甘酒が人気の理由!ダイエットにもなるらしい甘酒の効能とは

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美味しい甘酒

近年、甘酒がスーパーの飲料水コーナーの一角を占めるほど人気を呼んでいます。それも寒い季節はホットドリンクとして、暑い季節は清涼飲料として1年中販売されています。甘酒がこれほど支持されるようになったのは、「飲む点滴」「飲む美容液」と称されるほど優れた健康・美容効果が認められたからです。カフェやレストラン、居酒屋などでも甘酒を使ったカクテルやデザートを提供するところが増えています。

そこで今回は、甘酒の効能と効果を詳しく解説し、甘酒を使った人気メニューもご紹介します。

甘酒には2種類がある

甘酒

「酒」とついているからアルコール飲料と思いがちですが、甘酒には米麹から作るタイプと、酒粕から作るタイプがあり、米麹の甘酒にはアルコールは含まれていません。まずは、米麹と酒粕の作り方の違いから見てみましょう。

米麹(こめこうじ)の甘酒

麹とは蒸した米や麦、大豆などに生える有用微生物(麹菌)が増殖したものを指し、米麹は、蒸した米に麹菌を散布して2日間ほどかけて培養したものです。有用微生物には数多くの種類がありますが、麹菌は日本の高温多湿の気候風土によって自然発生した、世界でも類を見ない特殊な微生物です。

出来上がった米麹と蒸した米をタンクに入れ、仕込み水を加えて約55度の温度でひと晩かけて発酵させます。この過程でビタミンB群やコウジ酸、葉酸などが生成され、米のデンプンが麹の酵素によって分解(糖化)されてブドウ糖やオリゴ糖に換わり、自然なうま味と甘味が作り出されます。

こうして完成した甘酒はノンシュガー・ノンアルコールですから、子どもや妊娠中の女性も、酒が体質的合わない人も安心して飲むことができます。

酒粕(さけかす)の甘酒

酒粕は清酒を作る工程の最後にできるしぼりかすのことです。清酒は、蒸した米に麹菌と酵母を入れ、水を加えて仕込みます。この過程で麹菌の発酵によってデンプンが糖化し、酵母の発酵によって糖分がアルコールに換わります。20~30日の発酵期間を経て醸造された米はどろりとしたもろみになります。そのもろみを圧縮・濾過してできる澄んだ液体が清酒で、残った白褐色の固形物が酒粕です。

麹菌と酵母のダブル発酵で、酒粕には米麹よりもさらに多くの栄養素が含まれています。この酒粕を煮溶かして甘酒を作ります。市販の甘酒はアルコール度数が1%未満で「ソフトドリンク」に分類されるのがほとんどですが、運転する人や子どもは控えるべきです。どうしても飲みたい場合はアルコールを飛ばしてからにしましょう。

甘酒の効能・効果について

効能たっぷりの甘酒

甘酒が「飲む点滴」といわれるのは、体を構成する細胞のエネルギー源となるブドウ糖をはじめ、タンパク質やビタミンなどの栄養素が点滴に匹敵するほど豊富に含まれていて、吸収されるもの早いからです。ただし、米麹と酒粕は製造工程が異なるため、どちらも同じ健康・美容効果が得られるわけではありません。

米麹のほうが酒粕より優れていたり逆に酒粕のほうが効果的ということがありますから、その違いも押さえておきましょう。

疲労回復効果

米麹の甘酒は発酵の過程でデンプンを糖化してブドウ糖に換えます。ブドウ糖は分子構造が砂糖より小さいため体内に吸収されるとすぐエネルギーに換わります。それによって疲労も早く回復すると見られています。

酒粕の場合は、糖分がアルコールに換わるため甘味が少なくなっています。甘酒にするときは砂糖が使われるので疲労回復効果はあまり期待できません。

美肌・美白効果

米麹にも酒粕にも肌のうるおいを保つビタミンB2が豊富に含まれています。また、麹菌を培養するときにできるコウジ酸にはシミの原因となるメラニンの生成を抑える作用があります。ちなみに、コウジ酸の美白効果を発見したのは、酒を造る杜氏(とうじ)の手が白く美しいことに着目した製薬会社の研究員でした。今は厚生労働省から医薬部外品の美白有効成分として認可を受け、さまざまなスキンケア用品に使われています。

整腸・便秘の予防改善

米麹に豊富に含まれているオリゴ糖や食物繊維には、腸内環境を整え、便通をよくする効果があります。

免疫力アップ

米麹にも酒粕にも存在する麹菌は腸内で善玉菌のエサとなり、腸の免疫機能を高める一助となります。ストレスや生活習慣の乱れ、加齢などで免疫力は低下しますから、そのような状況にある人には甘酒が有効です。

ダイエット効果

米麹に含まれるブドウ糖は、食後の血糖値を急上昇させる働きがあります。空腹を感じたときにブドウ糖を含む食品を摂ると少しの量でも血糖値が上昇するので満腹中枢が刺激され、空腹感が解消されます。砂糖を使ったスイーツは少量では満足できずつい食べ過ぎてしまいますが、自然な甘味のブドウ糖はすぐに満足感が得られるのでダイエットの心強い味方になってくれます。

酒粕の甘酒には、レジスタントプロティンというタンパク質が含まれています。これは体内の脂肪分を排泄する働きがあるので脂肪がたまりにくい、つまり太りにくくなります。

このように米麹にも酒粕にもダイエット効果が期待できますが、酒粕には砂糖が使われている分だけカロリーが高いことを意識し、摂りすぎないように気をつけましょう。

以上のほか、酒粕の甘酒には高コレステロールや高血圧、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病の予防・改善に効果的な成分が含まれています。また、うつ病などに関わるセロトニンという神経伝達物質の原料となるアミノ酸(トリプトファン)も酒粕に含まれているので、気分が落ち込むようなときも甘酒は有効です。

人気の甘酒はこれ!

おすすめの甘酒ボトル

市販されている甘酒は、大手酒造メーカーや菓子メーカーが製造元になっています。その中でも人気の甘酒を紹介します。

カクテルやデザートにも!甘酒のドリンク&スイーツ

甘酒のアイスクリーム

ファミリーレストランのジョナサンが、森永製菓株式会が販売する「森永甘酒」とのコラボレーションメニューを発売しましたが、ファミレスに限らずレストランやカフェ、居酒屋などでも甘酒メニューを取り入れるところが増えています。

甘酒はそのまま飲んでもおいしいのですが、ドリンクや料理に使うとさらに楽しみ方が広がります。ここでは手軽にできる甘酒レシピを取り上げてみましたので参考にしてください。

トマトジュースと甘酒のミックスドリンク

〈材料〉米麹甘酒90㏄、トマトジュース90㏄、レモン汁小さじ1

〈作り方〉グラスに材料を入れ、レモン汁を混ぜる。

豆乳割り

〈材料〉米麹の甘酒90㏄、豆乳(無調整)90㏄、

〈作り方〉材料をよく混ぜ合わせる。

甘酒プリン

〈材料〉米麹の甘酒100㏄、豆乳200㏄、粉ゼラチン5g、メープルシロップ適宜

〈作り方〉

  1. ゼラチンを大さじ1の水で溶いておく。
  2. 鍋に甘酒と豆乳を入れて火にかけ、ふつふつとしてきたら火を止める。
  3. ゼラチンを入れてよく混ぜ合わせる。
  4. プリンカップに3を入れ、冷やし固める。
  5. 固まったらメープルシロップをかけて出来上がり。

桃のシャーベット

〈材料〉桃1個、米麹の甘酒250㏄、水50㏄、レモン汁小さじ1

〈作り方〉

  1. 桃の皮をむき、適当な大きさに切る。
  2. 鍋に甘酒、水、レモン汁を入れ、弱火で10分ほど煮詰める。
  3. ミキサーに2を入れ、滑らかになるまで混ぜる。
  4. バットに入れて冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。
  5. 固まったらシャーベットグラスに盛りつけて出来上がり。

ブルーベリーカクテル

〈材料〉米麹甘酒100㏄、ベル―ベリーリキュール30㏄

〈作り方〉1.甘酒を温める。2.ホットグラスかマグカップにリキュールを注ぐ。3.温めた甘酒を加え、軽く混ぜ合わせて出来上がり。

甘酒ワイン

〈材料〉米麹の甘酒適量、赤ワイン(甘口)適量

〈作り方〉甘酒とワインを混ぜるだけ。しょうがやはちみつを加えると体を温める効果も。

まとめ

冷やした甘酒

いかがでしょうか?

甘酒は、日本の伝統食である味噌や納豆、醤油、漬物などと同じ発酵食品です。最近では「ジャパニーズヨーグルト」と呼ばれて海外からも注目されています。米麹や酒粕はまだまだ奥が深く、解明されていないことが多いのですが、今後ますます需要が伸びていくと予想されています。他店との差別化を図るためにも、甘酒を使ったヘルシーメニューを取り入れることをおすすめします。

シンプルだから、使いやすい。ユビレジ 和食店導入事例