよう!と決めてもらえることがあります。

それでは忘年会の予約を増やすコツをいくつかご紹介します。

・営業活動をする

まずは、常連客や近くの大きな会社などへ出向き法人営業をしてみましょう。営業の際は、「幹事様分は無料」、「1週間以内に予約してもらえれば、お値引き可能」など、特典をアピールすることも忘れずに。

・忘年会予約を電話で受ける場合

次は、ネットやチラシを見て、お客さんが電話で忘年会予約や問い合わせをしてきた場合の注意点です。予約が取れるところを、ちょっとしたことで取りこぼすことがないようにしましょう。予約の取りこぼしを防ぐためには、ある程度お店の権限のある店長さんや、経営者自身が受付をするのが一番よいのです。
なぜなら、電話で予約をする場合、お客さん側の要望をすべて叶えてもらえるお店というのは少ないものです。
たとえば、予算、飲み放題のお酒の種類、メニューの豊富さ、部屋の広さやテーブル配置など、どこかでちょっと希望と違うということが出て来るものです。ほぼ、希望通りだが、テーブルをもう一つ増やしてほしいとか、分煙室があればいいのにという希望が出たとします。アルバイト店員では、「できません」「ありません」としか言えないものです。そんなとき権限を持った人間であれば、少しくらいなら融通をきかせることも可能になります。

・忘年会時期をお店側から提案

お店側の「忘年会シーズンがもう少し長ければいいのに」という望みを、お客様に提案してみましょう。たとえば、11月最終週であれば安くする、なにか特典がつく、などです。それをホームページやグルメサイト、SNSや営業で早い時期からアピールしてみるのです。利益率を下げてでも、空いた席を埋める方が売上をあげることができるのです。

忘年会をきっかけに翌年の売上アップにつなげる

忘年会で売上があがるイメージ

忘年会は毎年おこなわれるものです。しかし、毎年同じお店で忘年会をおこなっている会社やグループはなかなかいないのが現状です。

では、毎年忘年会に利用してもらうのは無理なのか?一度限りとなってしまうのか?と不安に思われるかもしれません。しかし忘年会をきっかけにお店自体を気に入ってもらえれば、忘年会ほどの規模はなくても、社内の送別会や歓迎会、部内の小規模な食事会など、違った集まりに利用してもらえるのです。つまり、忘年会のお客様は未来のリピーター客となる可能性が高いのです。

忘年会のコースはどんなのがよい?

忘年会コース料理

飲食店はやはり、メニューや味でお客さんに喜んでもらってこそ繁盛するものです。忘年会のコースとしては、どんなものがよいか考えてみましょう。

年齢層によって好みも分かれるところですが、多いのが、鍋ものが含まれたコースです。忘年会は寒い時期に行われるということと、大人数になった際の仕込みの効率面にも関係しています。

他には、バイキングスタイルも最近では人気です。だからといって、それまで提供している料理とまったく違ったものを忘年会用に提供するのも無理があります。何かひとつ忘年会用に付加価値をつけるという方が自然で、お客様にも喜ばれるものです。たとえば、洋風のお店であれば、生ハムだけは食べ放題コースを設けたり、和食のお店であればお豆腐はお代わり自由などにするなどです。また、お酒の種類が多いというのが、男性客が多いグループでポイントが高いようです。

まとめ

ワインではじまる忘年会

いかがでしょうか。

忘年会戦略のコツをまとめると、

  1. 忘年会シーズンの戦略としては、早い時期から12月のカレンダーをチェックして、ピーク日を予想し、ピーク日に大口が入るようにする
  2. 法人営業をしてみる
  3. 電話受け付けは店長クラス以上など、お店運営の権限がある人間がして、お客さんの希望に沿った提案をしてみる
  4. 11月末の忘年会開催を提案してみる

となります。ぜひ、攻めの戦略で忘年会シーズン乗り切って下さいね。


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