忘年会の二次会でも売上げアップができる!二次会の集客方法とは

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二次会を楽しむ女性たち

年末はボーナスも出て消費意欲が上がるシーズンです。飲食店にとっては、何より忘年会という年間の売上の稼ぎ頭が控えています。しかし、だいたい21時くらいには忘年会を終えてしまうグループも多くいます。店舗の営業はそのあとも続きますが、そこをノーゲストに近い状態にしておくのは惜しい話です。そのような時には、忘年会の二次会客の来店を狙いましょう。空卓を埋め、稼げるときに少しでも稼ぐのが利益を確保するポイントです。

そこでここでは、忘年会二次会の特徴と、お客様をいかに呼び込むのかご紹介します。

忘年会二次会の特徴は?

二次会のお店の前

まず、忘年会二次会とはどのような特徴を持っているのかについて、おさらいします。

事前予約はほとんどない

忘年会の二次会を前もって予約する人はほとんどいません。ある調査によると、「忘年会二次会の開催が決まるのは当日」というのが全体の72%になっています。大きな規模の忘年会の場合は事前に予約をする場合もありますが、小さな規模になればなるほど当日の雰囲気で決まる、という傾向です。また、仲のよい職場の同僚や女子会などの宴会の方が、より当日に決定する傾向が強くなっています。

比較的規模の大きな忘年会の場合でも、会が始まる前に二次会まで準備するケースはほとんどありません。忘年会の運営ノウハウの情報などでは、「デキル」幹事になるためには、一次会の段階で参加、不参加の確認をして、早めに予約をすることが推奨されています。このようなノウハウを読んでいる幹事の場合は、忘年会が始まってから早い時間帯に二次会の予約の電話をしてくるはずです。そして忘年会が終わったら、すぐに二次会の会場まで案内できる、という体制をとるでしょう。

そのようなノウハウを知らない人は、仮に予約を取るにしても電話をかけるのは、忘年会が終わってからです。つまり二次会の当日予約は、忘年会が始まったばかりの18時から19時と21時以降がピークになるはずです。

忘年会の時間は短縮傾向

ただし、その「忘年会の終わる時間」というものは年々早くなっています。以前であれば、忘年会は3時間、4時間が当たり前の世界でしたが、最近の若い社会人は長時間にも及ぶオフィシャルな宴会を嫌っていますので、できるだけ早く切り上げようとしています。

これは忘年会ではなく、一般の会社が行う宴会のデータですが、シチズンホールディングスが行った調査によると、宴会時間は「2時間」が38.5%で最も多く、次いで「1時間」が27.8%、平均で約1時間38分でした。この調査から分かる、二次会客を迎え入れる店舗が持つべき心構えは、20時から20時半くらいに二次会用の席を用意できるようにしたほうがよい、ということです。

二次会を受けた場合、閉店まで続くケースが多い

また二次会を受けた場合、そのあとにもさらに予約を入れられるかというと、それは難しいでしょう。なぜなら、二次会の場合は終わりの時間が決まっておらず、終電の近いメンバーや門限のあるメンバーから順次抜けていく、というパターンが多くみられるからです。 ですから、三次会や深夜のお客様をとることまで考えるのは止めておいたほうが無難といえます。

忘年会の二次会で選ばれる店の条件とは?

二次会で乾杯する女性

では、忘年会の二次会で選択されるのはどのような条件に合致しているお店でしょうか。二次会客を獲得するには、その条件に当てはめておく必要があります。

・二次会はカラオケ店になることが多い

ホットペッパーの読者アンケートによれば、二次会の開催場所は約50%が「カラオケ店」、20%が「居酒屋」でした。飲んだら歌うというパターンは確かにあるものの、何とかカラオケ店に負けないような魅力を備えて、カラオケから二次会客を奪いたいものです。また、2位の居酒屋が選ばれるのでも、多いのはチェーン系の単品価格が安いお店です。つまり後でも触れますが、二次会は基本的に一次会よりも安い会費で飲める、というのが大前提なのです。したがって、そのような安いメニューを用意しておくことが、二次会客を呼び込むポイントの1つでしょう。

・一次会会場から近いこと=近隣の店からの流入が多い

二次会選択の最大の条件は、「忘年会の会場から近い」ことです。いくら安くておいしい店でも延々と歩かされたうえで行くのでは、幹事の力量が問われてしまいます。逆に言えば、近隣で行われる忘年会の参加者が、二次会客のターゲットということになります。

・席だけの予約が受けられる

二次会の場合、コース設定などの店は敬遠されます。基本的には、席だけの予約をして、参加した人間たちの意向の中でメニューを決めていくことが多いでしょう。したがって、後でも触れるチラシなどを作る時には、「席だけの予約OK」ということをアピールしておきましょう。また人数も流動的ですから、「来店時の人数変更の対応可能」というのも選ばれる条件になります。

忘年会の二次会客を集客するには?

二次会の呼び込みをする女性

では、忘年会の二次会客を集客するにはどのような方策があるのでしょうか。

店舗の特徴を事前にPRしておく

基本的には、「デキル」幹事の場合は、二次会のシチュエーションを事前に考えて「上司ばかり参加するようならこの店」「若いメンバーが多いようならこの店」というように複数の候補を考えたうえで忘年会に臨みます。そうした傾向を考慮にいれると、「ワイワイガヤガヤ楽しめます」「半個室でゆっくり会話が楽しめます」など、二次会における特徴を事前にPRしておくことがその候補の1つに入るポイントです。もちろんカラオケが使えるならそれも最大のアピールポイントです。

事前に準備をしていない幹事でも、忘年会終了後に二次会に行くメンバーの顔ぶれを見てそれにふさわしい店を決めるのが普通です。その際には同じく上で挙げたような情報の掲載されているチラシやグルメサイトのページがあれば、二次会の会場として選択される可能性が高くなります。

PR方法は?

ではどのような方法でPRしておけばよいのかと言えば、これはまさにベタな販促しかありません。具体的には以下のような方法です。

  1. 二次会用のチラシをポストイン
    まずは近隣のオフィスに二次会用のチラシをポストインしましょう。そもそも忘年会の会場の選択自体、オフィスの近隣であることが第1条件ですから、二次会も当然オフィスの近隣になります。つまり遠くのエリアまでチラシを撒くことは意味がありません。広くても店舗から半径300m程度のオフィスに、できるだけくまなくチラシをポストインしましょう。
  2. 店舗の近くで声掛け
    二次会に向かうタイミングで、まだ店が決まらずウロウロしている人に声掛けをしてみましょう。1番よいのは、近隣の人通りの多い場所で二次会用のチラシを手渡しすることです。
  3. 事前に配布
    日常的に来店するお客様も店舗が気に入れば忘年会や二次会の候補として考えてくれるでしょう。そんなお客様へのアピールとして、11月後半になったら会計時などにチラシの配布をおこないましょう。参加者それぞれがほかの会社、ほかの部署の場合もあるので、お会計した人にだけではなく全員に配布するのがポイントです。
  4. グルメサイトに情報を載せる
    グルメサイトには二次会特集などがあります。二次会メニュー内容や、「席だけの予約OK」「来店時の人数変更の対応可能」を明記してアピールしておきましょう。そうすれば、かなり二次会ニーズに合致するはずです。

忘年会二次会メニューのポイントは?

二次会の手軽なメニュー

では、二次会向けのメニューはどのようなに考えればよいのでしょうか。そのポイントは以下の通りです。

・軽い単品を重点的に用意する

忘年会一次会は食事のボリュームも多いコースが多いでしょう。つまり、二次会でまたしっかり食べようということにはなりません。食べるとしても、おつまみなどの軽めの料理となるでしょう。おつけものなどのおつまみ系、焼き鳥、串揚げ、唐揚げ、ミニサイズのピザなど、ちょっと食べられるメニューを用意しましょう。

・食事系も押さえる

ただし、忘年会では上司などと話をすることに集中してあまり食べられなかった……、という人が出てくることも多々あります。そのような人のために、お茶漬け、おにぎり、炒飯、焼きそばなども用意しておくとベストです。

・単価は安く

上で少し触れましたが、近隣であることに次ぐ二次会の選択条件は「忘年会の会費よりも安く飲める」ということです。ですから、準備をするメニューもポーションなどを多少触って、二次会用に安い価格設定をしましょう。

・飲み放題も用意しよう

忘年会は食べることが中心となりますが、二次会は飲酒が中心になる傾向にあります。その時に会計を気にしながらでは気軽に飲めませんので、二次会用の飲み放題メニューを用意しておきましょう。忘年会の飲み放題は1000円から1500円の設定の店が多いですから、生ビールなどの原価の高いドリンクは外して、安い原価のドリンク中心に、1000円未満の飲み放題メニューがあると喜ばれます。

・二次会優待パックを用意

上記のようなメニューと飲み放題をセットにした二次会優待パックなどを用意しておくのもよいでしょう。忘年会一次会の予算は飲み放題込みで4000円~5000円ですから、二次会では2000円~2500円で設定するのがベストです。当然、二次会用の価格もチラシに明記しましょう。

まとめ

楽しい二次会で乾杯

いかがでしょうか?

商売で利益を上げるコツは、「人が動くときに集中して稼ぐ」ということです。閑散期にいくら頑張っても、それほどの売上は期待できませんが、人々が街に出る時期であれば、閑散期よりも手間をかけずに集客をすることが可能で、それは二次会においても当てはまる法則です。

忘年会の二次会戦略もしっかり立てて、一次会との「二毛作」によってしっかりと売上を稼ぎましょう。