バー開業はなぜ人気?必要な費用や資格、準備にはどんなことがある?

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バーのオーナー

最近では、バーの開業をされる方が増加傾向にあります。数十年前までは、バーを経営するのは若い頃から何十年と修行し、お酒の知識やお客様の人脈などを築いてから独立する場合がほとんでした。しかし、近年は脱サラしてバー経営に乗り出す方が増えているのです。

そこで今回は、人気のバー開業に必要な予算や準備する事項などを詳しく解説いたします。

バー開業が人気の理由

カクテルを作るバーのオーナー

昨今バーの開業ラッシュが続いているのには、どういった背景があるのでしょうか?その理由を考察してみました。

おしゃれでかっこよいイメージがある

バーは夜の営業が主体になるため、営業の時間帯から考えると、男性で開業を希望されている方の方が圧倒的に多いでしょう。 「バーのオーナー」というとおしゃれでかっこ良いイメージがある、女性にモテやすいというのも背景にあります。

お酒と人が好き

お酒や人との会話が好きな方にとって、バーという場は向いているでしょう。そのような人が、今度は自分が経営する側に回りたいと考えて開業に至ることもあります。

儲かりそうなイメージがある

バーは、カフェや居酒屋など他の飲食店に比べ、ドリンクをメインに提供する業態です。そのため、単純に考えても「バーは儲かる」という発想に繋がりやすいでしょう。

バー開業に必要な資金は?

開業資金の計算

では、実際にバーを開業するにあたり、予算はいくらぐらいかかるものなのでしょうか。ここでは、グルメ情報サイトに掲載している「個人店レベルのバー」の皆様からアンケートを取得した際の目安データを引用させていただきます。

  • 初期費用(運転資金を除く):平均603.5万円(うち物件賃借、内装費用 平均382.5万円)
    費用目安合計 500~700万円
  • 当座の運転資金:平均225.6万円
    費用目安合計 200~400万円
※引用:ぐるなびPRO

上記は、新規で物件を借りた場合の費用を目安にしております。もっとコストダウンをして開業するには、以下のような方法もあります。

1.居抜き物件をうまく探す

バー開業のコストダウンをする方法の一つに、居抜き物件(前回の使用者がそのまま什器備品、内装をそのままにして退店した店)を使う方法があります。物件の中には、バー営業する方のみに貸したいと家主が考えている場合もあるために、あえて退店状況をそのままにしている事も多いです。こういった居抜きの物件の場合は、内装も最低限で済む場合が多いので、大幅なコストダウンに繋がることがほとんです。居抜き物件を専門に扱っている不動産屋もありますので、マメに情報を取りにいきましょう。

居抜き物件で出店コストを削減しよう!選ぶポイントや注意点とは?

2.バーを譲りたいと考えている物件を探す

バー開業をしたい方も多数いる反面、お店を閉店したい方の割合も多いようです。なぜなら、いざ閉店するとなると、物件の「現状回復費用」に数百万必要になるため、あっさり「止める」と言い出せない事業者も多いのが現状です。こういったお店は思いのほかたくさんあります。その場合は、双方の話し合い如何では翌月からでもすぐに営業が可能ですので、一番手っ取り早い方法かもしれません。

バー開業に必要な資格や許可は?

開業について勉強する女性

バーの開業を検討するにあたり、真っ先に考えなくてはならない項目の1つとして、「必要な許可を取る、届け出を出す」事が挙げられます。深夜に営業する飲食店ですから、この手続きを怠りますと警察のお世話になったり、各行政機関から指導や立ち入り検査が入ったりなど、後々面倒なことに発展する可能性があります。深夜営業でお酒を提供するお店は、日中に営業するカフェなどと比較して、なにかと指導が入りやすいので、この辺りの手続きは開店時に完璧にしておくことが重要です。

  • 食品営業許可申請
    開業10日〜2週間前までに保健所に届け出る必要があります。場合によっては、保健所の現場検証が入ることもあるようです。
  • 食品衛生責任者の資格
    約半日講習を受け、営業開始までに保健所に届け出る必要があります。
  • 防火管理者選任届
    火災対応の届け出です。店舗収容客が30人以上の物件の場合、消防署への届け出が必要になります。
  • 深夜酒類提供飲食店営業開始届
    午前0時以降もお客様に酒類を提供し続ける前提の営業をする場合に、必須の届け出となります。警察の生活安全課への届け出が必要となり、これを違反すると、風俗営業法違反で摘発を受け、営業も停止になることがありますので、必ず取得するようにしましょう。
  • 特定遊興飲食店営業許可
    お店でダーツやカラオケなどの遊戯施設を合わせて行う場合は、この資格が必要になります。また、開業場所がどこでも良いわけではありません。許可が下りる地域は、周りに学校、病院などが近辺に無いかなど細かい規定によって決まります。詳しくは、店舗物件を借りる際に業者に確認する、または、不明な点は物件を借りる前に警察署に確認をしましょう。

その他、バー開業に必要な準備は?

バーのカウンター

その他必要な準備はもちろん諸々ありますが、最低限以下の点は必要になります。

酒屋の仕入れ先を確保する

お酒の仕入先は、バーの経営の明暗が分かれる大切な選定です。また、仕入れるお酒によっては酒屋からグラスや備品など、提供品ももらえますので、仕入れ先の酒屋とは人間関係を大切にしましょう。酒屋は色々なバーとの付き合いがありますので、情報提供をしてくれる存在でもあります。

スタッフを入れるかどうかを決め、必要であれば人材募集

ひとりで切り盛りする場合は問題ありませんが、お店の混雑時に一人ですと、飲み物の提供が遅れたり、対応しきれない事が多々あります。また、トイレや休憩も頻繁にいけないなどの不都合が生じますので、1日数時間だけでも誰かに来てもらう方が助かるでしょう。

なかなかお店の都合と合致しない場合も多いですので、開業と共に人材募集を並行してかけておくと良いでしょう。

お店のメニュー作り、コンセプト決め

これは最も肝心な事項のため、この工程に一番時間をかけた方が良いと言っても過言ではありません。なぜなら、昨今のバー開業人気のために、日本には無数のバーが存在します。そのため、お店の雰囲気、コンセプト、独自のメニュー作りがないと、なかなか集客できないのが現状です。バーの経営を軌道に乗せるためにも、他店にこまめに出かけて情報収集をするなど、開店までの努力を惜しまないようにしましょう。

まとめ

屋外のバー

いかがでしょうか?

バーを開業するのなら、準備しなければならないことが満載です。開業時における最初の準備をどのぐらい計画的に行うかが、その後の経営の鍵を握ります。事業として採算が成り立つのかなど、現実的によく試算して計画的に進めるようにしていきましょう。